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トップページ> 音楽> レビュー> 2005年> 5月
May, 2005
Audioslave
Out Of Exile
01. Your Time Has Come
02. Out Of Exile
03. Be Yourself
04. Doesn't Remind Me
05. Drown Me Slowly
06. Heaven's Dead
07. The Worm
08. Man Or Animal
09. Yesterday To Tomorrow
10. Dandelion
11. #1 Zero
12. The Curse
公式サイト(英語)
Release Date : 2005.05.24
以前、Audioslaveのデビューアルバムを
クルマの中で聴きながらノリノリで(死語ですか?)
目的地に到着、駐車できるスペースを探していたとき。
オレの前に一時停止してたクルマが突然バックしてきて
オレの愛車にそのままドーーーンと激突!
修理代はすべて相手持ちでしたけど、
オレの気分までもドーーーンと落ち込ませてくれた事件でした。
それ以来、AudioslaveのCDを聴くと
そのことが思い出されて気分が悪くなるので
「クルマの中で聴かない」という不文律が
オレの中で出来上がっていたのですが…。

今回の2ndアルバムは、いい!
これこそ、クルマの中で大音量で聴かねば興奮も半減!!
呪いの不文律を破ってしまうくらいに、いいっすわ、これ。

サウンドガーデン時代から
クリス・コーネル(vo.)ファンであるオレから見ると、
ようやく(!)クリスの色がレイジの色と混ざり合って
最終的にオーディオスレイブ色として消化された!って感じ。
前のアルバムはレイジが前面に出てて、アクが濃厚でしたから。
そうそう、このくらいがちょうどいいわ〜。
みんなの良さがまんべんなく表現されてるし、
バンドとしてのバランスがちょうどよくなってきたわ♪
っつうか、クリスの歌には、ほんとにシビレます!
("Drown Me Slowly"はダークで、クリスっぽくて、好き♪)

-----

最近、財政難のため、対訳のついた日本盤ではなくて
安い輸入盤を買う機会が多くなってきました。
なので、このアルバムについても
歌詞がどんな内容なのかが、よくわかりません。
ちょっと残念です。
でも、オレにはこの1フレーズだけで大満足!

To be yourself is all that you can do.
(おまえ自身になりたいんなら、できることを全部やれ!)
【ketsu意訳】

プロデューサーは前作に引き続いてリック・ルービン
(そういえばWeezerの新作もリック・ルービン)
ミックスは、レイジ/サウンドガーデン両方ともを
過去に手がけているキーマン、ブレンダン・オブライエン(!)。
もう、ここまで揃えば悪いものができるはずがねぇ!
というメンツですし、
いよいよ、Audioslaveの4つの歯車がガシガシ噛み合い始め、
王道を堂々と胸を張ってガシガシ歩み、
一気にレースの先頭へと躍り出よう!みたいな躍動感が
ひしひしと伝わってくる作品でございます。

来たね、来たよ、ついに来た!
posted on 2005.05.28
▲TOP
Weezer
Make Believe
01. Beverly Hills
02. Perfect Situation
03. This Is Such A Pity
04. Hold Me
05. Peace
06. We Are All On Drugs
07. Damage In Your Heart
08. Pardon Me
09. My Best Friend
10. Other Way
11. Freak Me Out
12. Haunt You Every Day
公式サイト(英語)
Release Date : 2005.05.10
オレ、楽器は弾けませんし、
歌だってそんなにうまくありません。
もちろん詩を書いたり、作曲だって絶対ムリです。
ちょっと人前に出ただけですぐにビビりますから、
大勢の目の前で何かするなんてゴメンです。

そんな小市民のオレがですよ、
才能あるミュージシャンが作った作品について
あーだこーだ言うこと自体、おかしなことなのかもしれません。
まぁ、謙虚に「好きだ」「キライだ」と言うぐらいならまだしも
「アイツは変わった。ガッカリだ」とか
「アイツはいっつも同じものしか作らない。つまんない」とか
勝手なことばっかり言ってしまう場合もあるんですよね。
変わってほしいのか、変わってほしくないのか。
新しいものが聴きたいのか、そのままでいいのか。
っていうか、新しいものを生み出すのが
実際どれだけしんどいことなのか、
オレたちは果たして理解してあげているんだろうか?

な〜んて思うわけです。
オレみたいな"どシロウト"には
音楽家の持つ本当の音楽的価値を理解することなんて
できないのかもなぁ。

そう思う一方、音楽的価値以外のもの、
たとえば「アイツは本気なのか?本心を歌っているのか?
それとも、オレたちのことをただの"金づる"だと思って
テキトーなこと歌ってるんじゃないのか?」ということに
関しては、見分けることができると思います。
音楽に対する熱意、真剣さ、一生懸命さ。
こういうのは、シロウトにも分かるものですよね。

-----

さて、ようやく、本題のウィーザーです。
オレね、こいつらの音楽を聴いていると、いつも
「本気」であることが伝わってくるような気がするの。
泣き虫だけど意地っ張りな小学生が
学校の帰り道で上級生にいじめられて、
服とか顔とかがグチャグチャに汚れてしまったんだけど、
それでも歯を食いしばって泣かずに耐えてる。
胸を張って、前を見て歩きながらいつもの道を歩いてる。
そんな姿を思い起こさせるんですよ、
この不思議なギター・ロックは。
(特に3曲目や7曲目なんかは)
こんな歌、生半可なキモチじゃ歌えないと思います。
音楽のスタイルはデビュー当時とは変わってきてるけど、
歌う姿勢は変わってない!そうでしょ!?
リヴァース・クオモ自身の人生を背負ったかのような
この12曲を、オレは彼と同じキモチで聴く所存でございます。
どうぞよろしく。
posted on 2005.05.25
▲TOP
Bruce Springsteen
Devils & Dust
01. Devils & Dust
02. All The Way Home
03. Reno
04. Long Time Comin'
05. Black Cowboys
06. Maria's Bed
07. Silver Palomino
08. Jesus Was An Only Son
09. Leah
10. The Hitter
11. All I'm Thinkin' About
12. Matamoras Banks
公式サイト(英語)
Release Date : 2004.04.26
先日ある雑誌で、ニール・ヤングのインタビューを読みました。
「最近、あなたの作るような音楽は、ラジオで流れませんよね?」
という質問に答える形で、ニールはこう言ってます。

でもね、良質な音楽ってのは存在するんだ。
いい音楽でありさえすれば、ちゃんとラジオで流れる。
まだ救いはあるんだ。
ただ、条件として、その曲は個性的な新人が
作ったものでなければならない。

今は情報があふれてるから、オレみたいなヤツらが
そんな歌を歌ってて、どんなタイプの人間なのかを
知ってるんだ。だから、新しいアルバムを出しても
「どうせいつもと同じような感じなんだろう」と思って、
注意を払ってくれない。

ニルヴァーナのカート・コバーンが登場したとき、
だれも彼のことを知らなかったけど、彼は才能に
あふれていたから、ラジオの電波に乗った。

つまり、いいものはラジオにかかるんだ。
ただし、新人でなければいけないんだけどな。

山奥で仙人みたいな生活を送ってるのかと
(オレが勝手に)思ってたニール、現状の把握が
案外キッチリとできていることがわかるインタビューでした。

-----

そう、今の時代、ニールのような
ベテランのアメリカンロック系ミュージシャンには
かなり厳しいのではないかと思います。
でも、今日ご紹介するブルース・スプリングスティーンは
どうやら別格のようですね。
今回の『Devils & Dust』は全米初登場1位をゲットしましたし。

本作は、前作『Rising』と、基本的な音感は似ています。
でも、今回は、より一層シンプルに研ぎ澄まされた
曲の「本質」に迫った作品になっているのではないでしょうか。
スティーヴ・ジョーダン(Ds. 奥田民生の作品でもおなじみ)、
ブレンダン・オブライエン(B. ketsuが敬愛するプロデューサー)
とのトリオ構成で奏でられる、アコースティックな曲たちは
静かで質素なのに、ドッシリしていて太くてまろやかで
とっても奥深いんですよね。

聴けば聴くほど味が出る、というのはこのことだ!

新人が放つ新鮮なヴァイヴレーションも魅力的だけど、
オジさんが醸し出す「人間味」というのも、
充分に武器になりうるんだ、ということが
この作品で見事に証明されている。オレはそう感じました。

ニール・ヤングも、まだまだ枯れるには早すぎる!
ブルースがここまでできてるんだから、アンタもがんばれよ!

p.s.
このアルバム、オレは輸入盤(US)を購入しましたが、
これはDualDiscという新しいフォーマットになっています。
片面はCD、もう片面にはDVDを貼り合わせた格好で
見た目は新鮮なのですが、

・通常のCDと比べて厚みが増すため、
 挿入口に入らないプレーヤーがあるかもしれない
・CCCDと同じく「CD規格」外の扱いなので、
 うまく再生できないプレーヤーがあるかもしれない
という問題点が存在するようです。
(うちのPCでも、CD面が再生できず)
今後も(特にUS盤で)DualDisc仕様が増えるので、
気をつけたほうがいいかもね。
posted on 2005.05.25
▲TOP
Jem
Finally Woken
01. They
02. Come on Closer
03. Finally Woken
04. Save Me
05. 24
06. Missing You
07. Wish I
08. Just a Ride
09. Falling for You
10. Stay Now
11. Flying High
公式サイト(英語)
Release Date : 2004.03.23
不思議なヴァイヴレーションを持った曲"They"と
出会ったのは、アメリカのインターネットラジオを
聴いていたとき。
"Jemって、だれ?"と思いながら、
イントロ(&サビ)のフレーズが
アタマの中をグルグル駆け巡っていたのでした。

♪I'm sorry, so sorry, I'm sorry, so sorry...♪

気づいてみると、アメリカでもイギリスでも
ジワジワと売れ始め、ロングセラーになっている模様。
こういう売れ出し方って、いいです!

そんなJemさん、タイプ的にいうと
Didoがいちばん近いかなぁと思いますね。
このヒンヤリとしたヴォーカルがいいんだ!
(特に9曲目の"Falling For You"なんて、
 しっとり薄暗い雰囲気出まくりで、もう大好き!)
でも、Didoよりもクロスオーバー度が高く、
音楽的にいろんなジャンルのエキスを採り入れてる
雰囲気があります。
ヒップホップあり、ドラムンベースあり、
ロックあり、レゲエあり、バラードありで
最終的にはきれいにポップスとして収まってる感じね。
ふっくらおいしいスポンジの上に
そんなに甘すぎず、それでいてカラフルなクリームが
塗られていて、どこを食べてもおいちいケーキ♪って感じ。
(また、わけのわからんたとえを、しかもケーキで…)

で、また、容姿もいいです。好みです。
タイプです。好きです。飾らないアナタにホレました。
プロフィールを見ると、すでに三十路なんだそうですが、
(ここまでくるのにいろいろ紆余曲折があったそうな)
ぜんぜんそんな風には見えましぇん!
20代後半でも充分通用しまっせ。

秋頃になったらクルマの中でガンガンかけたいCDです。
うん、これからもぜひがんばって活動してください!
一発屋で終わらないでね。
posted on 2005.05.19
▲TOP
Ryan Adams & The Cardinals
Cold Roses
[disc1]
01. Magnolia Mountain
02. Sweet Illusions
03. Meadowlake Street
04. When Will You Come Back Home?
05. Beautiful Sorta
06. Now That You're Gone
07. Cherry Lane
08. Mockingbirds
09. How Do You Keep Love Alive

[disc2]
01. Easy Plateau
02. Let It Ride
03. Rosebud
04. Cold Roses
05. If I Am A Stranger
06. Dance All Night
07. Blossom
08. Life Is Beautiful
09. Friends
公式サイト(英語)
Release Date : 2005.05.03
ディスコグラフィー
前作『Rock'n'Roll』を発表したときも
毎日のように曲ができちゃうんだよ!と
ぜいたくな悩みを打ち明けていたライアン王子。
その後、2枚のミニアルバムを間髪いれずにリリース、
去年は、ライブ中にステージから落っこち
手首を骨折するという、ちょっと大きなケガをしたにも
かかわらず、創作ペースはまったく落ちていなかった模様。
今年は、今日ご紹介する2枚組『Cold Roses』を筆頭に
あと2枚のアルバムをリリースする予定だそうです。
もう、ものすごい勢いですよ!
王子の爆走は誰も止められないって感じですね。

その、ライアン・アダムス。
ソロになって最初のころは
カントリー臭がプンプンする歌を多く歌っていましたが、
前作でオルタナティブ・ロック的手法を見事に消化し
音楽の幅を着実に広げているを実証してくれました。
そして今回の『Cold Roses』ですが、
初めて、バンドとの連名という形をとった
どちらかというとカントリー寄りの
静かめなアメリカンロックになっています。
(レイチェル・ヤマガタも全面参加!)

今回の作品、今まで以上に
音楽的にも情緒的にも奥行きの深さが感じられます。
ひとつひとつは重みのある味なのに、
フルコースなんかあっという間に食べられて
しかも食後もまったく胸ヤケしないような
最上級おフランス料理のようです。
この堂々とした落ち着きっぷりは、一体なんなんだ!?
おい、コノヤロー、すげぇじゃねぇか!

っつうわけで、もうね、決めました!
ダヴズでもなくアクアラングでもなくコールドプレイでもなく
このライアン・アダムスを見るためにフジロックへ行くぞ!
7/30土曜日!フィールド・オブ・ヘヴン!!
待ってろよ〜、ライアン王子♪

でも実は、グリーンステージの大トリも見たいので
(ベック?それともファットボーイ・スリム?)
どちらに行くべきか、今から葛藤しているというのが
正直なところ…。迷う。悩む。決まらない…。
posted on 2005.05.16
▲TOP
Nine Inch Nails
With Teeth
01. All The Love In The World
02. You Know What You Are?
03. The Collector
04. The Hand That Feeds
05. Love Is Not Enough
06. Every Day Is Exactly The Same
07. With Teeth
08. Only
09. Getting Smaller
10. Sunspots
11. Line Begins To Blur
12. Beside You In Time
13. Right Where It Belongs
公式サイト(英語)
Release Date : 2005.05.03
インダストリアル・ロック。
こういう呼ばれ方をした音楽ジャンルの最高峰に位置するのが、
今日ご紹介するナイン・インチ・ネイルズ(以下NIN)。

インダストリアル・ロック。
工業的ロック。
何のこっちゃ?とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
オレも初心者なのでエラそうなことは言えないんですけど、
要するに
「機械的・金属的な音で、暗く無機質な世界を表現した音楽形態」
ということでよろしいでしょうか!?
(もちろん80年代に流行った「産業ロック」とは違います)

そんなNINの3枚目のフルアルバム。
アルバムの冒頭、
"これって、Massive Attack?"と勘違いしそうなくらい
不穏なベース音から始まります。
"うわっ、今回もまた暗黒の世界に連れて行かれるんかいな?"と
ビクビクしながら、CDは進んでいくのですが…。

いや、ちょっと待てよ。
なんか耳にしっくりなじんでるんっすけど!?
今までで最も「有機質」な感じなんっすけど!!

と、NINのビートがどんどん体内に吸収されていくのが
わかるんですわ!今までで最もわかりやすいです。
ガンガンいけます。
特に1stシングルにも選ばれた"The Hand That Feeds"!
一発でノックダウンされましたわ〜。

なんかね、今までのNINのCDを聴いてると
ものすごい世界は見えてくるんだけど
どうも近づきがたい雰囲気があって、
遠慮がちだったんですよね。オレ、及び腰でした。
でも今回は、断然フレンドリーです。
距離が一気に近づいた感じ。
えぇ〜、実はこんな人だったんだ!と
今までの偏見がガラガラとはがれ落ちていったわ〜!

と言っても、なかなかわかりづらいと思います。
なので、これは実際に聴いて、実際に感じていただきたい!
オレみたいな初心者でも
非常にとっつきやすいカッコよさですから。
いつもよりもボリュームを2割増ぐらいで聴いてね♪

p.s.
当然のように、ビルボードのアルバムチャート
初登場1位でした。
posted on 2005.05.13
▲TOP
Ben Folds
Songs For Silverman
01. Bastard
02. You To Thank
03. Jesusland
04. Landed
05. Gracie
06. Trusted
07. Give Judy My Notice
08. Late
09. Sentimental Guy
10. Time
11. Prison Food
公式サイト(英語)
Release Date : 2005.04.26
昨年、オフィシャルサイトと日本だけの限定で
ミニアルバム3枚を発表したベン・フォールズ。
新しいアルバムも「レコーディング中」というほかは
目ぼしい知らせもなく、今か今かと待ちわびていました〜。

ようやくリリースです。
ありがとうございます!

さて、ベン・フォールズというと
バンド(Ben Folds Five)時代から
ちょっと変わったピアノの使い方といいますか、
それこそロックやパンクのテイスト満載の
楽しくココロ温まるピアノを弾きまくることで
独自の音楽を作ってきました。

ソロ2枚目のオリジナルアルバムとなる今作では
再びギターレスの3ピースバンド編成に戻して
"あれ?もしかして原点復帰?"と思わされましたが、
実は内容がすごく「正統派」になっているんです!

おちゃらけずにマジで弾きます、歌います(キラッ☆)
みたいな、今まで以上の本気度が感じられます。
娘さんに捧げた曲("Gracie")や
亡きエリオット・スミスに捧げた曲("Late")を
歌うんだから、本気にならざるをえないのかもしれない。
やっぱ、今回は特にマジっすよ。
オレ自身、いちばん最初に聴いたときは
これまでのイメージとのギャップに戸惑うところも
ありましたけど、聴いているうちにだんだん
このアルバムの持つ「誠実さ」とか「まっすぐさ」が
じんわり深く伝わってきた気がしました。

彼の人柄がストレートに感じられる
入魂の一作だと思います!

-----

ピアノの音色って、ほんと、いいよなぁ〜。
そよ風のように吹き抜けていったり、
小鳥がチュンチュン鳴きながらハネるような
小さな躍動が目に浮かんでくる音色。
こういうのを聴いてると
"生きてる"って感じがするんだよなぁ〜。

うっ、泣きそう、涙が出てきちゃいそうだ…。
posted on 2005.05.11
▲TOP
奥田民生
Comp
01. ギブミークッキー
02. 快楽ギター
03. ベビースター
04. 細胞
05. 海の中へ
06. スタウダマイヤー
07. 船に乗る
公式サイト(日本語) ※期間限定2005.05.12まで
Release Date : 2005.04.27
ディスコグラフィー
前作『Lion』から半年しか経っていないのに
もう新しい7曲入りのアルバムがリリースされました!
いやいや、これはファンとしては実に喜ばしいことだ。
うんうん、ずっとこの調子で作り続けろ!とは言いません。
ご本人が作りたい!出したい!と思うときは
いつでも出していただければ、
こちらはいくらでも受け止める覚悟でございます。

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オレが通っていた高校は、年に一度の運動会に
すげぇ気合いを入れる学校でして、
1学期の終わりごろから夏休みのあいだは
運動会の準備一色に染まりました。
運動会のメインイベントは「応援合戦」。
生徒が自分たちで振り付けを決め、選曲をし、
衣装を作り、数十人、いや百人以上が
グラウンドいっぱいに広がってパフォーマンスを
繰り広げるのです。

オレたちが最上級生だったとき、
同級生のムッちゃんという女の子が
踊りの振り付けを考えていました。彼女は演技の途中に
オレ用のパートを用意してくれたのですが、
そこでのBGMは
レッド・ツェッペリンの"ロックン・ロール"でした。
3分足らずのあいだをひたすら爆走する
世界初の極上ヘヴィーメタルチューン。
オレはこのロックン・ロールに合わせて、
グラウンドの上をクルクル回っていたことを覚えています。

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あ、長い思い出話になってしまいました…。
奥田民生と何の関係があるんだよ?とお思いの方。
このアルバムの2曲目"快感ギター"という曲が
上に書いた"ロックン・ロール"の民生版みたいな
ものなんですよね。だから、この曲を聴いてると
オレの若かりし高校時代を思い出してしまう、ということが
言いたかったんです。はい。

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ビートルズ、ストーンズ、そしてツェッペリン。
どれもこれも、わかりやすいぐらいにわかりやすく
元ネタそのままなんですが、それでもやっぱり
奥田民生らしさというものが完璧に出てるんですよね。
すげぇ不思議なんだけど、すげぇかっこいいの。
たぶん、ものすごくあっさりと、
そして、ものすごく真剣にパクってるからだと思います。
商売がどうこうとか、売れる売れないとか
こっそりやろうとかいう腹黒い魂胆がどこにもないから
迷いなく楽しげに歌えてるんだと思いますね。

-----
ちなみに、6曲目の"スタウダマイヤー"で
140%共感できる歌詞がありましたので、ご報告いたします。

地図上は今は北が上だけど
ボクには西も東も全部前

民生さんも方向オンチなんでしょうか。
オンチの気持ちがよくおわかりです。
東西南北なんぞ関係ないのだ!
オレの視線のまっすぐ先にあるもの
そこが、オレの進む道なのだ!

そして、オレは見事に道に迷うのだ。ハッハッハ。
posted on 2005.05.07
▲TOP
Natasha Bedingfield
Unwritten
01. These Words
02. Single
03. I'm a Bomb
04. Unwritten
05. I Bruise Easily
06. If You're Gonna...
07. Silent Movie
08. We're All Mad
09. Frogs & Princes
10. Drop Me in the Middle
11. Wild Horses
公式サイト(英語)
Release Date : 2004.09.07
イギリスの女性ヴォーカリストって、
(たとえばカイリー・ミノーグみたいな人)
ポップスなんだかR&Bなんだかよくわかんないイメージ
(先入観)があるので、ゆるーいR&Bを不得手とする
オレは「よし、聴いてみよう!」という気に
なかなかなれない傾向がある、わたくしなのですが。
(そのくせDidoは大のお気に入り!というオレ…)

実は昨年末、このナターシャ・ベディングフィールドのCDを
極秘入手していたのです。そして、これは
一番最初に聴いたときはあまりピンとこなかったんだけど、
聴いてるうちにどんどん盛り上がってきてしまいまして、
そのまま全曲をPC内に格納、それ以来、空き時間があると
必ず再生されていたのが、この『Unwritten』なのであります!

なんっつうか、曲の盛り上げ方がうまいんっすよね〜。
ハジけた曲は思いっきりハジけてるし、
スローバラードは聴き応え充分だし、
そのふたつのバランスがちょうどいいんですよね〜。
特に最初の3曲の爆走っぷりから
5曲目の完璧なバラードへの流れが絶品です。

そして、このジャケットの写真!
かわいいです。
かわいいはずです。
かわいく見えます。この写真だけは…。

別の写真を見ると、けっこう大雑把な顔だったりして
思わずのけぞってしまいましたが…。
でもね、一般的に芸能人って、実物を見ると
やっぱかわいいじゃん!って思える人ばっかだろうし、
そのへんの問題もなんとかクリアできるのではないかと
思っております。

ん?あれ??
オレは何をクリアしたいんだ!?

昨今、女性ヴォーカリストであれば誰にでも気安く
「歌姫」と呼んだり、
歌そっちのけ(?)で、むやみに色気を出しすぎる風潮には
断固反対の立場をとるわたくしといたしましては、
音楽家を顔で判断するわけにはいかないのであります!
オホン。

ま、そういうわけで
写真写りは関係なく、なかなかよいポップ・アルバムです。
posted on 2005.05.01
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