「まえがき」より
本書は,「微分と積分 1, 2」の続編として,
微分積分法の基礎理論の平易ながらも体系的な記述を目指すものである.
「学習の手引き」によれば,「微分と積分 1, 2」に目を通した読者をとりあえず想定しているが,
前2分冊と独立に読んでもよい.
とある。言い忘れたが、本書は「岩波講座 現代数学への入門」全 10 巻( 20 分冊)
の第 3 冊にあたる。第1冊は青本和彦著「微分と積分 1」 、
第2冊は高橋洋一郎著「微分と積分 2 」である。
本書は、同講座の深谷賢治著「双曲幾何」と同時配本である。
また、本書は後に「現代解析学への誘い」という名前でまとめられ単行本化されている。
続編だからか、記述の程度は高く、私には理解できない個所がほとんどである。 p.60 にある図 2.8 が「面積不確定な領域の例」としてあり、その (b) が、乱視を見つける図形に見えて困った。
このページの数式は MathJax で記述している。
書 名 | 微分と積分3 |
著 者 | 俣野 博 |
発行日 | 1996 年 8 月 27 日 |
発行元 | 岩波書店 |
定 価 | 2分冊合計定価 3495 円(本体) |
サイズ | **版 204 ページ |
ISBN | |
その他 | 越谷市立図書館にて借りて読む |