8月9日に行われたベラルーシ大統領選挙では、80.1%の投票を得た現職ルカシェンコの当選が発表されましたが、投票日に出口調査を行っていた反対派(チハノフスカヤを擁立)はその発表を受け入れず、大規模な抗議活動を起こしました。抗議活動は、ルカシェンコ退陣と再度の大統領選挙の実施、憲法改正等を要求しています。
 ベラルーシの地政学的位置から直ちに理解されるように、その情勢の帰趨如何はロシアの安全保障に直結します。特にウクライナがカラー革命で「変色」したため、ベラルーシはロシアにとって米欧の東方拡大を阻止するための最後の緩衝地帯です。しかも、EU諸国の中でロシアに批判的なバルト3国やポーランドがいち早く抗議活動を行う市民活動に対する連帯と支援を表明するなど、米欧がルカシェンコ政権に対する厳しい姿勢を強めており、ベラルーシ問題はロシアと米欧が影響力を争う「第二のウクライナ問題」という性格を帯びようとしています。
 アメリカは国務省のビーガン国務次官をロシア以下の関係諸国に派遣して、反対派へのテコ入れを強める構えを示しています。欧州諸国の対応は必ずしも一枚岩ではないことが窺われます。ロシアは、ウクライナの苦い経験を踏まえ、西側の干渉を強く牽制するとともに、自らは内政不干渉の立場を強く押し出しています。具体的には、プーチンがこれまでにルカシェンコと4回の電話会談を行う一方、反対派に対しては、反ロ的な動きに対しては強い警戒感を示しつつも、反対派の主張も一枚岩ではなく、流動的であることから、慎重に見守る姿勢を取っています。プーチンは26日にルカシェンコとの電話会談で、新型コロナ・ウィルス・ワクチンの最初の提供先としてベラルーシを含めることを約束しましたが、これはルカシェンコに肩入れになると同時に、流行が拡大して不安が増大している同国市民に対するロシアの連帯表明という意味合いも込められているとみてよいでしょう。反対派の動きは、タス通信の報道で見る限り、「反ロ」と決めつけるのは尚早だと思います。
 ベラルーシ情勢に関する、ニューヨーク・シティカレッジ教授(ラジャン・メノン)及び2006年-2014年にスエーデン外相を務めたカール・ビルトの興味深い文章にも出会いましたので紹介したいと思いますが、今回はまず、これまでのタス通信等の報道を整理して紹介しておきたいと思います。メノン及びビルトの分析・観察の的確さは、今回紹介する以下の事実関係を踏まえると理解が深まると思います。
<欧州の反応>
 タス通信は欧州側の動き・反応について断片的に報道しています。
○シャルル・ミシェル欧州理事会議長(8月19日の欧州評議会ビデオ会議後の声明):「EUはベラルーシ情勢を克明かつ関心を高めながらフォローしている。8月9日の選挙は自由でもなく公正でもなかった。したがって、我々はその結果を承認しない。」「ベラルーシ人民は自らの未来を決定する権利がある。」「独立した自由なメディア及び力強い市民社会に支えられた平和的で民主的なプロセスのみが持続可能な解決をもたらす。第三国を含むすべての関係者はそういうプロセスを支持するべきである。」「EUは近く、暴力、抑圧及び選挙結果ねつ造に責任がある個人(複数)に制裁を科することになる。」
○ポーランド・モラヴィエスキ首相(同会議後の発言):「我々全員がベラルーシで新しい選挙が行われるべきだと確信している。」(ただし、このポイントはミシェル議長の声明には入っていません。)
○ドイツ・メルケル首相(同会議後の発言):「ベラルーシが自分自身で自らの道を見つける必要があること、それは国民的対話を通じて行うべきであることは明らかだ。」「外部の干渉はあってはならない。」「ベラルーシ住民は自分たちが何を欲しているかを知っている。だからこそ、ベラルーシは独立の道を取り、自国内で決定を行うことを望む。」
<ロシアの対応>
○8月20日にロシアのプーチン大統領は欧州理事会のシャルル・ミシェル議長と電話会談を行い、ベラルーシ指導部に対する圧力及び同国で起こっている動きに対する外部の干渉は、いかなるものであれ非生産的であると強調しました(8月20日ロシア大統領府英語WS)。
○同日、大統領府のペシュコフ報道官も、「勢力、国は特定しないが、間接さらには直接の干渉がある。それ故に心配している。」「もう一度言う。ベラルーシの問題はベラルーシ人自身によって、対話そして法的枠組みの中で解決されなければならない」と述べました。またペシュコフは、「ロシアを含む外国が反対派と対話を始めたら、内政に首を突っ込むことになる」と述べて、反対派との対話に対する消極的姿勢をのぞかせました。再度大統領選挙を行うことを要求している反対派の立場に対する反応を問われたことに関しても、「プーチンはルカシェンコの選挙での勝利を祝福した」と答えて、否定的反応を示しました(同日タス通信)。
○プーチン大統領は8月21日に安全保障会議常任委員会会議を招集し、彼が各国指導者と行った電話会談の内容を通報するとともに、ベラルーシ内政に対する外部の干渉は受け入れられないこと、同国指導者と市民との間の対話を通じた政治解决以外の手段はないことを強調しました(8月21日ロシア大統領府英語WS)。
○ロシア外務省・英語WSは、8月19日に行われたラブロフ外相のロシアTVとのインタビュー抜粋並びに23日にラブロフがあるフォーラムで行った発言及び会場からの質問に答えて行った回答を掲載しています。長いのですが、次のように要約できると思います。
 ラブロフは西側の動きを、ベラルーシの内政上の困難につけ込んだ干渉であり、その狙いは人権・デモクラシーとは無縁の、世界を西側に引き込もうとする地政学であると断定します。そういう西側の動きを批判してラブロフは、欧州安保協力機構(OSCE)には特定国の出来事に対応する上での国際法的枠組みが存在しており、ベラルーシ問題に対処する上でもその枠組みを遵守するべきであると主張します。
一つは、ベラルーシは主権国家として憲法上の法律・手続きを持っており、今回の選挙結果を疑問視する場合にも、その法律・手続きに基づいて行わなければならないということです。もう一つは、OSCEのもとで設けられている民主制度人権局(ODIHR)がOSCE加盟国の選挙をモニターすることになっていることです。しかし、西側はベラルーシの主権を尊重せず、ODIHRはその役割(モニター員を派遣して選挙をチェックする)を果たさず、もっぱら反対派の主張を鵜呑みにしているのは許されないということです。
 ただしラブロフは、今回の選挙は完璧なものだったというつもりはないし、問題があったことを示唆するものもあると述べ、ベラルーシ指導部も反対派市民と対話をスタートさせる用意があることを指摘します。ラブロフはまた、ベラルーシ反対派の一部(反対派が結成した調整評議会を含む)に問題の平和的解決を望まない動き、なかんずくロシアとの対抗姿勢を露わにする動きがあることには強い警戒感を示します。ラブロフは、ベラルーシの人々が「ロシアか欧州か」というお決まりの破壊的・地政学的な主張に惑わされることなく、自分たちで問題解決の道筋を探し出すことを望んでいると強調しました。ラブロフによれば、「ロシアか欧州か」というロジックは、2004年及び2014年にウクライナで政争が起こったときにEU諸国が持ち出したものです。
 特にラブロフは、8月23日の冒頭発言の中で、21世紀国際関係を規律するのは国連憲章の諸原則、すなわち、主権の対等平等、相互尊重、内政不干渉であるにもかかわらず、西側諸国は国連憲章諸原則を無視し、「規則に基礎を置く秩序(rule-based order)」という新たな基準を持ち込んで、国際関係を自分たちの都合にいいように作り替えようとしていることに警戒感をあらわにしています。ラブロフは、米欧は21世紀国際社会が多極化された世界であることを認めようとせず、多極的世界秩序の登場・形成という歴史の必然的流れを阻止しようと躍起になっていると指摘します。アメリカの場合、政権転覆を目指す軍事干渉と域外適用まで含む経済制裁がそのための手段です。
 EUもアメリカとともに「東方パートナーシップ」のもとで旧ソ連邦諸国に対する働きかけを進めました。ラブロフは2014年にウクライナで起こったことを想起します。西側はウクライナ危機を克服するための合意を仲介し、署名しました。ところが翌朝、反対派がその合意を足蹴にするや、そのなりゆきの方が自分たちに都合が良いと判断した西側は、自分たちが仲介した合意を無視したのです。ラブロフは、「西側が合意を尊重しないという事実は深刻であり、我々はそのことを考慮しなければならない。彼らは今やその方法をベラルーシに適用しようとしており、彼ら流の仲介をオファーしている。西側が唯一の実効ある解決は西側諸国も加わった仲介であると言うとき、我々はウクライナで起こったことを思い出す」と述べ、「ベラルーシの人々は独立して問題の解決を図らなければならない」と訴えるのです。
○ペシュコフ発言(8月24日。対記者):「これまでのところ、抗議者側の挑発は起こっていない。法執行当局も任務を正しく遂行していることに我々は留意している。将来にわたって挑発が避けられ、防止されることを願っている。」ベラルーシのデモが暴動に発展していないことに鑑み「法執行上の厳しい措置の必要はない。」(反対派の調整評議会との話し合いについて聞かれて)「我々は接触するチャンネルを持っていない。話し合いは行われていない。」「我々は(反対派と)接触するものを批判するし、それは間違っていると考える。我々自身がそれを行うつもりはない。少なくとも、いわゆる「熱い局面」にある今はしない。」(反対派の中に反ロシア的見解を表明するものがいるかという質問に対して、調整評議会はインフォーマルな組織であるとした上で)「さまざまな問題に関する立場は流動的で、変化している。」「明確な立場というものはなく、(その質問について)判断を行うことは難しい。」(ルカシェンコが防弾チョッキを着け、機関銃を持って自宅に戻ったことについてのコメントを求められて)「その問題には答えない。」
○プーチン(8月26日の閣議での発言):プーチンはルカシェンコとの会談の内容を説明し、「両者はベラルーシがワクチン最終段階治験に参加すること及びベラルーシはワクチンを受け取る最初の国の一つになることに同意した」と述べました。
<政権側の動き>
○ルカシェンコ大統領(8月21日。国内向け演説):「アメリカは抗議を計画し、指導している。欧州諸国も一緒に動いている。ワルシャワ辺りに「特別センター」が設置された。西側諸国はロシアに対してベラルーシ・カードを持ちだし、「バルト海-黒海コリドー」で最後に残っているのがベラルーシだと言っている。」「私はロシア大統領にベラルーシ情勢について警告した。」「ベラルーシ問題は、ベラルーシにとっても重要だが、ロシアにとっても同様に問題だ。」「攻撃されているのは真っ先にロシアだ。しかし、西側は我々をも破壊しようとしている。我々は抵抗するから、西側は失敗するだろう。」
○ルカシェンコ(8月22日。軍関係者に対する発言):「すべては明らかだ。すべては、この国の政治的緊張を煽ってカラー革命を行う計画に沿って動いている。」「通常は政権を転覆させるために国内の緊張を煽るものだ。しかし、政権が強く、頑強に抵抗するので、彼らは外の要素も使っている。」「NATO軍が国境に向かっている。」「これは反対派を応援し、我々をOSCEとの話し合いに追い込もうとするものだ。」こうした行動及び西側諸国の声明は「ベラルーシ情勢に対する直接の干渉だ。」
○ルカシェンコ(8月23日。グロドゥノ市の支持者に対する発言):「(内務省等に対して)グロドゥノその他における秩序を回復する」任務を与えた。「煽動者と面倒を起こすものたちをすべて慎重に洗い出す必要がある。彼ら全員のリストを持っている。」「黒幕はグロドゥノ住民でもなければ、ベラルーシ市民でもない。彼らはワルシャワかヴィルニスのどこかにいる。」
○8月24日:調整評議会のメンバー2人(オルガ・コヴァルコヴァとセルゲイ・ドゥヴレフスキ)を拘留。
○8月25日:内務省、非合法的抗議に参加したものに対して、過去24時間に39件の行政的及び3件の刑事的立件を行ったことを発表。また、最高裁判所は、チカノフスカヤによる選挙結果無効の訴えに関する刑事的手続き開始を却下。軍のフォルフォヴィッチ参謀総長は、国内的脅威に対して軍が国家を防衛する用意があることを表明。
<反対派の動き>
 毎朝チェックするタス通信・英語WSのニュースを見ていて気づいたのですが、ベラルーシに関するものが多いのはもちろんですが、価値判断を交えずに淡々と報道しているという印象を受けます。反対派の動きも事実関係を中心にしていますし、ルカシェンコ政権に肩入れしているということもないのです。「ルカシェンコが防弾服を着て、むき出しのカラシニコフ銃を持ってヘリコプターを降りて自宅に向かった」というニュース(8月23日)などは、見方によってはルカシェンコに対する批判的意味合いが込められているようにも思えます。以下では、タス通信が報道した反対派の動きを紹介します。
○調整評議会による7人幹部会選出(8月19日):スヴェトラナ・アレクシェヴィッチ(ノーベル文学賞受賞者)、リリア・ヴラソヴァ(法律家)、マクシム・ズナク(法律家)、セルゲイ・ドゥヴレフスキ(ミンスク・トラクター工場ストライキ委員会メンバー)、オルガ・コヴァルコヴァ(大統領候補スヴェトラナ・チクハノフスカヤ公認代表)、マリア・コレスニコヴァ(チクハノフスカヤ陣営一員)、パヴェル・ラトゥシュコ(国立ジャンカ・クパラ劇場前支配人)
○調整評議会第1回会議が採択した決議(8月19日):「調整評議会は、政治危機克服の唯一の方法は交渉を直ちに開始し、合法性を回復し及び新しい選挙を行うためのメカニズムを作り出すことだと確信する。」「当局が交渉を逃げようとするならば、ベラルーシの政治的経済的危機が深まることについて当局が責任を負うことになる。」「新しい選挙が行われ、それ以外の要求が満たされるまで、ベラルーシ人民は、法及び正義が回復されるまで、憲法によって保障された市民的権利を追求していく。」市民的権利として、「労働及びストライキの権利、強制労働の禁止、平和的行動の権利、法的保護の権利、意見及び信念を表明する権利、十全かつ信用できる情報を得る権利、所有物を管理する権利」を挙げる。
○パヴェル・ラトゥシュコ(調整評議会7人幹部会メンバー)のタス特派員の質問への発言(8月20日):「我々は(ロシアと接触する)用意が完璧にある。我々の立場を紹介する用意もある。我々の計画にはロシアとの関係を破壊する目的があるとしばしば批判されるが、それは全くのナンセンスであり、そんな計画はない。」「我々は、我が国の外交政策のあり方については考えておらず、今ある形、すなわちロシア連邦との極めて友好的で深い関係を前提として動いている。」ただし、「ベラルーシは歴史的に欧州文明の一部であり、EUと協力することも望んでいる。我々は、東と西との間で強力かつ安定した架け橋になることに関心がある。」「我々はEUとロシアが行った声明に留意している。…ロシア外相は(大統領)選挙が完璧なものではなかったと述べた。(そう言うことで)ロシア側は対話を呼びかけている。」「我々は何度も対話を提案してきたし、今すぐにも開始する用意がある。ベラルーシは自分の問題を自分自身で解決しなければならない。」
○ヴァレリ・ツェプカロ(反対派指導者・大統領選挙立候補登録を拒否された)発言(8月21日):「(ルカシェンコとの)妥協はない。ルカシェンコは10年間憲法改正を約束し続けてきた。しかし、それは時間稼ぎのための見せかけに過ぎなかった。」「我々は、西側及びロシアの世論に対してベラルーシで何が進行しているかを伝えることで、政権をやめさせ、民主的選挙が行われるように努力した。しかし、ダメだった。」「反対派は権力交代に関して2014年のウクライナのシナリオを繰り返したいわけではない。ウクライナのシナリオは望まない。ウクライナでは選挙という枠組み外の革命が起こった。しかし、ベラルーシは現在の情勢を抜け出す法的方法を見つけたい。誰も流血を望んでいない。」
○チハノフスカヤ(8月21日):(反対派の目標を聞かれて)「暴力はストップしなければならず、政治犯は釈放されなければならず、新しい選挙が行われなければならない。」「政府が国民の声を聞くことを望むし、そう信じている。大統領が国及び人民を愛するというのを聞いてきた。今、彼は人民が変化を望んでいることをハッキリ分かったはずだ。」
○パヴェル・ラトゥシュコ(8月23日):「我々は(1994年憲法復活に関する)国民投票を主張している。」
○パヴェル・ラトゥシュコ(8月24日。タスへの発言):「法執行当局の調整評議会メンバーに対する行動及び刑事的立件が行われることは、評議会と当局との間の対話の可能性を狭めるだろう。」評議会の使命は現在の政治的混乱から抜け出すための市民社会と当局との対話を成立させることであり、最近のラブロフ発言はベラルーシ社会における対話の重要性を指摘し、EUの外交政策トップも評議会を対話成立の道具にする重要性を強調していると指摘して、「当局の以上のような行動は評議会の可能性を制限することになる。」
○チハノフスカヤ:8月25日にアメリカ国務省のビーガン副長官とリトアニア首都で会見し、「ベラルーシ情勢及び市民社会が同国のデモクラシー及び人権を強化するすべについて話し合った」(米国務省発表文)。
○チハノフスカヤ(8月26日):(米フォックス・ニュースとのインタビュー)最近の情勢の下でロシアが何かする可能性について問われて「我々はロシアではない。ベラルーシだ。」「我々人民は民主国家のもとで暮らしたい。いかなる国家も我が人民の決定に影響を及ぼすべきではない。」チハノフスカヤは、抗議者が親西側の考えを支持し、ロシアに反対しているという主張を退けた。(ポーランド・メディアとのインタビューで)「我々がロシアとの国境を閉鎖しようとしているというものがいるが、それはナンセンスだ。」新しい選挙が行われた場合における対ロシア政策に関する質問に対しては、その政策は選ばれる大統領が決定するだろう、自分の目的は新しい大統領選挙を行うことだと強調した。
○スヴェトラナ・アレクシェヴィッチ(ノーベル文学賞受賞者):8月26日にベラルーシ調査委員会に召喚されて出頭。記者の質問に対して「私は極めて冷静だ。なんの罪の意識もない。我々はすべてを合法的に行ってきたと思う。調整評議会の目標は社会を団結させ、政治危機を克服することだ。我々はクーデターをしようとしているのではない。我々はベラルーシ国家の創造を目撃しつつある。我々は平和的道を提起している。これは、人間の生命に価値があり、人民がその生命を評価するという時代が要求することである。」「我が評議会は状況に対応できていない。我が市民社会は強いとは言え、(情勢が要求するほどには)強くない。したがって、我々は世界の支援、多分ロシアの支援も、必要としている。」「私の理想は、片手に緑と赤の旗(注:現在のベラルーシの国旗)、片手に赤と白の旗(注:以前のベラルーシの国旗)を持つことだ。」