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トップページ> 映画> レビュー> 2002年> 6月
June, 2002
マジェスティック
The Majestic
監督: フランク・ダラボン
脚本: マイケル・スローン
音楽: マーク・アイシャム
出演: ジム・キャリー
マーティン・ランドー
ローリー・ホールデン
ボブ・バラバン
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
今日も涙ボロボロ。 ★★★★
ジム・キャリー。
もともとはコメディアン出だけど、
今さら彼のことをコメディアンだと言い放つ人は
いないでしょう。まさかね。
でももし、まだそんな偏見を持ってるようでしたら、
ぜひこの映画を観てください。

顔の作りの関係上、表情は若干大げさに感じるかもしれませんが、
その目つきたるや、もうすっばらしいです!
そろそろアカデミー賞をあげてもいいんじゃないでしょうか。
(この名演も完全に無視されたしね。感動させ過ぎたから?)

フランク・ダラボン。
グリーンマイル』では、少々スティーブン・キング色を
守りすぎた気もしますが、
この『マジェスティック』のような悠々とした時間の流れを持つ
映画を撮れる人って、
今のハリウッドにはなかなかいないんじゃないっすかね。
なんとなくそう思います。はい。
とっても微笑ましい、いい映画でした♪

ダラボンさん、次は『インディ・ジョーンズ』4作目の脚本っすよ!
ワクワクするストーリーをお待ちしております。
あなたならできるでしょう。
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ハイ・クライムズ
High Crimes
監督: カール・フランクリン
原作: ジョセフ・ファインダー
脚本: ユーリ・ゼルツァー
グレース・キャリー・ビックリー
音楽: グレアム・レヴェル
出演: アシュレイ・ジャッド
モーガン・フリーマン
ジム・カヴィーゼル
アマンダ・ピート
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
「高く登る」ではありませんよ。誤訳禁止。 ★★
いやぁ、久しぶりに観た、こんなフツーな映画。
もうね、ハリウッドが最も得意とする手法で作った
サスペンスって感じ。

俳優陣は、すごく好きなのよ!
アシュレイ・ジャッドね。
まず見た目が好みだし、演技もそれなりだし。
モーガン・フリーマンね。当代最高の助演男優。
ジム・カヴィーゼルね。どこか陰のある男前。
関係ないけど、この3人、最近映画に出すぎだと思います。
人気をとるか、新鮮味をとるかは本人達の自由だけど、
あまり同じような役ばかりやるのもどうかと思いますけどね?

監督は『母の祈り』の監督だし、
イケるかと思ったんだけどなぁ。
こういうサスペンス小説の映画化って、
原作を超えるのが難しいんだろうなぁ。
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アイ・アム・サム
I am Sam
監督: ジェシー・ネルソン
脚本: クリスティン・ジョンソン
ジェシー・ネルソン
音楽: ジョン・パウエル
出演: ショーン・ペン
ミシェル・ファイファー
ダコタ・ファニング
ダイアン・ウィ-スト
ローラ・ダーン
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第74回アカデミー賞主演男優賞ノミネート
All I need is love and Lucy !! ★★★★★
いやぁ、久しぶりに何もかも忘れたぁ♪
忘れた。忘れた。
ついさっきまで身の回りに起こってたこと、
ついさっきまで考えてたいろんなこと。
忘れに忘れて、映画に没頭しちゃったわ。

映画を観終わった後、いろんな理屈を考えて、
この映画について語ろうかと思ったけど、
やめた、やめ!そんなのムダ!

だってね、映画そのものを冷静に観たら、
大したことないから。
少なくとも評論家はそんなこと言いそうな映画。
ストーリーはけっこうフツーだし、
間延びしちゃってるようにも感じられるし。
でも、たぶん、おれの予想では、
この映画の監督はね、
話を削りたくても削れなかったんだと思うよ。
だって、1分でも長くあの父娘を見ていたいんだもん。
1秒でも長く、あの笑顔を見ていたいんだもん。
そりゃ仕方ないって!

個人的にはSarah McLachlanが歌う
"Blackbird"のシーンがベスト!
あんなところで泣くやつはそんなに多くないと思うけど、
オレ様号泣。
涙でせっかくのアイメイクが台無しよ。
(と、見ず知らずの隣席女性が申しておりました。)
100%間違いなくもう一度観に行くと思いますが、
今度はぜったい泣かないぞ!
ぜったいに鼻水なんてすすらない!

p.s.
オレも、ビートルズの中ではやっぱりジョージ!
"Something"も"Here Comes the Sun"もサイコーよ。
オレの娘の名前もルーシーにしよっかな?
それともミッシェル?はたまたリタ?
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アリ
Ali
監督: マイケル・マン
原作: グレゴリー・アレン・ハワード
脚本: スティーヴン・J・ライベル
クリストファー・ウィルキンソン
エリック・ロス
マイケル・マン
音楽: ピーター・バーク
リサ・ジェラード
出演: ウィル・スミス
ジョン・ヴォイト
ロン・シルバー
ジェイミー・フォックス
マリオ・ヴァン・ピーブルズ
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第74回アカデミー賞主演・助演男優賞ノミネート
あのリズム、いまいちノリきれないのです。 ★★★
蝶のように舞い、ハチのように刺す。
これを決め台詞として持つ最強のボクサー、モハメド・アリ。
そんなイメージしかなかった。失礼、失礼。
で、この映画はモハメド・アリが主人公なんだけど、
はっきりいってどうでもいい。
ボクシングシーンは、とてつもなくかっこよく撮れてたけど、
この際どうでもいい。
この映画は伝記映画でもなく、ボクシング映画でもなく、
1960年代を生きたアフリカンアメリカン(以下AA)たちの
ブルースを描いた映画だと思う。

ブルースってのは、奴隷としてこき使われてたAAたちが、
日頃の憂鬱(ブルー)を発散、逃避、共有するために
生まれた音楽だと認識している。
アリたちの時代のAAも(もしかすると現代のAAも)
多くの憂鬱を抱え、それをなんらかの力に変えて
毎日を生きてた。
アリにとって、それはボクシングであり、
宗教であり、おしゃべりであり、オンナだったわけ。
そして、フツーのAAたちは、そんなアリを希望の星だと崇める。
ブルースのリズムに合わせて、踊り、歌い、忘れようとする。

これがいいとか悪いとかそういうことじゃなく、
実際にそうだったんだ、と。
こんなオトコがひとりいて、こんな時代がそこにあった、と。
オトコを描かせたら世界一の映画監督マイケル・マンが、
初めて「時代」を描いた力作。
だけど、点数はフツー...。
こういう題材って、アメリカの本当の実情を知らないと、
いまいちピンとこないんだもん。
インサイダー』もそんな感じだったけど、今回はなおさら。
ちゅうわけでございます。
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