デナリ


デナリ峰ウエストバットレスへのヘッドウォール?に向かう仕立隊員

日程概要
4/20 関西空港〜ソウル
4/21 ソウル〜アンカレッジ
4/22 アンカレッジ〜タルキートナ
4/23 タルキートナにて準備
4/24 タルキートナ〜LP〜RC1(泊)登山活動開始
4/25 RC1〜RC2(泊)
4/26 RC2〜RC3(モーターサイクル・ヒル)〜(順応活動)(泊)
4/27 RC3にて悪天のため停滞(泊)
4/28 RC3にて悪天のため停滞(泊)
4/29 RC3〜ABC(泊)
4/30 ABC〜ヘッドウォール上部まで順応(泊)
5/1 ABCにて悪天のため停滞(泊)
5/2 ABCにて悪天のため停滞(泊)
5/3 ABCにて悪天のため停滞(泊)
5/4 ABC〜LP(泊) 登山活動終了(計11泊)
5/5 LP〜タルキートナ
5/6 タルキートナ〜アンカレジ
5/7 アンカレッジ滞在
5/8 アンカレッジ〜ソウル
5/9 ソウル〜関西空港

海外遠征登山の経験がない仕立でしたが、
高所における登山とはどういうものかを知る意味で、非常に有意義な登山であった。

もちろんデナリ自身、トレーニングという意味だけではなく、とても魅力のある山であり、
是非とも登頂を果たしたかったのだが、日数が少なかったこともあり、登頂はあきらめざるを得なかった。

登頂はできなかったが、高度順応の進め方や、高所における自分の体の反応など知る上で役にたった。
また、デナリは緯度が高く、時期的にシーズンよりも少しはやかったことなどもあったので、
ダウラのプレ登山としてヒマラヤに近い状況、もしくはそれ以上の過酷な状況を味わえたので良い経験となった。

デナリはすべてが一瞬に凍りつくほどの寒さであった。
過酷な状況に耐える、という効果はあったと思う。
そしてなによりも、長いテント生活、高所順応のための比較的のんびりとした行動など、
遠征経験のない私としては初めての経験であり、ダウラギリ遠征における良い経験になった。

仕立 記