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トップページ> 映画> レビュー> 2001年> 5月
May, 2001
ベティ・サイズモア
Nurse Betty
監督: ニール・ラビュート
脚本: ジョン・C・リチャーズ
ジェイムズ・フランバーグ
音楽: ロルフ・ケント
出演: レニー・ゼルウィガー
モーガン・フリーマン
クリス・ロック
グレッグ・キニア
アーロン・エッカート
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
降参! ★★★★
ザ・エージェント』以来注目してきたレニー・ゼルウィガー主演作!
この映画、よくあるコメディ映画同様、
まともなヤツが誰一人出てこない。
(この映画のストーリー自体、
「よくあるコメディ映画」という枠には収まってないけど…。)
全員が、どこか間の抜けたヤツらで、
観てるこっちからすると
「普通、そんなことしねぇよ!」とか
「そんな都合よくいくわけないじゃん!」とか
つっこみたくなるはずなんだが、この映画はちょっと違う。

レニー・ゼルウィガーは、何をやってもニクめない顔してるし、
モーガン・フリーマンは気品あふれる泥棒だし。

もう大笑いするしかなかったっす。ごめん、降参!

つっこむ材料を与えないスキのない脚本と、
レニー、モーガン、クリス・ロック、グレッグ・キニアの演技には
大いに楽しませてもらったよ!
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チキンラン
Chicken Run
監督: ピーター・ロード
ニック・パーク
脚本: カレイ・カークパトリック
音楽: ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
ジョン・パウエル
声の出演: メル・ギブソン
ジュリア・サワラ
フィル・ダニエルズ
ジェーン・ホロックス
イメルダ・スタウントン
ベンジャミン・ホイットロー
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
かわいくないけど、全然OK! ★★★★★
個人的に今年一番期待し、待ち望んでいた映画だった。
その期待を裏切らないどころか、期待以上のものだった!

これまでの一連のアードマン作品は、
(その代表作が『ウォレスとグルミット』)
かわいいキャラクターの中にも
ちょっとクールな(皮肉っぽい)一面があり、
それが"イギリス"っぽさを醸し出していた。

それが今回の『チキンラン』では、今までとは少々違って、
登場するキャラクターの感情が前面に出ている。
(全世界向けだからね!)
そして、悪役が登場しているにもかかわらず、
「本当の敵は自分たち自身の弱い心にある!」という設定。

グっときたね!

ストーリーのまとまりもバツグン、
キャラクターはグルミットほど可愛くはないものの、大満足。
子供だけに見せるなんて、もったいない!
スタジオジブリの作品を観に行くような感覚で、
大人も子供も楽しめること間違いなし!
(『天空の城ラピュタ』とタイプが似てると思います。)

次の『ウォレスとグルミット』第4弾が今から楽しみで仕方ない!
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トラフィック
Traffic
監督: スティーブン・ソダーバーグ
脚本: スティーヴン・ギャガン
音楽: クリフ・マルティネス
出演: マイケル・ダグラス
ベネチオ・デル・トロ
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
デニス・クエイド
ドン・チードル
ルイス・グズマン
エリカ・クリステンセン
公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
第73回アカデミー賞監督/助演男優/脚色賞など受賞
これでしょ!? ★★★★
すごく引き締まった、いい映画。
テレビドラマのような場面転換の多さにも関わらず、
(この映画、もともとテレビドラマがベース)
話の流れがよどむことなく、スリリングな時間が流れている。

それはフィルムの"色"によるところが大きい。

色によって、"今おれはどこを観てるのか"が確認できたから。
と同時に、色がシーンの重さ・冷たさをも表現していた。
さすがソダーバーグ。

もうひとつ。麻薬という重いテーマでありながら
ちっとも説教臭くなく、
ドラマ的部分とドキュメンタリー的部分のバランスが絶妙。
そして、いろいろな道徳的問題を扱いながらも、
結論を押しつけようとしない冷静さがあった。
アカデミー賞は(ノミネートされた中だったら)
この作品が作品賞だろう!と、個人的には思う。
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