マジェスティック |
The Majestic |
|
 |
 |
監督: |
フランク・ダラボン |
脚本: |
マイケル・スローン |
音楽: |
マーク・アイシャム |
出演: |
ジム・キャリー
マーティン・ランドー
ローリー・ホールデン
ボブ・バラバン |
|
 |
 |
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語) |
|
 |
今日も涙ボロボロ。 |
★★★★ |
ジム・キャリー。
もともとはコメディアン出だけど、
今さら彼のことをコメディアンだと言い放つ人は いないでしょう。まさかね。
でももし、まだそんな偏見を持ってるようでしたら、
ぜひこの映画を観てください。
顔の作りの関係上、表情は若干大げさに感じるかもしれませんが、 その目つきたるや、もうすっばらしいです! そろそろアカデミー賞をあげてもいいんじゃないでしょうか。 (この名演も完全に無視されたしね。感動させ過ぎたから?)
フランク・ダラボン。
『グリーンマイル』では、少々スティーブン・キング色を
守りすぎた気もしますが、
この『マジェスティック』のような悠々とした時間の流れを持つ
映画を撮れる人って、 今のハリウッドにはなかなかいないんじゃないっすかね。 なんとなくそう思います。はい。 とっても微笑ましい、いい映画でした♪
ダラボンさん、次は『インディ・ジョーンズ』4作目の脚本っすよ!
ワクワクするストーリーをお待ちしております。
あなたならできるでしょう。 |
|
|
▲TOP |
ハイ・クライムズ |
High Crimes |
|
 |
 |
監督: |
カール・フランクリン |
原作: |
ジョセフ・ファインダー |
脚本: |
ユーリ・ゼルツァー
グレース・キャリー・ビックリー |
音楽: |
グレアム・レヴェル |
出演: |
アシュレイ・ジャッド
モーガン・フリーマン
ジム・カヴィーゼル
アマンダ・ピート |
|
 |
 |
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語) |
|
 |
「高く登る」ではありませんよ。誤訳禁止。 |
★★ |
いやぁ、久しぶりに観た、こんなフツーな映画。
もうね、ハリウッドが最も得意とする手法で作った
サスペンスって感じ。
俳優陣は、すごく好きなのよ!
アシュレイ・ジャッドね。
まず見た目が好みだし、演技もそれなりだし。 モーガン・フリーマンね。当代最高の助演男優。 ジム・カヴィーゼルね。どこか陰のある男前。 関係ないけど、この3人、最近映画に出すぎだと思います。 人気をとるか、新鮮味をとるかは本人達の自由だけど、 あまり同じような役ばかりやるのもどうかと思いますけどね?
監督は『母の祈り』の監督だし、
イケるかと思ったんだけどなぁ。
こういうサスペンス小説の映画化って、
原作を超えるのが難しいんだろうなぁ。 |
|
|
▲TOP |
アイ・アム・サム |
I am Sam |
|
 |
 |
監督: |
ジェシー・ネルソン |
脚本: |
クリスティン・ジョンソン
ジェシー・ネルソン |
音楽: |
ジョン・パウエル |
出演: |
ショーン・ペン
ミシェル・ファイファー
ダコタ・ファニング
ダイアン・ウィ-スト
ローラ・ダーン |
|
 |
 |
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第74回アカデミー賞主演男優賞ノミネート |
|
 |
All I need is love and Lucy !! |
★★★★★ |
いやぁ、久しぶりに何もかも忘れたぁ♪ 忘れた。忘れた。
ついさっきまで身の回りに起こってたこと、
ついさっきまで考えてたいろんなこと。 忘れに忘れて、映画に没頭しちゃったわ。
映画を観終わった後、いろんな理屈を考えて、
この映画について語ろうかと思ったけど、
やめた、やめ!そんなのムダ!
だってね、映画そのものを冷静に観たら、
大したことないから。 少なくとも評論家はそんなこと言いそうな映画。
ストーリーはけっこうフツーだし、
間延びしちゃってるようにも感じられるし。 でも、たぶん、おれの予想では、
この映画の監督はね、
話を削りたくても削れなかったんだと思うよ。 だって、1分でも長くあの父娘を見ていたいんだもん。 1秒でも長く、あの笑顔を見ていたいんだもん。 そりゃ仕方ないって!
個人的にはSarah McLachlanが歌う
"Blackbird"のシーンがベスト!
あんなところで泣くやつはそんなに多くないと思うけど、
オレ様号泣。 涙でせっかくのアイメイクが台無しよ。 (と、見ず知らずの隣席女性が申しておりました。) 100%間違いなくもう一度観に行くと思いますが、 今度はぜったい泣かないぞ! ぜったいに鼻水なんてすすらない!
p.s. オレも、ビートルズの中ではやっぱりジョージ! "Something"も"Here
Comes the Sun"もサイコーよ。 オレの娘の名前もルーシーにしよっかな? それともミッシェル?はたまたリタ? |
|
|
▲TOP |
アリ |
Ali |
|
 |
 |
監督: |
マイケル・マン |
原作: |
グレゴリー・アレン・ハワード |
脚本: |
スティーヴン・J・ライベル
クリストファー・ウィルキンソン
エリック・ロス
マイケル・マン |
音楽: |
ピーター・バーク
リサ・ジェラード |
出演: |
ウィル・スミス
ジョン・ヴォイト
ロン・シルバー
ジェイミー・フォックス
マリオ・ヴァン・ピーブルズ |
|
 |
 |
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第74回アカデミー賞主演・助演男優賞ノミネート |
|
 |
あのリズム、いまいちノリきれないのです。 |
★★★ |
蝶のように舞い、ハチのように刺す。 これを決め台詞として持つ最強のボクサー、モハメド・アリ。 そんなイメージしかなかった。失礼、失礼。
で、この映画はモハメド・アリが主人公なんだけど、
はっきりいってどうでもいい。
ボクシングシーンは、とてつもなくかっこよく撮れてたけど、
この際どうでもいい。
この映画は伝記映画でもなく、ボクシング映画でもなく、
1960年代を生きたアフリカンアメリカン(以下AA)たちの
ブルースを描いた映画だと思う。
ブルースってのは、奴隷としてこき使われてたAAたちが、
日頃の憂鬱(ブルー)を発散、逃避、共有するために
生まれた音楽だと認識している。
アリたちの時代のAAも(もしかすると現代のAAも)
多くの憂鬱を抱え、それをなんらかの力に変えて
毎日を生きてた。
アリにとって、それはボクシングであり、
宗教であり、おしゃべりであり、オンナだったわけ。 そして、フツーのAAたちは、そんなアリを希望の星だと崇める。 ブルースのリズムに合わせて、踊り、歌い、忘れようとする。
これがいいとか悪いとかそういうことじゃなく、 実際にそうだったんだ、と。 こんなオトコがひとりいて、こんな時代がそこにあった、と。 オトコを描かせたら世界一の映画監督マイケル・マンが、 初めて「時代」を描いた力作。 だけど、点数はフツー...。 こういう題材って、アメリカの本当の実情を知らないと、 いまいちピンとこないんだもん。
『インサイダー』もそんな感じだったけど、今回はなおさら。 ちゅうわけでございます。 |
|
|
▲TOP |
May,2002 | back number | July,2002  |