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■第1審裁判情報

判決全文(リンク)「下級裁主要判決情報」最高裁判所(個人氏名・医療機関名等匿名)
提訴93.12.24 結審03.5.16 弁論再開02.11.28 結審03.1.30 判決03.3.13 (03.3.20判決の訂正) 原告・被告ともに控訴03.3.26 阪大微研は控訴せず→03.3.28訴訟外の和解(協定書で陳謝)

新3種混合(MMR)ワクチン接種禍訴訟の大阪地裁判決で3月13日、国は監督者としての過失があったと認定された。写真は、判決後、記者会見する原告団
(3月13日午後、大阪市北区の大阪司法記者クラブ)(時事通信社)

○大阪地裁判決の訂正03.3.20 弁護士ネット http://www.bengoshi-net.co.jp/04/soku2002.htm

MMRワクチン訴訟 地裁算定ミス 賠償額を変更
大阪地裁2003年3月20日

 新3種混合(MMR)ワクチンの予防接種をめぐる「MMR接種訴訟」の一審・大阪地裁判決が,勝訴した原告のUさんに対する賠償額の算定を誤っていたことが分かった。裁判長は賠償額を約1350万円増やして約1億2350万円と変更する判決を出した。
 13日の判決は,国とワクチン製造元の阪大微生物病研究会に対し,原告の2家族5人に総額約1億5500万円を支払うよう命じ,このうち接種で重度障害が残ったUさんには約1億1000万円を認めた。
 Uさんの逸失利益は約1350万円としていたが,本来は認められるべき「将来の生活費」を差し引いていることが原告団の指摘で判明。同地裁はミスを認め,逸失利益を約2700万円と算定しなおした。

○01.9.8提出の母里啓子「意見書」

 この意見書は、1審判決において「副作用多発」に際して、「接種を一時中止することが望ましかった」が国に法的な責任はないとされた点について、国や審議会委員の責任、過ちを厳しく指摘したもの。
 原告の利害をこえて、日本の予防接種行政や薬事行政を考える際に重要な、原則的な考え方であろうといえるので母里さんの了解を得て掲載する。母里さんの経歴は意見書末尾。