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登攀活動 その7
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C1上部からニルギリとアンナプルナ
10月1日 晴れ時々ガス
5時起床。よく眠れたような、眠れなかったような朝だ。
6時45分BC発。
13時45分C1着。
途中、クラブイエティ隊のローカルポーターのダワとすれちがう。
明日がだめなら7日にアタックするそうだ。
C3へ向かうアタック隊の足取りは重そうだ。
きつい登りなのだろう。
C1上のセラックが不気味に傾いている。
スペイン隊は、そちらにタルチョをかざしている。
東壁の雪も少し落ちたようだ。
10月2日 晴れのち曇り時々雪
夜中の1時すぎより仕立君の調子が悪くなり、嘔吐と下痢を繰り返している。
7000mラインを2回往復しており、調子も悪くなかっただけに、
高山病とは思えず、食中毒だろうか、朝まで様子をみて今後のことを決めることにする。
朝方には、落ち着く。
3人で話し合い、宮川・山田で1次アタックし、仕立・アンプーリで2次アタックをすることにする。
7時半C1発。12時前にC2着。
仕立君はC1ステイとする。
C2に泊まっていたゴンブーも昨夜は嘔吐したそうだ。
シェルパでもそんな時もあるということか。
本日アタックしたスペイン隊は、トラバース部分の雪質が悪いからと降りてきた。
イエティ隊は、同じく引き返した臼井氏を除き突っ込んだようだ。
ゴンブーからは、いったんC1に下って明日上がってくるから、
4日C3入りし、5日に一緒に頂上アタックすることを薦められる。
パイササーブは、酸素を使うことになっているし、アタックが楽になることは、間違いない。
でもアタックくらいは、自分の力で登りたい。
予定通り明日C3へ向かうことにする。
ゴンブーはC1へと降りていった。
アタック隊は、登頂し17時すぎにC3についたとのこと。
良かった。(実際には、23時ころC3に帰着したのだが、
C3付近は、BCともC2とも交信が困難なので仕方あるまい)