The Music |
Welcome To The North |
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Welcome To The North
Freedom Fighters
Bleed From Within
Breakin
Cessation
Fight The Feeling
Guide
Into The Night
I Need Love
One Way In, No Way Out
Open Your Mind |
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公式サイト(英語)
Release Date [UK] : 2004.09.20 |
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イギリスのバンド、ザ・ミュージック。
自分たちのバンド名に「音楽」と付けるとは、なんて大胆不敵な! これはもう、 「デビューアルバムでチャートのNo.1になり そのまま引退してやる!」と叫んだ Manic
Street
Preachersと同じくらいのインパクトが ありましたね、個人的には。
さて、そんなザ・ミュージックの2枚目のアルバムです。 デビューアルバムを聴いた時点では、 ぶっちゃけたところ、あまりパッとしませんでした。 個人的には。(世間の評価は高かったようですが) 曲全体にネットリとした雰囲気が感じられたもので。 全盛期のビリー・コーガン(Smashing
Pumpkins)の声を 聴いたときと同じ感覚。ああいう声、苦手なんです…。
ですが、今回のアルバムは、その点が見事解消。 一気に化けました! 声質は劇的に変わるものでもないんですけど、 それを補って余りあるだけのスッキリした曲が揃いました。 そして、曲の雰囲気はスッキリキッチリしたんだけど、 彼ら特有のグルーヴはそのまま残っているんですね。 腰をウネウネしたくなる感じかしら!?
悪いところは直して、いいところを伸ばす。 そんな的確な方向付けが、今回初めてできたんだと思います。 それもこれも、このアルバムをプロデュースした
ブレンダン・オブライエンの功績大なのかもしれない! さすがだわぁ。すばらしいわぁ。
「良い素材を生かすも殺すも、周囲のサポート次第」と いうことを示した好例だと思いまーす♪ |
posted on 2004.10.27 |
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R.E.M. |
Around The Sun |
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Leaving New York
Electron Blue
The Outsiders
Make It All Okay
Final Straw
I Wanted to Be Wrong
Wanderlust
The Boy in the Well
Aftermath
High Speed Train
Worst Joke Ever
The Ascent of Man
Around the Sun |
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公式サイト(英語)
Release Date [US] : 2004.10.04 |
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1曲目のイントロの最初の音が鳴った瞬間、 誰が奏でているものなのか、すぐにわかる。 それがいわゆる「個性」の表れだと思うんですが、 このR.E.M.の新作『Around
the
Sun』でも 彼ら以外には出すことのできない音色を聴くことができます。
とても幸せな気分♪
R.E.M.の歴史の中で最も売れたアルバムというと 『Out
of Time』になるのかな? 『Automatic for the
People』なのか? ま、どっちかだと思うんですが、 この2枚は、売れただけでなく、評価も高いんですよね。 オレも、どっちのアルバムも大好きで 『Out
of Time』が春の太陽のような温もりだとすると、 『Automatic for the
People』は 中秋の名月のようなひんやり感を持ってると思うんです。
そして、今回ご紹介する『Around the
Sun』は 上の2枚のちょうど中間をいくような、 温かいんだけど冷静さを失っていない キレのある一枚に仕上がっているのではないでしょうか。
たしか"Final
Straw"という曲は イラク戦争反対の意思表示として作られたものだったはずだし、 今回のアメリカ大統領選挙においても、R.E.M.は 反ブッシュの立場で活動をしていると思います。 そういう2003年から2004年という時代に 彼らが感じ、考えて作られた音楽がこれだと思うと 背筋がシャンとする気分になるのはオレだけでしょうか!?
来年3月には、待望の来日公演があります! なんと10年ぶりだそうです! 最重要・最優先で行きたいライブですねぇ、はい。 行くぞ〜!おぉ〜!! |
posted on 2004.10.21 |
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奥田民生 |
Lion |
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ライオンはトラより美しい
何と言う
スカイウォーカー
線路は続かない
アーリーサマー
歯
サプリメン
プライマル
サウンド・オブ・ミュージック
フェスティバル
コアラの街
青春 |
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公式サイト(日本語)
ディスコグラフィのページへ
Release Date [JP] : 2004.10.06 |
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奥田民生師匠、『E』以来約2年ぶりのニューアルバムです。
と、その前に…。
師匠が所属するレコード会社ソニー・ミュージックは
ここしばらくの間、リリースする全音源に対して
全面的にCCCDを採用してきましたが、
このたびめでたく撤退することを決めました。
やっとか…という思いもありますが、
CCCDが半強制的に導入される中で、
その流れに対しての奥田師匠の姿勢は
ちゃんと評価しておかなければならないでしょう。
多くのアーティストが沈黙を守る中、
師匠は、自分の考えをキチンと公表し
CCCD以外の選択肢(LP/DVD-Audio/SACD)を我々に与えるべく、
奮闘してくれたのですから。
そして、今回のCCCD撤退発表とともに
この『Lion』も急遽CCCDからCDへと形態が変更されたのです。
すごくありがたくてうれしいニュースでした!
師匠の勇気ある行動に感謝。
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さて、肝心の中身について。
今回は国内組ではなく、海外組とのコラボレーション。
(なんかサッカー日本代表のような書き方でしょ?)
なんとな〜く、オレの感覚では
国内組と作るアルバムの雰囲気は
「かなりリラックス・モード」
海外組と作るアルバムの雰囲気は
「かなりマジ・モード」
であるように聴こえてしまうんですよ。
歌詞はどっちも"ほのぼの脱力系"ですが、
音に関してはちょっと差があるんじゃないかな、と。
※誤解のないように書いておきますけど、
※どっちのモードもいいんです!かっこいいの!
※良い悪いではなくて「違う」ということが言いたいだけです。
で、今回のマジ・モードは
ソロ第一弾であった『29』と同じニオイがする
夕暮れ時の初秋の空のような、
暖かいけどちょっぴり切ない空気を漂わせています。
特に"スカイウォーカー""フェスティバル""アーリーサマー"
などは、思いっ切りツボにハマる曲です。
ライブで初めて聴いたときは
「あれ、これってユニコーンの曲?」
と思ってしまった"サプリメン"という曲も、面白いです。
毎回毎回、新作が出るたびに「これが最高傑作!」と言ってると
すご〜くウソくさいので、今回はそんなこと言いません。
最高傑作ではないかもしれない。
でも、とても味のある良品だと思いますよ〜! |
posted on 2004.10.19 |
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Green Day |
American Idiot |
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American Idiot
Jesus of Suburbia
[ City Of The Damned ]
[ I Don't Care ]
[ Dearly Beloved ]
[ Tales Of Another Broken Home ]
Holiday
Boulevard Of Broken Dreams
Are We Waiting
St. Jimmy
Give Me Novacaine
She's a Rebel
Extraordinary Girl
Letterbomb
Wake Me Up When September Ends
Homecoming
[ The Death Of St. Jimmy ]
[ East 12th St. ]
[ Nobody Likes You ]
[ Rock and Roll Girlfriend ]
[ We're Coming Home Again ]
Whatsername |
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公式サイト(英語)
Release Date [US] : 2004.09.21 |
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思えばGreen Dayが初めて表舞台に出てきたのが 『Dookie』の頃ですから、1994年なんだって! もうあれから10年の月日が流れようとしているのね〜。
あぁ〜、そうなんだ…。
ってなわけで、 デビュー当時は超わかりやすいパンクバンドであった彼らも、 最近では「パンク」というジャンルの中には収まりきらない ロックまっしぐらなスタイルへと移行してきているわけで、 (でも、メロディを大事にする姿勢はずっと変わらない!) そんな10年の集大成的な傑作となったのが、この最新作 『American
Idiot』なのであります。
まず最初に聴いて感じたのが 勢いだけではなく、音に深みが増したなぁという点。 トリオバンドとして、シンプルさで勝負していた初期、 弦楽器を取り入れるなど、新たな道を模索していた中期、 そして、バンドとしての表現力が熟成してきた現在と 着実に成長している様子が伝わってくる感じがします。
それから。 今回オレが買ったのは輸入盤なので くわしい歌詞の内容はわからないんですが、 いろんな情報を見るとアルバム全体にストーリーのある オペラ調の構成になっているとのこと。 そして、「おバカなアメリカ人」(=ブッシュ大統領?) という挑発的なタイトルが表すように、 今回はかなり気合が入ってるみたいですよね。
メロディよし、演奏よし、気合いよし! 三拍子そろった会心の一撃。 |
posted on 2004.10.14 |
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原田郁子 |
ピアノ |
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たのしそう かなしそう
緑道
かじき釣り
教会
なみだ と ほほえむ
流れ星
ワルツ
海からの風
鳥の羽 鳥の影
トゥインクル |
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公式サイト(日本語)
Release Date [JP] : 2004.09.15 |
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クラムボンの片割れ、原田郁子さんのソロアルバム。
先日、わたくしが見に行ったハナレグミのライブにも 参加していた彼女、そのお姿を見て 「あのザックリと一直線に切り揃えられた前髪は 彼女でなければ到底似合わない、かわいい髪型なのだ」 ということを改めて発見しましたねぇ。
ところで。 このアルバムには、上にも書いたハナレグミも ちゃんと参加していますし、彼のアルバムに参加してた バックのメンバーも多数参加していたりと、 かなり「ファミリー」化してるのかなぁって思われます。 (だとしたら、一体誰が中心なの?) ま、本人たちがリラックスして、好きな音楽をやれる雰囲気が できてるってのがいちばん大事なことですよね。
で、その「好きなことを楽しんでやってる」という雰囲気が このアルバムには常に漂っているみたいなのね。 そのおかげかどうかわかりませんけど、 彼女の声が柔らかいシュークリームのように聴こえるのよ! 楽しい〜っていうか、うまそ〜って感じ。 このへん、矢野顕子さんの影響大なんでしょうか。 (ピアノ、声、歌詞、容姿、などなども含めて) 非常に良いです。耳触りがサイコー。
で、個人的にこのアルバム最大のセールスポイントは、 作詞でいしいしんじさんが2曲作ってること! 「いしいしんじ」って名前、聞いたことありません? 以前、本のコーナーで2冊ほど紹介したんですけど、 とにかくいしいさんの書く詞がいいんだ、これが! まるで『麦ふみクーツェ』の世界観そのままに そのエッセンスだけを凝縮したような "かじき釣り"とか"海からの風"という曲があったりして。
潮風が心地良いわ〜。
な〜んかね、いいんだよ♪ オレ、釣りなんてしたこともないんだけど、 どっか太平洋の浜辺かなんかにフラッと行って のんびり釣り糸を垂らしながらボケ〜としたくなる、 そんな気分っすわ。 |
posted on 2004.10.05 |
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Christine McVie |
In The Meantime |
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Friend
You Are
Northern Star
Bad Journey
Anything Is Possible
Calumny
So Sincere
Easy Come, Easy Go
Liar
Sweet Revenge
Forgiveness
Givin' It Back |
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公式サイト(英語)
Release Date [UK] : 2002.06.21 |
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Fleetwood
Mac(以下Mac)のソングライター/シンガー/ キーボーディストであるクリスティン・マクヴィーが 14年ぶりに発表したソロアルバム。
と書いてみたものの、現在彼女はMacの正式メンバーとして 在籍しているのかどうか、わたくし、よく知らずに書いてます。 「もうツアーには出たくないの!」と言って、 ツアーに帯同しない宣言をしたことは知ってるんですけどね。 そして、そのツアーに行っていない間にこのアルバムを作った、 と、そういうことになるんでしょうか。
ま、裏事情はさておき、今回のアルバムは 彼女の甥っ子ダン・パーフェクトとともに作った模様で、 なんかアットホームな感じが曲にも表れてるような気がする〜。 音楽の中に安心感がいっぱいなの♪
えぇ〜、さらに言うと、Macとして大々的に発表しても 全然おかしくないような高品質な曲がいくつも並んでいます。 けれども、そこはソロアルバムということで Mac特有の(というかリンジー・バッキンガム特有の)土臭さは 影をひそめ、ブルージーかつ洗練されたAOR的サウンドで 固めており、よりクリスティンの声を生かした雰囲気に なっていると思われます。
もともと、個人的にMacの中で誰の歌声が一番好きかというと ダントツでクリスティンを挙げてしまうわたくしですので、 かなりえこひいきが入ってるかもしれませんが、 彼女の持つこの「安心感」は、 Macにとっても重要な要素のひとつだと思うのです。 これを捨ててしまうのは、あまりにももったいない! なんとかまた、レコーディングだけの参加でもいいから 彼女の曲を、彼女の声を Fleetwood
Macとして聴きたいなぁと切に願います。 |
posted on 2004.10.04 |
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Rachael Yamagata |
Happenstance |
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Be Be Your Love
Letter Read
Worn Me Down
Paper Doll
I'll Find A Way
1963
Under My Skin
Meet Me By The Water
Even So
I Want You
Reason Why
Moments With Oliver
Quiet |
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公式サイト(英語)
Release Date [US] : 2004.06.08 |
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レイチェル・ヤマガタ。 日本盤のライナーノーツによると 日系4世なんだそうです。 (でも日本に来たことは一度もなかったらしい) 名前を隠して、顔写真だけ見たとしたら 日本人の血が混じってるようには感じないんじゃないかなぁ〜。
なんて、音楽とは全く関係ないところから 話し始めてしまいました…。
彼女の音楽は、 声の質感、激情のピアノ、大げさではないアレンジ、 などなどの点でフィオナ・アップルと同じ系統に 並べられるのではないかと思われます。 (ということは、オレが好む部類であるということ!) 非常に質が高く、オリジナル。 すごくキレがあって、クールです。
一方、彼女の書く歌詞を読むと、 メロディに比べてもう少し暖かさを感じるというか、 "あぁオレにもわかる、その恋のツラさは"みたいに 共感できるところが多々あり、そういう点では ノラ・ジョーンズっぽくもあるかなぁ、なんて思ったりもする 今日のこのごろでございます。
どうしてわたしがあなたの恋人になれないのか でも、わたしはあなたの恋人になりたいの 夢の世界じゃなくて、ほんとうのあなたの恋人になりたいの
"Be Be Your Love"
ドアの下にメモを差し込んでもいいかしら? 最初の3語は「好きよ(I love
you)」 最後の5語は「でももうムリ(but I can't no more)」
"Would
You Please"(デビューEPに収録) |
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posted on 2004.10.02 |
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September,2004 | back number | November,2004  |