トップ | 山あるき | 山の花 | 山の用具 | 雑記帳 |
No.64 根石岳 |
息子が初めて私の山歩きに付き合うというので、桜平まで車で行き、根石岳(2603m)に登りました。生憎の天候で見晴らしは殆ど得られませんでしたが、のんびりした山歩きを楽しめました。 日時 2005年(平成17年)8月16日(火) 天候 曇一時雨 同行 息子 所要時間 桜平(7.45) ←35分→ (8.20)夏沢鉱泉(8.20) ←1時間→ (9.20)オーレン小屋(9.30) ←55分→ (10.25)箕冠山(10.30) ←30分→ (11.00)根石岳(11.10) ←10分→ (11.20)根石山荘(11.45) ←30分→ (12.15)夏沢峠(13.05) ←20分→ (13.25)オーレン小屋(13.30) ←1時間5分分→ (14.35)桜平 山行概要
桜平で身支度をして、歩き始めたとたん霧雨が強くなり、一瞬今日はやめて帰ろうかと思いましたが、折角息子が同行しているので、しばらく様子を見ながら歩きました。夏沢鉱泉を過ぎ、オーレン小屋まで、時折霧雨が落ちてきますが、目に見えて衣服をぬらすほど強くはなりませんでした。 オーレン小屋で、一息入れ根石岳へ向かいました。根石岳・天狗山への分岐は国土地理院の地形図ではオーレン小屋の少し先ですが、実際はオーレン小屋の直ぐ裏にあります。ここを左折して、鬱蒼とした樹林帯の中を、緩やかで単調な箕冠山の登りが続きます。頭の上の樹木がまばらになり、道が平坦になったら夏沢峠の分岐に出ました。相変わらずの曇天ですが、時折薄日が射すことも有り、雨は心配しなくてもよさそうです。しかし、眺望は全く得られません。とりあえず根石岳まで行くことにして、先へ進みました。5分も歩くと根石山荘のある広場に出ます。8月の中旬ですので、全く期待していなかったのですが、コマクサがまだ花をつけていました。さすがに、殆どは花の盛りを過ぎていましたが、それでも中にはまだみずみずしい花も見られます。若い頃、秋田駒ケ岳でお目にかかって以来のコマクサです。しばらくここで時間をつぶしました。 ![]() 今回は、大菩薩か丹沢辺りにしようかとも考えましたが、いずれも暑そうなので、少し足を伸ばして八ヶ岳にしました。我が家を午前4時に出発して、桜平に着いたのが7時半頃でしたから、3時間半で着いたことになります。八ヶ岳が我が家から日帰りできるとは、信じられないような気持ちです。それと、根石山荘から根石岳にかけてのコマクサの群落にも驚かされました。 「山の花」に写真を収録した花:コマクサ、ジンヨウイチヤクソウ |
![]() |
桜平駐車場 行き止まりは駐車スペースで、ここに止められる車は10台弱 夏沢鉱泉へ続く道の入り口のゲートはここから少し戻ったところにある 前述のゲートとこの写真の駐車場までの道の両脇にも車が数台止められていた |
![]() |
夏沢鉱泉への道 桜平〜夏沢鉱泉の間は車道を歩く 車道なので当然急坂は無く、歩き易い砂利道である |
![]() |
夏沢鉱泉 盆休みのピークが終わったためか、或いは宿泊客が出払った時間帯のためか、閑散としていた |
![]() |
夏沢鉱泉〜オーレン小屋の間は、しばらく美しい渓流沿いに歩く |
![]() |
オーレン小屋 登りの時は夏沢鉱泉と同じように閑散としていたが、下山時は家族連れなど、割合多くの人が目に付いた |
![]() |
根石岳、天狗岳方向への分岐 国土地理院の地形図では、オーレン小屋から少し夏沢峠側へ歩いたところに有るが、実際はオーレン小屋の直ぐ裏にある |
![]() |
箕冠山の登り 緩やかな一本調子の登りが最後まで続く |
![]() |
箕冠山頂上? 夏沢峠、根石岳・天狗岳、オーレン小屋方向の道が分岐している三叉路 見晴らしは無いが感じの良い場所である |
![]() |
根石山荘前のコマクサの群落 大きな群落で、花の最盛期は素晴らしい眺めだと思われる 根石山荘の小屋番は、保護ロープで人を入れないようにしているだけで、後は自然に任せていると言っていた |
![]() |
根石岳頂上 周りは雲で何も見えない 晴れていればここからは下のような眺望を堪能できる |
![]() |
|
根石岳から南八ヶ岳(2004.6.3撮影) | |
晴れていれば、こんな景色が眺められるが、この日は雲に視界をさえぎられて何も見なかった |
![]() |
夏沢峠 この日は幾つかのパーティーが、てんでに休憩や昼食を取っていた |