ABCD

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Association Budo Culture for the Disabled    ABCD

国際障害者武道協会とは・・?
ABCD ? 

スウェーデンの北部、ルレオ工科大学で理学療法士の資格を取得するのに、障害者武道講習を受けることが必修化されています。その方法を日本に紹介する事業からスタートしました。
 
どの武道、どの流派でも、どの学校でも
障害者のために工夫できることを広く理解して頂くための広報活動を中心に行っています。
 
いかなる流派・団体にも所属しない、自由な広報・支援組織であって、また障害者武道の参加者・協賛者を組織化することを目的とした団体ではありません。
 
このような広報・支援組織などいらない社会を目指します。
解散を目指す組織です。
会員制度をとりません(加盟の先後によるトラブルを避けます)。
自由に御利用いただければ幸甚です。 
 
なおABCDとは、Association Budo Culture for the Disabled(障害者のための武道文化協会)の略です。

みんなの武道  それぞれの武道
Budo for all.   Budo for everyone. 

障害者に試合はできるのか? とよく聞かれます。
もちろんできる方もたくさんいます。先入観は禁物です。
ただ、必ずしも試合は不可欠な制度ではないと考えます。
 
試合はできなくとも、自己研鑽により上がっていく級・段位を励みにしていただけると思います。スポーツには無い制度です。
 
「それぞれ武道」があるはずです。
 
 

障害者武道とは・・?

「障害者武道」なるものは存在しません。
「武道」があるだけです。
「武道」それ自体が障害の有無に関係なく開かれていると考えています。
 
「障害者武道」という新しい領域を作ろうとは考えておりません。
 
仲間と一緒に大きな声を出しながら稽古することが大きな成果を上げる例も多くあります。強くなったイメージを持ちながらの稽古は精神的にも多く違うと考えられます。
 
道場は是非、新たな生徒として障害者を受け入て下さい。
障害者が可哀想だから受け入れるのではありません。
例えば知的障害ある子の中には予定を変えられない子がいます。
台風が来ても稽古を休みません。
「風邪気味だ」と稽古を休む健常児には良い刺激です。
 
月謝もきちんと頂くべきだと考えます。
 
障害者は自らの意志でリハビリ・ハビリ効果がある運動を行います。
障害者の家族も道場に行っている間は介護軽減されるはずです。
そして、道場来ている健常者である生徒達も多くを学ぶのです。
そんな幸せの循環を目指しています。
 
 

「障害者」という言葉・・

「障害者」「障碍者」「障がい者」という言葉を使いすぎでは・・・
団体の名前からして「障害者」が入ります。
講習会でも使用しています。
 
「害」を「がい」に変えても問題は解決しない。
たぶん「障害者」が武道をすることが当たり前の社会になれば、
こんな団体はいらなくなります。言葉の使用回数も減るでしょう。
 
最近「女性」「女性」という言葉をあまり使わないような気がしませんか。差別や障壁が無くなったとは思いませんが、女性が宇宙に行こうが大騒ぎする時代ではなくなりました。
 
障害者を巡る状況が変化するまで、どうかお許し下さい。話をわかりやすくするために使っています。
 
あえて「障害者」の定義をいたしません。
講習会のサブタイトルに私たちの気持ちが込められています。
武道 for All  武道 for Everyone 
 

どんな奴がやっているの?
そもそも大した団体ではありません。
この世界の先駆者だとも考えていせん。
先駆的な活動をなさってきた先生方が大勢いらっしゃいます。
 
それでも顔を見ないと不安ですね。公開して責任をとります。
顔を見てがっかりしないように。
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責任者の松井完太郎です。千葉にある体育大学に勤務しています。
 
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講師のポントス・ジョハンソンです。時々日本に来て講習会に参加します。元パラリンピック、スウェーデン水泳代表。脳性麻痺で歩けなかったが武道の研鑽で歩けるようになった経験を持ちます。