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No.48 尾白川渓谷 |
久しぶりに娘も同行するというので、尾白川渓谷に行きました。ハイキング程度の軽い気持ちで行ったのですが、渓流沿いの道は、きついアップダウンが結構沢山あり、大汗をかきました。それほどの渓谷美が感じられず、またカゼ気味の娘の体調が今ひとつでしたので、不動滝までは行かずに、ほぼ中間点にある神蛇滝を見て引き返しました。 日時 2004年(平成16年)9月3日(金) 天候 晴のち曇 同行 家内、娘、飼い犬 所要時間 駐車場(10.15) ←1時間5分→ (11.20)旭滝(11.25) ←25分→ (11.50)百合ヶ淵(11.50) ←15分→ (12.05)神蛇滝(12.20) ←30分→(12.50)黒戸尾根分岐(12.55) ←15分→ (13.10)河原で昼食(14.10) ←10分→ (14.20)駐車場 山行概要
駐車場を出て林道のような道を少し歩くと駒ヶ岳神社が現れます。この手前には売店もあります。神社の脇を通り抜けて、その先のつり橋を渡ると登山道が始まり、「甲斐駒黒戸尾根登山道」と「尾白川渓谷道」と記した導標が立っていますので、これに従って先へ進みました。ここには河原へ下る道もあり、河原へ出てみましたが、上流方向はすぐ道が無くなり、河原を遡上することはできません。導標には渓谷道とありますが、河原を歩くことはなく、川に迫っている崖を高巻く感じの道が続きます。長くはありませんがキツイ登りや金網を敷いた鉄製の階段が頻繁に現れ、歩き始めるとすぐ汗が噴出しました。平日でしたが、随分多くの人が歩いています。いずれも軽装で、私たちのように登山靴を履いてザックを背負っているのは少数派でした。 登山道は、時折現れる滝のある場所まで来ると川床まで出ることができる道が分岐していますが、これ以外はずっと樹林の中です。樹間から渓谷も眺められますが、多くは見晴が殆ど無い樹林の中を歩きます。登山道を歩き始めてしばらくして、旭滝と記した標識が立っていました。滝の名前が付いた標識はこれが初めてです。ここで同行者達に今日の感想を求めてみましたが、アップダウンが激しく、暗い感じの単調な道が続くため、評判はあまり良くありません。この先どうするか、少し考えましたが、ここで引き返すのはあまりに早すぎますので、とりあえず下山用の尾根道が始まる神蛇滝(じんじゃだき)まで行ってみることにしました。旭滝から少し歩いて、百合ヶ淵に着き、ここから木の根が露出した急坂を登ると、神蛇滝が望める場所に着きました。 同行者達は滝にあまり興味を示さず、更に前述しましたようにカゼ気味の娘の体調が今一つなので、神蛇滝のビューポイントのすぐ上にある尾根下山道分岐から下山用の尾根道を下りました。単調な下りですが、登ってきた渓流沿いの道より大きな段差が少なく、はるかに歩き易いので、登山道の入口には思ったより早く着きました。なお途中に黒戸尾根分岐があり ![]() 尾白川渓谷は不動滝まで一般道が整備されているようですが、今回はその半分ほどの行程の所で引き返しました。もう少し明るい渓谷美を期待していたのですが、暑くて薄暗い印象が残りました。ここを訪れる季節としては、あまり良くなかったようです。ここは紅葉かまたは木々が葉を落としている時期に訪れるのが良いように思えす。 今年も暑さと混雑を避けていたため、前回の鳳凰三山から1ヶ月ぶりの山歩きでしたが、少々期待外れでした。 花 次の花が咲いていました。 ヤマジノホトトギス、ツリフネソウ |
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尾白川渓谷の駐車場 駐車場は舗装されていて50台ぐらいの車は楽に止まれそう 売店とトイレがあり、平日だったが売店は営業していた |
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駒ヶ岳神社 意外に大きな神社でお社以外に舞台のような建屋もある この先につり橋がある |
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つり橋 しっかりしたつり橋だが、人が歩くと結構ゆれる 橋の下には河原が広がっていて、格好の水遊び場になっている この日も家族連れやグループ客が何組か遊んでいた |
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登山道入口の導標 つり橋を渡るとすぐこの導標が立っており、「甲斐駒黒戸尾根登山道」と「尾白川渓谷道」と記されている この少し先で黒戸尾根方向(下山用尾根道)の分岐があるが、これを示す導標等はない ここには河原へ下る道もあるが、この道は河原へ出たところで無くなり、河原から遡上はできない |
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登山道の階段 尾白川渓谷道には鉄製で踏み板が金網の階段が沢山設置されている |
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最初のうちは滝があると滝の前の河原まで行くことができる いずれの滝も段差は小さく、それほど興味を引かなかった |
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そのうちに道は渓谷のかなり上を通るようになり、滝があってもこれを見下ろすようになる |
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尾根下山道分岐 神蛇滝のビューポイントから50mほど先にある 「尾根下山道」と表示した導標が立っている 今回はここから先へは行かずに、この「尾根下山道」で下山した |
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尾根下山道 大きな段差が殆ど無いので歩き易い 登ってきた渓谷道にあった鉄製の階段は無い ただし見晴は全く無い |
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甲斐駒黒戸尾根分岐 尾根下山道の途中にあり、それを示す導標が立っている ここから少し下ると登山道入口の導標からわずかに上流側に出る 黒戸尾根は最近歩く人が少なくなったと言われているが、しっかりした道が上の方に続いていた |
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同行した飼い犬 最初の鉄製の階段の金網の踏み板で足が抜けてしまい、しばらくこの鉄製の階段の上を歩こうとしなかったが、そのうち慣れて自力で歩くようになった 他にも自力で越えられない段差が幾つかあった 昼食の時は大好きな娘のそばを離れようとしなかった |