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No.167 天城山 |
天気予報の「晴」に誘われて、伊豆半島の天城山(万次郎岳(1299m)、万三郎岳(1405m))へ出かけましたが、前回の山行に続いて今回も予想が外れ、アラレがパラパラする曇天の中の面白くない山行になりました。 日時 2012年(平成24年)12月24日(月) 天候 曇 同行 なし 所要時間 駐車場(8.15) ←20分→ (8.35)四辻(8.35) ←1時間5分→ (9.40)万次郎岳(9.45) ←1時間20分→ (11.05)万三郎岳で昼食(11.40) ←40分→ (12.20)涸沢(12.20) ←1時間40分分→ (14.00)駐車場 山行概要
道路をはさんで駐車場と反対側にある登山道の入口へ入ると、しばらく緩い登りを歩きます。やがて道が下り始めたと思ったら分岐につきました。ここに立っている導標に四辻と記されています。真っ直ぐ進むと万次郎岳、右方向に進むと万三郎岳です。ここは真っ直ぐ進んで万次郎岳へ向いました。 四辻を過ぎても緩い登りが続きます。登山道の周りにはアセビの木が目立つようになりました。しばらく歩くと登りが少しきつくなり、やがて、万次郎岳0.2kmと表示した導標が現われました。導標に従って、左手にある階段状の登山道を登ると、その先に万次郎岳の頂上がありました。 この頂上には休憩用のベンチなどはありません。また見晴しもありません。今は冬枯れの季節で、周りの樹木は葉を落としており、木の間から景色が眺められないこともありませんが、今日は曇で遠くの景色は期待できません。先客で結構賑わっていたこともあり、ここは写真を写し、そそくさと万三郎岳へ向いました。万次郎岳から一旦下って登り返し、ピークの上に出たと思ったら、馬の背と表示した標識が立ってていました。馬の背と言われると両側が切り立っているやせ尾根をイメージしますが、ここはそんな感じがありません。なんと大げさな、と思いながら通り過ぎました。天気は下り坂で、この辺りから、アラレがパラパラ落ちてくるようになりました。 ![]() 頂上を後にするとすぐ、八丁池方向と天城高原ゴルフ場方向へ分かれる分岐がブナ林の中に現われます。ここを過ぎると階段が現われ、しばらく続きます。いい加減、うんざりしてきたところで涸沢分岐点に着きました。国土地理院の地形図では、ここから尾根筋を下る道が分岐していますが、登山道の谷側にはコースロープが張られていて、それらしい道は見当たりません。 ここまで来ると、この先は山の斜面をトラバース気味に歩くので、傾斜は緩くなります。ヤレヤレと思ったのですが、実際は地図からは読み取れない小さなアップ・ダウンがうんざりするほど続き、朝通った四辻に着いた時は、結構ヘバッていました。四辻で一息入れ、天城高原ゴルフ場の駐車場に戻り、帰宅しました。伊豆高原ゴルフ場の駐車場を出て、伊豆スカイラインへ入ると雪が舞いだし、箱根峠から箱根新道付近は本降りで、道路の端が白くなり始めていました。 天気のせいもありますが、天城山は私好みの山ではありません。見晴らしの良いところが殆どないのが最大の不満です。万次郎岳の頂上直下と馬の背で、周りを眺めることができますが、360度ぐるっと見渡せるということではありませんので、いわゆる爽快感は感じられません。私の歩いたコースはアセビの木が多く、花の季節には花のトンネルの中を歩ける、とありますが、アセビの花なら私がよく行く丹沢の表尾根や畦ヶ丸でも十分楽しめます。 |
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伊豆高原ゴルフ場の駐車場 トイレが設置されており、ゴルフ客用なのか登山者用なのか良く分からないが出入りが自由であるところをみると兼用なのであろう 写真右側の建物はトイレだが、冬季は閉鎖されるとのことで、この日は閉鎖されていた 写真左端の緑色のボックスは簡易トイレ 標高は1000mを越えており、この日着いた時の気温は0℃だった |
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登山道入口 上の写真の駐車場の入口側にある ヒノキやアセビなどの常緑樹が多いが、登山道まわりのヒノキなどは伐採されたのか、明るい感じの道が続く |
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四辻 休憩用のベンチがある 真っ直ぐ進むと万次郎岳、右へ進むと万三郎岳へ向う |
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万次郎岳まで0.2km 四辻を過ぎ、しばらく歩くと、この導標が現われる 導標には万三郎岳2.3km、万次郎岳0.2kmの表示がある |
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展望台からの眺め 頂上直下にあり、相模湾が眺められるが、この日は雲の下に僅かに海が見えただけ 登山道から外れていて、それを示す標識は立っていない 私はたまたま、ここに人がたまっていたので気がついた |
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万次郎岳頂上 まわりは写真のように樹木に蔽われているので、樹間から景色を眺めることになる 休憩用のベンチなどは設置されていない |
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馬の背 写真向こう側が万三郎岳、手前側が万次郎岳 写真手前左側に岩があり、ここから伊豆半島が眺められる |
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アセビのトンネル 馬の背のすぐ先にある ここからしばらくアセビの樹林の中を歩く 天城山のアセビは丹沢のそれよりずっと大きい |
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万三郎岳 ここも万次郎岳と同じようにまわりは樹木に蔽われている 写真手前側に休憩用のベンチが3つ設置されている |
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八丁池への分岐 写真左側が八丁池方向、右側が天城高原ゴルフ場方向 |
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涸沢分岐点 導標や標識が複数立てられている 谷川にはコースロープが張られて、進入禁止になっているので、分岐は見当たらなかった |
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涸沢分岐点〜四辻間の道 涸沢分岐点と四辻の標高差は100mほどで、全体的には緩やかな下りだが、小さなアップダウンがうんざりするほどある |