1. 浦 和 か ら の 温 泉
1-48 尾瀬探訪と温泉めぐり
尾瀬の「至仏山」に登る予定で、コースをいろいろ調べていたのに、鳩待峠
にバス(タクシー相乗りもどう料金)が着いたら、「至仏は7月1日にならない
と登れないよ!入山禁止だから。」と、地元のベテラン風のおじさんの話で
あった。
これが事実だったので、弱ってしまったが、気を取り戻して、そのおじさんに
尾瀬でのお勧めのコースを聞いてみた。
「あやめ平がいいねぇ!」というものの、地図を参照すると、そのコースは、
なんと7時間40分も歩くのだ!
当初計画の、至仏山は登り2時間半、下り2時間の中級向コースだったの
に、どうも背中の14キロの荷物を見ての「お勧め」だったらしい。
背中の荷物は、実は、7月24日に越後駒ケ岳に登るために至仏にトレーニ
ングに行くつもりでの物だったから、かなり大きなリュックで寝袋や鍋まで背
負っているのだった。
しかし、ひようたんから駒とは、このことで、後日尾瀬の達人、我が先輩の垣
内氏に聞くと、「あやめ平コース」はなかなか健脚向きだが、それだけに可憐
な高山植物が荒らされないで沢山密集している、なかなかのいいコースなの
だということであった。
どうりで、素晴らしいの一語だった。標高1969mの「あやめ平」への道は、
けっこうきつくて、健脚向きだと思われたが、それゆえ6月の下旬なのに、ま
だ水芭蕉が咲き、夏の花チングルマ、イワカガミが今が盛りと咲いていて、
素晴らしい景色だった!
「あやめ平コース」は「鳩待峠」 〜 「あやめ平」〜 「竜宮」 〜 「鳩待峠」
と回る山登りあり、も木道歩きあり、お花畑ありのたのしいコースである。
【写真右1枚目=尾瀬「あやめ平」への木道」 2001.6.24撮影】
【写真右2枚目=尾瀬「あやめ平」に立つ(1969m)」 2001.6.24撮影】
【写真右3枚目=尾瀬「あやめ平」付近の高山植物 2001.6.24撮影】
【写真右4枚目=尾瀬「竜宮」付近」 2001.6.24撮影】
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(1) 交通と登山ルート
浦和から尾瀬に行くには、東北自動車道で西那須野塩原IC 〜 会津高原
〜 桧枝岐 〜 御池 〜 沼山峠 〜 尾瀬 と、いうコースと、関越自動車道 〜
沼田IC 〜 尾瀬戸倉 〜 鳩待峠 〜 尾瀬と、いうコースがある。
今回は後者のコースで行った。
マイカーで夜8時頃出発して、尾瀬戸倉のバス停に午前0時前に着くように
うにしたい。
【マイカーの注意事項】
尾瀬戸倉 〜 鳩待峠間は、5月〜6月の週末(土日)は、マイカー通行止め
である。うっかりしないようにしたい。
又、尾瀬戸倉の駐車場は深夜行くと分かりにくい。尾瀬戸倉のバス停が右
手にあり、いかにもそこに駐車するように思えるが、実際は、あと少し先の
スキー場方向に左折して、県道63号を100mほど行った左側にいかにも、
という番小屋付の駐車場がそれである。
・バス時刻のこと
バス時刻は、役場、観光協会等に聞くと、「バスは次々と出ますから…」と
いう感じの答えだが、それは、「相乗りのタクシー」のこと。しかし、1人当た
りの料金はバスと同じだから、ご安心を!
【マイカー利用ルート案内】
◆尾瀬「あやめ平」の案内◆ 2001.6.24 〜 25
【1日目】南浦和駅前発2000 → 関越自動車道所沢IC2030 → (関越自動
車道) → 沼田IC → 国道120号(沼田街道) → 鎌田(国道401号へ進む)
→ 国道120号 → 尾瀬戸倉着2300(週末は、ここにマイカー駐車=仮眠=
1泊)
【2日目】尾瀬戸倉(バス出発)0600 → 鳩待峠着0620(朝食)/登山開始
0730→ 中原山(1969m)0810/0820発 → 富士見小屋1000/1015発 →
竜宮1210/1220発 → 牛首1230/1300 → 山ノ鼻1325/1405発 → 鳩待
峠着1450/1540発(バス) → 尾瀬戸倉(駐車場)1600/1610発(県道63
を湯の小屋温泉・水上方面へ) → 湯ノ小屋温泉温泉「民宿 たむら」着1700
【3日目】「民宿 たむら」発0900 → (県道63号)向山温泉「宝珠の湯 宮
前山荘」着0930(朝早いため、「日帰り入浴」はできず、写真撮影のみ) →
「宮前山荘」発1000 → 大穴(国道291号へ入る) → JR新幹線「上毛高
原駅」1030着(名水「大清水」を駅の売店脇で汲む)/1100発 → (国道291)
→ 上津大原(国道17号に入る) → 湯宿温泉1130/(「窪湯」入浴)1230発
→ たくみの里1240/(「石画の家」等見学、更に「さくらんぼ狩り」)1500発
→ (県道53号) → (国道17号) → 関越自動車道月夜野IC1530 →所沢
IC1730 →南浦和着1800
【尾瀬の高山植物】
【写真右1枚目=「水芭蕉」2001.6.24富士見小屋の写真から複写】
【写真右2枚目=「チングルマ」2001.6.24富士見小屋の写真から複写】
【写真右3枚目=「イワカガミ」2001.6.24富士見小屋の写真から複写】
【写真右4枚目=「ショウジョウバカマ」2001.6.24富士見小屋の写真から複写】
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(2) 温泉案内
【1】 湯ノ小屋温泉 民宿たむら
@ 住 所 = 群馬県利根郡水上町藤原6273−2
A 電 話 = 0278−75−2096
A 料 金 = 1泊2食付 7,500円より(12/31から1/2の宿泊は、9,000円)
半泊(1泊朝食付)5,000円
素泊まり(1泊食事なし)4,500円
B 温泉施設 = 露天風呂《貸切制1》、内湯(家族風呂1)
C セールスポイント
・悠々とした奥利根の山懐に湧く出湯の里として有名な湯の小屋温泉の
奥の奥の静かな民宿。
・近くには、「ならまたダム」、「照葉峡(てりはきょう) 」、「奥
利根水源の森」など、見所が多く、いずれも《水》との関わりが深い。
・山菜取り、尾瀬探訪の基地に、キノコ狩りに、スキーにと一年中楽し
みが尽きない。
D 交 通 = 関越自動車道水上ICより国道291・県道63号水上片品線40分
【写真右1枚目=「民宿たむら」 2001.6.24撮影】
【写真右2枚目=「民宿たむら」露天風呂外観 2001.6.24撮影】
【写真右3枚目=「民宿たむら」露天風呂 2000.6.24撮影】
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【2】 向山温泉
【写真右=向山温泉「宝珠の湯 宮前山荘」 2000.6.25撮影】
・奥利根民宿唯一の温泉民宿。
・奥利根の大自然と、素朴な田舎宿として山菜、川魚など自然の幸の料
理が自慢。
・春は山菜取り、夏は川遊び・ラフティング、秋は紅葉、冬はスキーと
四季折々りに、レジャーの基地として利用するのに最適的である。
E 交 通 = 関越自動車道水上ICより国道291・県道63号水上片品線15分
【写真右=「宝珠の湯 宮前山荘」男湯 2000.6.25撮影】
ゆったりとした大き目の男湯の浴槽は檜の枠で落ち着きがある。
洗い場の自然石の床も、なかなか味わいがある。
【写真右=「宝珠の湯 宮前山荘」女湯 2000.6.25撮影】
小さめの内湯で、狭いながらも明るい浴室である。
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【3】 湯宿温泉
【写真右=湯宿温泉共同浴場「窪湯」 2000.6.25撮影】
【写真右=湯宿温泉共同浴場「竹の湯」 2000.6.25撮影】
◆湯宿温泉共同浴場について
写真の「窪湯」(写真右上)、「竹の湯」(写真右中)の他、
あと2つの共同浴場がある。
湯宿温泉の共同浴場は基本的に、宿泊客の外湯として存在し
ているので、宿泊客は各旅館宿から共同浴場の鍵を借りて入
浴する。
しかし、各共同浴場とも、概ね午後4時過ぎには、鍵が開い
ていれば日帰り入浴も可能である。
中でも、「窪湯」は、宿泊客意外でも受入ることを考慮して
比較的入れる時間も長くしてあるようである。
【写真右=湯宿温泉の守り神「さんやさま」 2000.6.25撮影】
◆名水「さんやさま」について
湯宿温泉は町並みの景観を大切にし、古き良き湯治場
の雰囲気の保存に努めている。
この「さんやさま」は、「二十三夜の月」にまつわる伝説の
湧き水で、どんな日照りのときも枯れた事がなく、病気や願
い事にも効くということで、昔から湯宿温泉の守り神として
親しまれている。
◆湯宿温泉のおすすめの旅館
○湯本館
電話番号 0278-64-0011
・アクセス・・・月夜野ICから17号経由20分
・湯船の脇から自然湧出する贅沢な源泉の味わい。
・入浴したまま飲泉可能
・内湯3(貸切1、混浴1、女1)、◆日帰り可500円
・朝夕共に、食事部屋出し
・一泊2食7500円〜(平日)

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