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コラム

中東危機の元凶-狂気のネタニヤフと頑迷なバイデン-

個人的・政治的保身がすべてのネタニヤフの狂気とイスラエル支持・支援しか眼中にないバイデンの頑迷が世界を巻き込む中東戦争の勃発を招こうとしている。タイム、ネーション及びアルジャジーラが期せずして同じ8月1日に掲載・発表した文章が異口同音に指摘した中東危機の真因です。個人的政治的延命に執着するネタニヤフがアメリカを引き入れる対イラン・中東戦争を画策し、イスラエルの存続確保を至上課題とする確信の虜になったバイデンはもはや大局的判断ができない痴呆状態に陥っている。3文章に共通する認識と言えるでしょう。ネタニヤフの狂気で世界の前途が左右されかねない事態に陥っており、「世界一極支配」という妄想に今なおしがみつく年老いたバイデンはその狂気に振り回されている。21世紀の世界は今なお…

コラム

パレスチナ問題と北京宣言-中国「大国平和外交」-

ネタニヤフ暴走に対してイラン及び抵抗枢軸が今後いかなる対抗措置にでるかは予断を許しません。しかし、歴史的大局的に見れば、ネタニヤフの「悪あがき」が歴史の流れを変えるとは思われませんし、「世界の一極支配」の妄想にしがみつくアメリカ(次期大統領が誰になろうとも)のもくろみ通りに中東情勢が展開することもあり得ないでしょう。
以上を確認すれば、目先の枝葉末節に目を奪われることなく、パレスチナ問題の本質に立脚し、その平和的解決を目指す動きに注目し、フォローすることこそが、私たちの持つべき基本的視点であることが理解されます。中国の仲介外交とその成果である北京宣言について考察する意味はここにあります。

コラム

朝鮮戦争停戦71年国際シンポジウム発言
-朝中ロ対米日韓の構図と私たちの認識・対応-

私がもっとも言いたかったことは、顕著になる「朝中ロ対米日韓」の対決の構図に関する認識・対応を誤ってはならない、ということでした。すなわち、①この対決の構図には短期的・当面的性格と長期的・本質的性格という二面性がある。②長期的・本質的性格とは、朝鮮半島問題の平和的解決(朝中ロ)か軍事的解決(米日韓) かに関する対立であり、どちらの側が正しいかは直ちに判断できるし、したがって私たちが対応を誤る恐れは少ない。他方、③短期的・当面的性格とは、双方が軍事的に一歩も譲らないというパワー・ポリティックス的様相が前面に押し出されることを指す。この場合、パワー・ポリティックスを体質的・原理的に受け付けない私たちは…

コラム

プーチン訪朝
-首脳会談、新条約、安保理制裁決議-

ロシアのプーチン大統領は6月19日に朝鮮を訪問しました(当初は18日及び19日の2日間の予定でしたが、ピョンヤン到着は19日未明にずれ込みました)。首脳会談、包括的戦略的パートナーシップ条約及び朝鮮に対する国連安保理制裁決議の3点について、ロシア側文献(ロシア外務省ザハロワ報道官の安保理制裁決議に関する発言、プーチン訪朝の意味について論じたロシア人専門家文章を含む)の内容を重点的に紹介します(なお、朝鮮中央通信によれば、この条約のほか、豆満江国境自動車用橋の建設に関する協定と保健、医学教育及び科学分野での協力に関する協定も締結されたことが明らかになっています)。
 ロ朝関係の急速な進展を西側メディアが歓迎するはずはありませんが、…

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