home
movie
music
diary
book
friends
profile
sitemap

この画像をクリックするとamazon.co.jpの各商品紹介ページにジャンプします。視聴や解説、たくさんのレビューが読めますので、ぜひ参考に!
トップページ> 音楽> レビュー> 2003年> 11月
November, 2003
Jeff Buckley
Live At Sin-e [Legacy Edition]
[disc1]
Be Your Husband
Lover, You Should've Come Over
Mojo Pin
Monologue - Duane Eddy, Songs For Lovers
Grace
Monologue - Reverb, The Doors
Strange Fruit
Night Flight
If You Knew
Monologue - Fabulous Time For A Guinness
Unforgiven (Last Goodbye)
Twelfth Of Never
Monologue - Cafe Days
Monologue - Eternal Life
Eternal Life
Just Like A Woman
Monologue - False Start, Apology, Miles Davis
Calling You

[disc2]
Monologue - Nusrat, He's My Elvis
Yeh Jo Halka Halka Saroor Hai
Monologue - I'm A Ridiculous Person
If You See Her, Say Hello
Monologue - Matt Dillon, Hollies, Classic Rock Radio
Dink's Song
Monologue - Musical Chairs
Drown In My Own Tears
Monologue - The Suckiest Water
The Way Young Lovers Do
Monologue - Walk Through Walls
Je N'en Connais Pas La Fin
I Shall Be Released
Sweet Thing
Monologue - Good Night Bill
Hallelujah
公式サイト(英語)
10年前にリリースされた『Live at Sin-e』は、
彼のデビューにあたって初めて発表された音源になります。
これは、肩慣らしというか
簡単なお披露目の意味合いでリリースされてました。
なので、たった4曲しか収録されていなかったんです。
それでも、かなりの衝撃を与えてくれたことは
たしかなんですけど、ジェフの死後数年経って
そのライブの全貌がこうして明らかになってしまうと、
そのときの衝撃なんてちっぽけなものだったんだなぁ
ってことを感じざるを得ません。

小さなカフェで
少ない観客の前で
たったひとりで
ギター一本で
ここまで楽しく
ここまで激しく
ここまで深く
歌い、演奏できるミュージシャンが
他にいるんだろうか?いたんだろうか?
そんな想いでいっぱいになります。

ウソだと思ったら、ぜひ一度聴いてみてください!
途中で「これがひとりの演奏だ」ってことを忘れますから。
「これがひとりの音楽世界」だってことを感じなくなりますから。
シャンソンやイスラムの歌から
The Doors、Nirvanaまで
彼が触れた「お気に入りの音楽」を
彼はすべて吸収された上で
すべてを自分のものにし、
そして彼独特の音楽として
再び観客の前に吐き出しているのです。

「ミュージシャンになるために生まれてきた人」という賛辞は
彼ぐらいのレベルの人にこそふさわしいんだと、
オレは思います。
そういう意味で、John LennonとJeff Buckleyの死を
同列に扱った歌を作ったBadly Drawn Boyは正しいと思います。
▲TOP
Mr.Children
掌 / くるみ

くるみ
公式サイト(日本語)
キミはキミで
ボクはボク
そんな当たり前のこと
何でこんなにもカンタンに
ボクら 見失ってしまえるんだろう?

ひとつにならなくていいよ
認め合えばそれでいいよ


出会いの数だけ別れは増える
それでも希望に胸は震える
十字路に出くわすたび
迷いもするだろうけど
引き返しちゃいけないよね
進もう キミのいない道の上へ


オレがどうこう言えるレベルをはるかに超えてるよ。
桜井さん、アンタって人はどこまですごいんだ!
死ぬなよ、絶対死ぬなよ!
アンタは人類の宝だ。

p.s.
"くるみ"のビデオ(CDをパソコンに入れると見れる)を見て
もう少しで泣きそうになりました。老いて青春!
▲TOP
奥田民生
Live Songs Of The Years / Cd
[disc1]
それはなにかとたずねたら
コーヒー
野ばら
海猫
手引きのようなもの
たばこのみ
人間2
とくするからだ
674
人間
息子
愛のために
カヌー
イージュー☆ライダー
恋のかけら
悩んで学んで

[disc2]
海へと
まんをじして
マシマロ
月を超えろ
ワインのばか
The STANDARD
健康
103
近未来
花になる
MILLEN BOX
ルート2
さすらい
ヘヘヘイ
手紙
CUSTOM
公式サイト(日本語)
奥田民生という人はライブが好きなんだと思います。
だって、ずっとライブしてますもん。
大規模な野外ライブには、ことごとく出演してるしさ。
実際のライブに行っても、イキイキして見えるし。
そんな民生のライブアルバムが、やっと!やっと出ました。

まずね、聴いてて単純に楽しいの!
奥田民生という人の持つ「マジメ」なところと
この人特有の「脱力感」とが
絶妙なバランスでもって混在してるんですよね。
力を入れるところは入れ、抜くところは抜く。
ハードにやるところはハードに、
笑わせてくれるところも忘れずに。
このバランスと「いっしょに楽しもうぜ!」の精神が
今回のCDにもたくさん詰まっているように思えます。

シングルになった曲から、隠れた名曲まで
ほぼベストに近いラインアップかと思われます。
ソロ初期の"愛のために"や"息子"や"人間2"なんかが
妙に懐かしく、そして今でも(今だから?)新鮮に聴こえます。
思わず大合唱してしまいました。
CDの内容よりもさらに充実したのが、同タイトルのDVD
オレは金欠なので買えませんが、興味のある方は
ぜひご覧になってみてください。
グッタリするぐらいに、これでもか!と楽しめると思います。
▲TOP
Howie Day
Stop All The World Now
Brace Yourself
Perfect Time Of Day
Collide
Trouble In Here
Sunday Morning Song
I'll Take You On
She Says
Numbness For Sound
You & A Promise
End Of Our Days
Come Lay Down
公式サイト(英語)
映画館で2度、DVDで何度も観て、そして
そのたびに泣きまくっている映画『アイ・アム・サム』。
この映画のサントラもすっばらしい出来映えなのですが、
その中で"Help"をのんびりと歌っていたのが
今日ご紹介するハウイー・デイくん。
カタカナにすると、ヘンな名前だな…。

デビューしてから、このアルバムが2枚目になりますが、
ヒジョーに聴きやすいです!
ロックとポップ、激しさと優しさ、明と暗の間を
スルスルっと通り抜ける風のようなメロディです。
(ちょっとホメすぎかな?)

ヒジョーにオーソドックスな作りになっていて、
目立った仕掛けや飛び道具などは一切ありません。
それだけに余計メロディのなめらかさが際立つんでしょう。
声もいいしね。爽やかなんだわ。好青年!って感じで。

さて、これから一人前のトップミュージシャンとして
食っていける逸材になっていけるのだろうか?
素質は十分だろうし、
あと必要なのは運かな?努力かな?
▲TOP
Ryan Adams
Rock n Roll
This Is It
Shallow
1974
Wish You Were Here
So Alive
Luminol
Burning Photographs
She's Lost Total Control
Note To Self: Don't Die
Rock N Roll
Anybody Wanna Take Me Home
Do Miss America
Boys
The Drugs Not Working
公式サイト(英語)
もともと、このライアン・アダムスという人は
アコースティックなカントリー系
(「オルタナ・カントリー」と呼ばれる)の
ミュージシャンとして知られています。
実際、これまで発表された3枚のソロアルバムは
そんな感じで、割とライトな口当たりでした。
しかし、本人曰く「もうそういう音楽はしたくない」ということで、
今回のアルバム。タイトルもズバリ「ロックン・ロール」!
カントリーから暗めのオルタナティブ・ロックまで、
初期のWilcoから
Bruce Springsteenを経て
Smashing Pumpkinsに至るまで
ロックをすべて消化し切ったかのような音楽が満載!

いやぁ、かっこよかねぇ〜。
アンタ、オトコやね。見直したばい。

この人、毎日のように知らないうちに曲ができあがってしまう
ほど多作な人なんですって。
たぶん、テレビとかラジオでいい曲を聴くと
無意識のうちに影響されて、自分の中に吸収されて
それが自分の歌となって湧き出てくるのかもしれません。
だから、これからもいろんなタイプの音楽を
どんどん聴かせてくれるんじゃないかと思うと、
ワクワクしてきます。
これからも楽しみなアーティストです!
▲TOP
Sarah McLachlan
Afterglow
Fallen
World on Fire
Stupid
Drifting
Train Wreck
Push
Answer
Time
Perfect Girl
Dirty Little Secret
公式サイト(英語)
な、なんと前作『Surfacing』から6年ぶりの
オリジナルアルバムなんですね。ウェルカム・バック!

全10曲聴きました。
何度も聴きました。

深いねぇ〜〜〜。
声が、音が、存在感が、一層深くなったねぇ〜〜〜。
CD聴きながら背筋がゾクゾクしたのって、ひさしぶり!

ほんと、この方の歌を聴いてると
海の上をプカプカ浮いてるような気分になるんだよなぁ。
オレ、泳げないんだけどさ…。

深い深い海なのに、透明で透き通ってて
どこまでも見えてしまう海を感じてしまうのです。

そして、ブックレットに載っているお写真の中で
思いっきり寄せて上げることによって生まれた
サラさんのおっぱいの谷間が、なんとも深いんです。
もう、この上なく深い。
泳ぎたくなるぐらいに、深いの。
今回は、こういうフェロモンも発散しちゃうのね、あなたったら♪
(シングル"Fallen"のビデオクリップも、かなりきわどいしね!)

すいません、話がどんどんエロい方向へ行ってますけど、
ちょっとマジでほんとにすっばらしいアルバムですよ!
音楽のジャンルなんて軽くふっ飛ばしてしまうほどの傑作。
2打席連続場外満塁ホームランって感じです!

あぁ、死ぬ前に一度でいいから
サラさんのライブが見てみたいなぁ。
▲TOP
Magnet
On Your Side
Everything's Perfect
Last Day Of Summer
Where Happiness Lives
On Your Side
The Day We Left Town
Nothing Hurts Now
Lay Lady Lay (with Gemma Hayes)
Overjoyed
I'll Come Along
My Darling Curse
Smile to The World
公式サイト(英語)
イギリスのレコード会社が満を持して送り出す
ノルウェー出身のシンガーソングライターMagnet こと
イヴァン・ヨハンセンくん。

CDの宣伝文句には「フォーク・エレクトロニカな感じだ」
と書いてあります。
「フォーク・エレクトロニカ」って何?って思うんだけど、
言われてみればたしかに、
"アナログなのにデジタルっぽい…"みたいな
妙な説得力がありました。

素直なElliott SmithRadioheadをちょっとだけ意識すると
こういう音になるの?みたいな感じ?
そして、声はTom McRaeばりの癒し系ヴォイス。

ま、意味不明なたとえ話はここまでにして、と。

このアルバムのタイトルは『On Your Side』。
同じタイトルの曲も収録されていますが、
サビの部分はこんな風。

I'll be on your side
ぼくは(いつも)キミの味方だよ


聴いてると
ほんとに誰かがそばにいてくれてるような気がして、
暖かい気持ちになります。
Happinessつながりで気になってた
"Where Happiness Lives"(幸せが宿る場所)
っていう曲にもヤラれちゃってます。
ボブ・ディランのカバー(Gemma Hayesとデュエット!)も
かっこいいし。
おいおい!
なんでこんなにココロにしみるメロディばっかなんだ!?
コノヤロー、にくいぞにくいぞ!
▲TOP
new release | disc review | live review | artists | special
home | movie | music | diary | book | friends | profile | sitemap