登攀活動 その12


C3への登り

10月10日 晴れ

 
風も弱まり、アンプーリ、仕立、山田、名塚の順でC3に向かう。
ビスタリ行く。名塚さんが追い上げてきて、先に行ってもらう。
下降に移ったアンプーリとすれ違い、C3に到着。

散乱したC3の整理を始めた名塚さんを手伝う。
C3でのテントの張りなおしは、それなりに疲れる。

中でお茶を沸かすが、仕立君が遅れている。
スピードの遅さに名塚さんからは、仕立君を今日中に下ろすべきだと強く言われる。

登るスピードは確かに遅いが、
それは弱いからではなく登り続けるしぶとい体力をもっていることを知っている私は、
簡単にそうですかというわけにはいかない。

最悪、石井隊の酸素があること、
万が一調子が悪くなっても私が責任を持っておろすということで納得してもらう。

山田 記

その11へ  その13へ