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トップページ> 音楽> レビュー> 2005年> 6月
June, 2005
The Tears
Here Come The Tears
01. Refugees
02. Autograph
03. Co-star
04. Imperfection
05. The Ghost Of You
06. Two Creatures
07. Lovers
08. Fallen Idol
09. Brave New Century
10. Beautiful Pain
11. The Asylum
12. Apollo 13
13. A Love As Strong As Death
公式サイト(英語)
Release Date : 2005.06.06
スウェードというイギリスのバンドが
大フィーバー(死語)していたのは、いつの頃でしょうか?
The Yellow Monkeyの『Smile』というアルバムのジャケットが
スウェードのデビューアルバムにそっくりだったことしか
オレの記憶の中に残っていないので、わからないんです…。

とにかく人気絶頂だったときの中心メンバーが
ブレッド・アンダーソン(vo.)とバーナード・バトラー(g.)。
バーナードがバンドを(ケンカ別れで)脱退し、
ソロとして再出発してからは毎回欠かさず聴いていました。
が、バンド時代のことはまったく知らないので、
比較のしようがないのが残念といえば残念です。

まぁ、とにかく、仲直りして正解!と言える
アルバムの出来栄えだということはたしか!
だって、バーナードが書く甘〜いメロディの上に
ブレッドのドッシリしたヴォーカルが乗っかると、
安定感バツグンなんだもん!
これは合流しなきゃもったいないよ、うん。もったいない。
っつうか、バーナードは腕上げたねぇ〜!
"Refugees"なんかで感じる高揚感なんてもうサイコーだもん!

「ケンカするほど仲がいい」なんて申しますが、
彼らの場合、ひどくケンカして、別れて
別々のパートナーを見つけてやってみたものの、
やっぱりかつての二人の相性がバツグンだったことに
改めて気づかされ、再び活動を共にすることとなった。
そんな感じなんじゃないですかね!?想像ですけど。
いや、それもありですよ。
何度でも離婚して、それなのに同じ相手と何度でも再婚する
そんな(アホ?)カップルだっているんだから。
全然ありです。
"あり"か"なし"か、と言われたら、ありですよ!
posted on 2005.06.29
▲TOP
U.N.K.L.E.
Edit Music For A Film :
Original Motion Picture Soundtrack Reconstruction
[disc1: Widescreen Edit]
01. A New Hope

[disc2: Bonus Material Edit]
01. Strikes Back



公式サイト(英語)
Release Date : 2005.04.04
イギリスでレコードレーベルを運営するオーナーであり、
宣伝マンであり、DJであり、テクノユニットを主導して
音楽活動も活発に進めるオトコ。ジェームズ・ラヴェル。
彼が、親友のリチャード・ファイルとともに活動しているのが
このU.N.K.L.E.であります。(以前はDJ Shadowをメインに
据えていましたが、今はリチャードと二人で活動中とのこと)

で、このジェームズ・ラヴェル。
以前、UNKLEのシングル盤ジャケットに
スター・ウォーズのストームトルーパーのヘルメットをかぶった
少年の写真を採用したことがありました。



あの頃から、
"おっ!コイツももしかして…?"と思っていましたが、
その推測が確信に変わったのが、今回紹介するアルバム!

まず、ジャケットがすでにダース・ベイダー風でしょ。
曲名は『EP4』と『EP5』のサブタイトルでしょ。
インナーには、ジョージ・ルーカスのデビュー作
THX-1138』がパクられてるでしょ。
その他にも細かなデザインの中にも、
スター・ウォーズ関連のパクりが満載なんっすよ!
(ルーカスフィルムやTHXシステムのマークとかね)

そして、CD本編の出だしが、
いきなり20世紀フォックスのファンファーレ!

♪ダダン ダダン ダーーーーダダン
 パッパカパー パッパパパッパカ
 パッパパパパパパパッパカー ドン!
 タラララー パッパカー
 タラララー パッパカー
 タラララー タンタタターーーーン♪


文字に表してわかっていただけるかどうかビミョーなんですが、
(っつうか、いちいち文字にすんなよ、って話ですが…)
アレですよ、アレ!
もうね、あれを聴いただけで条件反射的に
カラダがウズウズしてしまいます。ビョーキです。

と、まぁ、本編中、スター・ウォーズを意識させるところは
導入部だけで、あとは有名無名を問わず
UNKLEが気になった映画音楽やセリフ、
その他ダンスミュージックをひたすらぶち込んで
リミックスした、怒涛の2枚組です。
知らない曲がほとんど(でも聴いてるだけで楽しい)でしたが
その中で印象的だったのは
キル・ビル』から2曲も使われていたことと、
(ナンシー・シナトラと布袋さん)
最後の最後に『あの頃ペニーレインと』から
エルトン・ジョンの"Tiny Dancer"が流れたこと!
このへん、なんかオレと趣味が合うんじゃない!?
な〜んて思ってしまった、選曲の妙でしたね。

と、まぁ結果的には中身も気に入ったんですけど、
このCDについては、思いっきりジャケ買いです!
そして、テクノ(もしくはリミックス)ってのは、
他人の作ったものをトコトンパクって、いいとこどりして、
さらに手を加えてかっこよくする音楽である!という
ポリシーの一端が垣間見える作品だと思いました。

p.s.
ちなみにCDタイトルは
『ロミオ&ジュリエット』のエンディングテーマでもある
Radioheadの"Exit Music (for a film)"のパクり?
posted on 2005.06.23
▲TOP
Coldplay
X&Y
01. Square One
02. What If
03. White Shadows
04. Fix You
05. Talk
06. X&Y
07. Speed Of Sound
08. A Message
09. Low
10. The Hardest Part
11. Swallowed In The Sea
12. Twisted Logic
13. Til Kingdom Come [hidden track]
公式サイト(英語)
Release Date : 2005.06.06
今年のフジロックに登場することが決まった
イギリスのトップバンド、コールドプレイ。
先日紹介したオアシス同様、本人たちが自信を持って
作り出した最高傑作なんだそうであります。
アメリカのシングルチャートでは、1stシングルの
"Speed Of Sound"が初登場8位という快挙を成し遂げ、
(その後、急降下して、最近またジワジワと上昇中)
彼らの世界的注目度もさらに高まっていると思いますが…。

発売当初からガンガン売れてるみたいですけど、
みなさん、もうお聴きになりましたか?
毎度毎度の抽象的な物言いで申し訳ありませんが、
ここでわたくしの感想をば。

-----

わたくし、この『X&Y』を聴いてると、
ルービックキューブを連想してしまいます。

ひとり黙々と、あの小難しげな立方体と向き合い、
ひたすら集中に集中を重ねているクリス・マーティン(vo.)。
部屋にこだまするのは「カチッカチッ」という回転音だけ。
理路整然とした思考回路を駆使し
長い時間をかけて6面すべての原色がキレイに揃える。
ふぅ〜と一息ついたら、少しの達成感とともに
それはそれでおしまい。揃った正方形たちは、
またバラバラにされ、同じ作業が繰り返される運命に。

みたいな感じですか。
「黙々」「理路整然と」「原色が揃う」というのを
キーワードとして挙げたいですね。

振り返ってみると、彼らのデビューアルバムは
あやとりみたいなものでした。
「わぁ〜、すごい、ほうきのカタチができた!」
と、無邪気にじゃれあう楽しさにあふれていました。
それが、2ndアルバムでは少しオトナになり
1000ピースぐらいのパズルを仕上げてる感じかな。
これを全部組み上げたら、一体どんな風景が見えてくるんだろう?
みたいな期待感・ワクワク感・そしてパズルを始める前の
まっさらな純真さがまぶしかったです。

そして、この3枚目はルービックキューブ!
ということになりました。オレの中では。
この研ぎ澄まされた集中力が素晴らしいと思いました。

あ、あとですね。
このコールドプレイというバンドは
レディオヘッドと比較されることが多いですよね。
オレは今までのアルバムを聴いても、
レディオヘッドのレの字も感じることがなかったんですけど、
今回初めて同じニオイを感じました。
なんとな〜く全体的なうねりのようなものが
両者に共通して聴こえたのかもしれません。
もしくは、先に書いた「研ぎ澄まされた集中力」のせいかも。

おぉ〜、コールドプレイも
いよいよレディオヘッドの領域へ一歩近づいたか!?
(売り上げではとっくに抜いてるけどね…)
といった感じの、これまた傑作の登場です。

p.s.
「傑作」という言葉、使いすぎると価値が減ることは
わかってるんですが、ボキャブラリーが少ないがため
この言葉でしか書き表せないのです…。ちと悲しい。
posted on 2005.06.09
▲TOP
Oasis
Don't Believe The Truth
01. Turn Up The Sun
02. Mucky Fingers
03. Lyla
04. Love Like A Bomb
05. Importance Of Being Idle, The
06. Meaning Of Soul, The
07. Guess God Thinks I’m Abel
08. Part Of The Queue
09. Keep The Dream Alive
10. Bell Will Ring, A
11. Let There Be Love
公式サイト(英語)
Release Date : 2005.05.30
ディスコグラフィ
オアシス。
バンドリーダーのノエル・ギャラガーが
「バンド史上最高傑作が仕上がった!」と豪語した
最新アルバムの到着でございます。

いや、たしかに、いいっすよ!
今回もギュッとつかまれるような良いメロディが
たくさんあります。個人的にはアンディ・ベル作の2曲
(1曲目と9曲目)が好きですし、
トリをかざるバラード"Let There Be Love"なんて
兄弟がヴォーカルを分け合う、久々の名曲ですよ!

今回のプロデュースは
レッチリの作品など、主にヘヴィ・ロック畑を歩んできた
デイヴ・サーディ。彼のおかげで
キチンとピントの合った一枚に仕上がったのかな。
新しいドラマーは、リンゴ・スターの息子である
ザック・スターキー。バンド辞めずに続けてくださいな!

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でもなぁ、昔なら「首元をギュッとつかまれたあと、
ブルンブルンにジャイアントスウィングされる」ような
遠心力を感じるほど、ものすごい勢いを感じたものですが、
今は(いろんな意味で)落ち着いた雰囲気なんっすよね。

いや、それはそれでいいんですけど、
"もう一度振り回してほしいわぁ"みたいな、
欲張りな願望がアタマをよぎって仕方ありません。
これだから、ファンってのはめんどくさいんですよね、
アーティスト側からしてみれば。
ファンは勝手なことしか言わねぇから。

ん〜、ここはもう、大胆な発想の転換が必要なのか?

昔は昔、今は今。
若い頃の作品と、今を比べても意味なし。
だって、メンバーも違うし、時代背景も違うから。
そう割り切って考えれば、今回のアルバムだって
充分に合格点をあげれると思います。

でもなぁ、やっぱなぁ、どーしてもなぁ、比べちゃうよ。
うん。だって、オアシス(というかノエル)なら
もっとすごい作品が作れそうな気がして仕方ないもん。
それとも、やっぱ、家族ができて、子供ができて
経済的にも超安定してしまうと、音楽的にも
落ち着いてしまうのかなぁ?
ま、歳をとってしまった以上、若い頃には戻れないし、
若い頃と同じことをやってても仕方ないってこと
なんでしょうけどね。それでも、ちょっと寂しいですね。

とりあえず、オレ的オアシスランキングは
今日現在こんな感じになっておりますので、あしからず。

No.1 『(What's The Story) Morning Glory』
No.2 『Masterplan』(これを入れるのは反則?)
No.3 『Heathen Chemistry
No.4 『Don't Believe The Truth』
posted on 2005.06.05
▲TOP
鈴木祥子
Life, / Music & Love
holdmethrillmetrustmeloveme
何がしたいの?
そしてなお永遠に
BLONDE
PASSION
依存と支配
Daddy, I'm home
ときめきは涙に負けない
Happiness
Goin' Home
忘却

ベイビーイッツユー
夢の庭で
夏はどこへ行った
メロディ
恋のショットガン     など
公式サイト
Release Date : 2005.04.20
ディスコグラフィ
日本でのロック系女性シンガーソングライターの最高峰
と言ってもいいでしょう。
と同時に、ピアノからドラムまで多様な楽器を操る
マルチプレイヤーでもあり、
現在はインディーズで活動中の鈴木祥子さん。
初めての映像作品が登場しました。

このDVDは、よくある「ビデオクリップ集」や「ライブ盤」
みたいな体裁のものではなく、彼女の人生
(音楽的なこと以外もひっくるめた)を総括した濃いぃ内容。
これはカンペキなマニア向け作品です。

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祥子さんは、ただいま40歳。
えっ!もう40歳なの!?ってぐらい、見た目は若いですが
しゃべりを聞いている限り、やはりそれ相応のお年を召した
方でないと言えない、重みのある言葉の数々がありました。

そして、DVDに収められたインタビューやライブ映像を見て
改めて感じたんですけど、なんっつうか
最近の祥子さんにはものすっごく「オンナ」を感じるんです。
これはエロい意味でのオンナではなくて、
純粋に生物として見たときの「オンナ」なのです。
「オンナとしての生態を感じる」と言ったほうがいいかも。

実際、ミュージシャンになってからの祥子さんは
ずっと「ロック」というオトコ社会の中で
ひとりの「オンナ」として泳いでいくには
しかも、その荒波の中で自我を失わずに泳ぎきるには
どうしたらいいのか?ということを真剣に悩み続けて
(時には、身動き取れないくらいに悩み過ぎて)
今に至ったのではないか、と思われる部分が多々あり…。
っていうか、最近の歌は、もうそのまんま!ですから。

直枝政広さん(カーネーション)が
インタビューで答えてましたけど
「彼女は、自分のすべてをさらけだしている。
 オンナの強さも弱さもすべてをさらけだしている。
 その振幅の大きさは(オトコのオレには)マネできない」
なんか、この言葉が
彼女のすべてを物語っているような気がしました。

デビュー当時は、レコード会社に敷かれたレールの上を
一生懸命走ってたけど、そのレールの終着点には
彼女の目指すものがない、とわかった瞬間、
彼女は自らレールを降りました。
そして、そこで一度立ち止まり、自分の行き先を自問自答しつつ
そのときそのときの出会いを大切にし、自らの糧に変えながら
一歩一歩歩んできた。その歩みが、このDVDを見てしっかりと
確認することができたような気がします。

2005年の今、彼女は揺れる振幅の中で
どのあたりに位置しているのでしょう?
ちょうど下から上へ上がっている途中なのかもなぁ。
でも、そんな揺れ動く姿をぼくたちに見せてくれる
ミュージシャンって、日本にはなかなか存在しないんですよね、
よく考えると。
あれだけの才能がありながら、それでもまだ揺れ続けている。
この生きざまは、すごいとしか言いようがないっす!
これからも、自分自身の目指す終着駅を求めて
がんばってほしいな、と改めて思いました。
そして、その終着駅には
世にも美しくて純粋な音楽が眠っていることを期待して。

p.s.
ライブでの映像を見ていて、祥子さんの着ているドレスの
すき間、右わきあたりに小さなオデキのようなものを発見。
あ、あれは、も、もしや、あの伝説の「第三の乳首では!?」
と思いながら、悶々とDVDを見ていたのはオレだけ?
posted on 2005.06.02
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