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名演2006年1月例会 劇団スイセイ・ミュージカル公演 


演出・原案・脚色/西田直木 台本/高橋由美子
音楽/八幡茂 振付/吉田潔 スーパーバイザー・振付/中川久美
美術/野村真紀 照明/市ヶ谷昌典 衣裳/石井早苗


1月26日(木)6時30分
  27日(金)1時30分
        6時30分

名古屋市民会館中ホール
 地図  
1 会費     
 月額 2600円 
 22歳以下  2000円  
 高校生以下 1300円

2 入会金 
 2900円 
 22歳以下  2300円 
 高校生以下 1600円


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みどころ

あらすじ

感想文

出演

関連サイトリンク   

夢ライブ2005 

夢があるから!通信1号(PDF)
夢があるから!通信2号(PDF)
夢があるから!通信3号(PDF)
夢があるから!通信4号(PDF)

100回記念公演パーティ in名古屋 NEW!

夢があるから!

何度も夢は 傷ついたけれど
いつでもこの胸にいだいてきた 今日まで
これから先も 私たちの道
照らしてくれるでしょう どんな時も 明るく

夢があるから 夢があるから 希望を道連れにして
夢があるから 夢があるから 歩き続ける

夢があるから 夢があるから 昨日に別れ告げて
夢があるから 夢があるから 羽ばたこう今 
 
         

 スイセイ・ミュージカルは、1995年以来、プロデュース公演としていくつかのミュージカルを上演してきました。メインキャストは著名な俳優や歌手、豪華な舞台装置と衣装・・そういう公演を重ねる中で、舞台上から贈りたいものは、きらびやかな衣装や豪華な装置とかいうものではなく、人の心に響く〈作品〉であり、舞台と客席を繋ぐ感動の共鳴なのではないかと思いはじめました。そのためには、明確なテーマを決め、すべてのスタッフ、キャストが作品主体の創造活動に真摯に参加する環境が必要だと考え、そういう経過を経て1998年劇団スイセイ・ミュージカルとして活動を開始しました。
 今回の『夢があるから!』も劇団スイセイ・ミュージカルの中で再構築され、1999年の初演から現在まで、劇団員全員の信頼関係と結束力によって大きく羽ばたいて今では劇団の大切な財産になっています。

 『夢があるから!』は、1950年代から60年代のアメリカと日本を舞台に、現在も女優、振付家として活躍中の中川久美さんの半生をモデルとして作られたミュージカルです。

 物語は、1954年のニューヨークから始まります。誕生日に父から贈られたミュージカルのチケットを手に、初めて劇場に足を踏み入れた少女・久美。以来、彼女はミュージカルに魅せられ、その日から舞台への道を志します。
 けれども彼女の進む道は、決して穏やかな道のりだけではありませんでした。アメリカ社会では日本人である事による人種差別。後に振付家として活躍する日本では、大スターの執拗なまでの嫌がらせの数々。そんな中でも彼女は常に〈夢〉を持ち続け前向きに生きる時には傷つき、苦しみながらも、試練を乗り越え成長していきます。

 一枚のチケットが開いた夢への扉。その向こうにはどんな出来事が待ち受けているのでしょうか。



 こんな時代だからこそ伝えたい言葉があります…「夢があるから!」

みどころ
1 国際的芸術祭 北京芸術祭にも招聘された秀作

 この作品は、1999年5月に初演の幕を開け、全国で公演し、その実績と作品が認められ、平成12年度文化庁移動芸術祭選定作品として、また、2002年にば、北京芸術祭“MEET IN BEJING 2002”招聘作品として多くの候補作品の中から選ばれ、その完成度の高さが評価されています。

2 ミュージカルならではの華やかな舞台。
 本作品のモデルで、ブロードウェイやラスベガスなどの舞台を経験した中川久美をスーパーバイザーとして迎え、豪華なショウ・シーンを再現。ミュージカルならではの見応えのあるダンス・シーンを楽しめます。

3 最高の舞台を創るスタッフ陣
 台本は劇団四季の出身で、『李香蘭』など数多くの作品を手掛けた高橋由美子。作曲は音楽座『とってもゴースト』等、日本を代表するミュージカル作曲家、八幡茂。そして演出にはスイセイ・ミュージカル『FAME〜フェーム〜』『ONLY ONE〜オンリー・ワン〜』などで、多くの評論家から絶賛を受けた西田直木。など、現在のミュージカル界屈指のスタッフ陣が務めます。

4 多彩な出演者
 出演は、音楽座出身で『シャボン玉とんだ宇宙までとんだ 』でも主演した福島桂子。 劇団四季出身で、『CATS』『コーラスライン』などの大作に出演した吉田 潔。 スイセイ・ミュージカル公演『FAME〜フェーム〜』や『ONLY ONE〜オンリーワン〜』などに出演し、その伸びやかな歌声には定評のある中村香織。 本作品には初演から出演し、本場ロンドンでミュージカルを学んだ実力派の吉田要士、劇団四季団員として数々のミュージカルやストレートプレイに出演。退団後、東宝ミュージカル『レ・ミゼラブル』で、メインキャストの一人であるマリウスを演じた田代久雄など、多彩な出演陣も見どころの一つです。


あらすじ

はじまりは、一枚のチケットから

 始まりは、1954年。名古屋に「名演」が誕生したころ。自由と可能性に溢れた街ニューヨークに、すてきな夢の扉が開かれようとしていました。
 ひとりの少女が、誕生日に父親から貰ったプレゼント。それは当時ブロードウェイで大ヒットしていたミュージカル『パリの踊り子』のチケットでした。
♪それはまるで別世界
 おとぎの国のおもちゃ箱
 素晴らしい夢を
 私に見せてくれた
 少女は、その日からミュージカルの世界を目指すようになります。少女の名は中川久美。アメリカ生まれの日系二世。

ACT.1 アメリカ1958〜65年

 久美はアメリカでもトップクラスの人間しか入れないというジュリアード音楽院でモダンダンスと振付を学んでいます。
 そんなある日、幼馴染みのまゆみと一緒のレストランで、日系二世のケンや、その頃テレビ放送が始まって間もない日本の放送局から研修に来ていた晃たちと知りあいます。
 いつか久美は、晃たちの励ましもあり、いくつものオーディションに受かってミュージカルの舞台に立っていました。いつの日か振付家になることを夢見ながら。
 でも順調なことばかりではありません。 
 売り出し中の女優スザンヌとその取り巻き立ちによる嫌がらせに堪えなければなりませんでした。スザンヌは久美を、というより日本人を憎んでいたのです。彼女の父親が太平洋戦争で日本兵に殺されたからです。
 久美の父親の頑固な反対もありました。かつてアメリカン・ドリームを夢見て自分が体験した人種差別の苦しみを、娘には味わわせたくないという思いからです。
 「パパ、私、勘当されることにします」

 久美たちは、ミュージカルの公演で、アメリカ全土を旅してまわっていました。あるときラスベガスのホテルで、スザンヌのタバコの火の不始末からぼや騒ぎ。でも、その場の行きがかり上、久美は何故かスザンヌをかばって、アメリカでの職を失ってしまいます。
 晃が言います。「日本に来ないか」 

ACT.2 日本1969年

 舞台は、高度成長経済真っ只中の日本へ。
 「大きいことはいいことだ」「OHモーレツ」・・・
 この頃の日本は、高度成長経済の波に乗り、万博(大阪)を翌年に控え、国中が浮かれておりました。
 晃の誘いもあって日本のテレビ局で仕事をすることになった久美ですが、彼女の振付の新しさが注目され、今や売れっ子振付家として、大きく羽ばたこうとしていました。
 けれども、また久美に新たな障害が待ち受けていました。
 大スター大海原朱里江登場。歌は本人が思っているほど上手くはない、踊りは踊れない。でも人気があるから、周りは太鼓持ちばかり。(誰をモデルにしたとか、今でもこんな大スターがいるのかとかいう詮索はしないでください。それこそ夢がなくなります。)
 久美にミュージカルの振付の仕事が来ます。主演は大海原朱里江。演目はよりによって『パリの踊り子』。踊り子が主役のミュージカルなのに、その主役が踊れないのじゃ話しにならない。久美は朱里江にダンスの個人レッスンを申し出る。それが朱里江の機嫌を損ねた。「大スターの私に下品なカンカン踊りをさせようっていうわけ」。
 それから続く朱里江の嫌がらせの数々。大スターの機嫌を損ねたら、芸能界じゃ生きてはいけない。
 やっと掴みかけた夢は、このまま潰えてしまうのか………。
 その時ホワイトナイト?じゃなくって、スザンヌ登場。
 スザンヌは、今やハリウッドの大スター。彼女は、ラスベガスでの出来事を久美に詫びながら、スザンヌがプロデュースする日米合作のミュージカル映画の振付を久美に頼みたいとやって来たのです。

 何度も挫折しかけ、困難に面するたびに、常に夢を持ち続け前向きに生きてきた久美。そこにはいつも自分を励ましてくれる仲間がいました。
 『夢があるから!』は、ともすれば未来への夢や希望を失いがちな今、夢を持って生きることの素晴らしさ、友情の尊さ、他者への理解と思いやりなど、人として生きるうえで大切なことを、あらためて思い起こさせてくれます。  


感想文より

★仕事でうまくいかず、くたぴれ果てていた時、この舞台に出会えました。勇気をもらいました。感動しました。「夢があるからあきらめない」(台詞)この単純なメッセージが胸に響きました。ミュージカルって、舞台って、つまり技術の水準だけじやないってこと(注「夢があるから」は、それも良かったと思うけど)あの一生懸命さ、みずみずしさ、心をうたないわけがありません。明日から、また頑張れます!(50歳・女性)
★感動しました。前向きに生きていこうという気にさせられる。つらいことも乗り越えられる気がした。(30歳・男性)
★歌がとても良かった。役者さんの歌唱カだけでなく、気持ちがズシズシと心に響いてきました。「夢があるから♪」この曲が特に素敵でした。涙腺がゆるみっ放しで、次から次へと涙がこぼれてきました。夢をかなえるのは中途半端な気持ちでは難しいことです。この舞台を観て、自分はもっともっと踏ん張らないとダメだなと思いました。(22歳・女性)
★とにかく良かった。久し振りの感動。頑張れ。(63歳・男性)
★私の歳になっても、舞台を見ているうち、また希望を与えてくれたような気がします。色々な思いにあわせて、思わず涙が出てしまいました。これからも頑張ってください。(63歳・女性)
★年齢のせいか、ミュージカルは苦手だと思っていた。だが、今回の「夢があるから!」は違った。解りやすい演出とストーリー。ふんだんに盛り込まれた歌と踊りも素晴らしく、時間があっという間に過ぎた。(73歳・女性)


<キャスト> 

中川久美 福島 桂子 アンサンブル 阿部 雅浩
中村 香織 富塚 清衛
進藤 健 吉田 要士 鷹野 浩之
桜井まゆみ 中村 香織 戸田 健二
金子 昌代 岡  綾絵
大海原朱里江 相原奈保子 吉井  維
スザンヌ・ハーパー 佐藤 志穂 桐生  泉
中川洋介 田代 久雄  
中川秋子 藤井 珠美
中沼艶子 吉村美喜子
リタ・ハーパー 山本 映子
金子 昌代
岡  綾絵


関連サイト

劇団スイセイ・ミュージカルウェブサイト http://suisei.m78.com/


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1月例会 スイセイ・ミュージカル公演『夢があるから!』100回記念パーティー in名古屋
日時 2月12日(日) 午後4時開会(開場は30分前) 6時閉会予定
会場 名古屋栄東急イン(オークルーム) 
名古屋市中区栄3-1-8 TEL 052-251-0109 地下鉄「栄」駅より徒歩5分
地図(mapion)

会費 4000円(食事・ドリンク付)
内容 ミュージカルショウ・歓談など(立食形式のパーティー)
司会 小島一宏 
東海ラジオ小島一宏モーニングあいランドウェブサイト

参加申し込み 名古屋演劇鑑賞会(名演会員の方)
主催 劇団スイセイ・ミュージカル TEL 042-370-8035
http://suisei.m78.com/ e-mail suisei@m78.com

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最終更新日 2006/01/011