登攀活動 その2


BCでの食事 

9月14日 雪のち雨
本日も停滞。仕立君自作のサイコロで、バラッシュ(サイコロ賭博)をしてすごす。

石井隊長より、FIXが足りない旨相談がある。
我々のFIXやスノーバーも供出することにする。
結果的に石井隊のシェルパがルート工作の主導権を握ることになる。
不本意ではあるが順応もできていない状況では、仕方あるまい。

その後ニマと談笑する。モーニングティのときの呼び方を教えてもらう。
パラサーブはわかるが、仕立君はダジュ(兄貴)、宮川さんは、バジュ(グランドファザー)だそうな。
BCでは、毎朝ニマのその呼びかけで起きることになる。  

9月15日 晴れのち雨 
久しぶりに青空を見る。

石井隊のサーダー ゴンブーにFIXと若干のスクリューを渡す。
明日、RC入りし、C1へのルート工作をするとのこと。

個人テントで、食堂テントで、皆それぞれリラックスして過ごす。
仕立君の塩狩峠を読む。

9月16日 晴れ
アンプーリと石井隊のシェルパ2名が6時ころ、出発する。
アイガー岩壁の下をいく1人は、少し遅れている。
表層雪崩にヒヤッとするが、無事だったようだ。

石井隊のシェルパは、先を急ぎ、アンプーリはFIXを掘り起こしながら行ったとのこと。

BCでは、ドイツ・スウェーデン隊がBC入りし、イタリア隊のヘリが飛来した。

クラブイエティ隊のインマルを借りて、コスモの大津さんと留守本部の富永さんにTEL。
群馬隊は、16日に名塚さんが17日に星野さんら3名が到着する予定とのこと。

午後アンプーリと談笑。頂上には行きたいが、サポートに回るとのこと。

山田 記

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