My mountaineering record
トップ 山あるき 山の花 山の用具 雑記帳

No.117 旭岳
今回計画した北海道の山行の最後です。旭岳ロープウェイを利用して、ロープウェイ山頂駅まで行きましたが、霧で視界が殆どなかったため、ロープウェイ山頂駅周りの周回コースを歩いただけで、下山しました。

日時 2009年(平成21年)6月1日(月)
天候 濃霧
同行 なし

山行概要

噴気孔と噴煙
噴気孔からの噴煙
朝起きてみると昨日の雨・風の悪天が回復しておらず、外は今にも雨が降り出しそうな曇天です。宿から車で数分の旭岳ロープウェイの山麓駅についてみると、雲は目の前まで降りていて、ロープウェイのケーブルは駅のすぐ上で雲の中に消えています。10人ほどの観光客に混ざってロープウェイに乗りました。ロープウェイは動き出すとすぐ雲の中に入り、外は白一色になりました。残念ながら、今日も登山はあきらめなければなりません。山頂駅で地元の自然観察員?(ボランティアかと聞いたら、NPOだと言っていた。)から姿見の池周辺の簡単な説明を聞き、外に出ました。高山植物が咲き出したとのことだったので、それを目当てに雪道をのんびり歩きました。ロープウェイの駅を出て散策路を時計回りに歩き、避難小屋まで来ると辺りが少し明るくなりました。ここから旭岳の頂上へ向かうコースが分かれているので、もしや視界が開ける、と言うこともあるかもしれないと、上に向かって歩きましたが、結局標高1800m付近まで登ったところで、登るのをあきらめ、下りました。
ルートマップ避難小屋の手前で昼食を取っていると、上から男性2人組のパーティーが下って来ましたが、なんとこれも十勝岳の時と同じように外国人です。一昨日、層雲峡の方から登り、白雲岳避難小屋に泊ったが、昨日は悪天で動けず、今日旭岳を越えてきたと言っていました。「お前はこれから登るのか」、と聞かれたので、「違う」、と答えたら、「それは正解、上は何も見ない」、と言っていました。このあとロープウェイの駅に戻り、駅にいた自然観察員に写した花の名前を教えてもらって、山麓駅に戻りました。山麓駅に戻り、辺りに咲いていた花を写していると、雨が降り出し、やがて本降りになりました。山の上でなくて、幸いでした。

3泊4日の北海道の山行は、今日で終りです。当初は、十勝岳、富良野岳、旭岳の3山を登る予定だったのですが、頂上に立てたのは十勝岳だけでした。富良野岳は悪天で登りませんでしたが、仮に天気が良くても、頂上には立てなかったと思います。未だ雪が多く、トレース頼りの登山は時期尚早です。旭岳は、尾根に取り付くと登山道に雪は無いようなので、、晴れていれば問題なく登れたと思います。しかし、私にとっては始めての山で、前述のような霧の中では、コースファインディングに不安があり、登りませんでした。

旭岳温泉では、湧駒荘に2泊しました。温泉は温めで、長湯好きには良いかもしれませんが、私には物足りない温度でした。結構混んでいて、秋の紅葉シーズンは既に予約で満室とのことです。宅急便をここから送ることが出来るので、チェックアウト時に山の用具一式(小型ザック2個)を、宅急便で自宅まで送り、身軽(と言ってもキャリーバックとパソコン)になって、帰宅の途につきました。

以下の花を山の花に追加しました。
コメバツガザクラベニバナミネズオウメアカンキンバイミズバショウエゾノリュウキンカ

ロープウェイ山頂駅 旭岳ロープウェイ山頂駅
山頂駅から出ると、辺りは霧に包まれていた
積雪は、まだかなりある
雪の上を歩くための長靴を一般観光客向けに貸し出していた
夫婦池 夫婦池
僅かに水面が顔を出しているが、殆どはまだ雪の下
雪の周遊道路 雪面の整備
ロープウェーの駅で見かけた自然観察員が雪面にポールをセットしてしていた
避難小屋休憩所 避難小屋前の休憩所
休憩用のベンチと鐘が設置されている
避難小屋 避難小屋
避難小屋内部 注意書き避難小屋内部
中はきれいに掃除が行き届いている
小屋の中には、写真右のように、緊急の場合を除き、宿泊不可の表示があった
登山道 避難小屋からの登り
岩だらけの急坂が続いていた
標高1800mの標識 しばらく登ると標高1800mと表示した標識が道の真中にひっくり返っていた
引き返し地点 引き返し地点
上の標識の少し上で、霧が濃くなると共に道がはっきりしなくなってきたので引き返した
姿見周遊道路 山頂駅周辺
下ってくると視界が開けてきて、ケーブルカーの山頂駅やマイクロウェーブのアンテナなどが見えるようになった
雲の中の旭岳 旭岳山頂方向
ケーブルカーの駅に戻ってくる途中から、少し視界が開けるようになった
ミズバショウとエゾノリュウキンカ ミズバショウとエゾノリュウキンカ
雪解け直後の湿地に群生していた
ミズバショウよりは黄色のエゾノリュウキンカのほうが目を引く
ロープウェイ山麓駅 駐車場ケーブルカー山麓駅
大きな駐車場があるがここは有料
この下に無料の公共駐車場(写真右)がある
ここに車を止めようとしたら、ここの料金徴収係員が車に寄って来て、教えてくれた

このページの先頭へ
AC