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1984年に結成された帰国生の親によるボランティアグループです

出国をひかえた方へ

これから海外赴任される方にお読みいただきたいページです。

海外赴任が決まったら

初めての海外赴任…!
言葉のこと、お子さまの教育、住まい、安全面は、引っ越しは…? 

たくさんのご心配があると思います。
まずは現地についての情報を集めましょう。
ご夫婦、ご家族でよく話し合い、本やインターネットの他、前任者や現地の人事担当者、日本人会などにもきいてみましょう。
住みやすい地域、乳幼児向けの子育てサークル、学校、病院など、具体的にわかってくるにつれて不安は解消されていくと思います。

「なんとかなった」「案ずるより産むが易し」多くの海外生活経験者がこのように感じています。

海外の医療や教育情報については、
リンク集ページをご参照ください。



予防接種

渡航先が決まったら、予防接種について調べましょう。滞在先で必要な予防接種は、厚生労働省HP海外渡航のためのワクチンで調べることができます。日本とは種類や回数が違うものもあるので、かかりつけ医に相談してください。
お子さまの接種記録は英文で作っておきます。決まった様式はないので、接種名と日付がわかるように一覧にして、かかりつけ医のサインをもらっておくとよいでしょう。接種の英名は母子手帳に記載されています。(公)日本小児科医会の「推奨する予防接種スケジュール 英文版」に記載されているチェックリストなどもご参考にしてください。

海外での教育

お子さまの学校は、渡航前にできるだけ早めに決めておくと安心です。通学事情や公立学校の校区によってお住まいの地域を決めるというご家庭が多く、また私立・公立ともに、入学や編入が順番待ちでウェイティングリストへの登録が必要な学校があります。
  

海外の学校の種類

日本人学校 日本の検定教科書を使って国内と同等の教育が行われ、先生方の多くが日本から派遣されます。規模はさまざまで、多くが中3まで現地の言葉や文化を学習するプログラムも行われます。幼稚園を併設する学校もあります。

在外教育施設の一覧が見られます。
文科省CLARINET 認定した在外教育一覧
私立在外教育施設  日本の学校法人や企業が設立した全日制の学校で、ほとんどが文科省に認可されています。寮を持つ学校が多く、日本語で授業が行われます。
現地校 現地の言葉で教育が行われ、就学年齢、小・中・高の学年の区切りなど、
教育制度や内容は国や地域によって異なります。多くの公立校は校区内に住んでいることが必要です。私立校の入学資格や校風は学校によりさまざまなので、早めにコンタクトを取って見学させてもらうとよいでしょう。
インターナショナル
スクール
アメリカ系、イギリス系、IB系などがあり、それぞれ異なるカリキュラムを持ちます。幼稚園から高校まで、さまざまな種類、規模の学校があります。高校卒業資格が得られる学校かどうかは、現地大使館や海外子女教育振興財団で確認できます。
日本語補習授業校 現地校、インター校に通う子どもが週末や放課後を利用して国語・算数などを日本語で学習します。現地に永住する家庭や国際結婚家庭の子どもも近年増えています。

日本人学校および日本語補習校の一覧が見られます。
海外子女教育振興財団学校一覧


海外の学校について詳しくはこちら
入学・編入に必要な書類、経験者の声も載せています。ご参考になさってください。 

さらに詳しい情報は…
出国前に気をつけること 『帰国生への学校案内≪関西≫』より


海外での子育て・母語の確立

幼稚園前の小さなお子さまがいらっしゃる方も、新しい生活が落ち着いて気持ちに余裕ができたら、子育てサークルや習いごとに少しずつ参加してみてはいかがでしょう。お子さまにもご両親にも、お友だちができる良い機会になるかもしれません。
子育てサークル 
・現地のコミュニティが主催するものや、地域の日本人で集まるサークルなどがある。
・困ったときに助け合ったり、情報交換の場になったりする。
習いごと
・ベビースイミング、ベビージムなど、楽しい遊具が用意されて親子で楽しめるクラスもある。
・サッカー、バレエ、楽器など、幼児から始められるものも多い。小学生以上のサマーキャンプも人気。
幼稚園      
・周りの人に評判などを聞いて園を選ぶことが多い。
・通園の便利さは大きなポイント。

母語としての日本語   
現地の生活に馴染んでくるにつれて、子どもは言葉も覚えて話すようになりますが、思考力の基礎にもなる「母語」としての日本語を身につけることも大切です。
・特に幼児期は大切な時期なので、毎日絵本を読み聞かせる、日本の歌や番組を見せるなど、
 日本語の幅広い表現に触れる機会を作る。
・お正月、ひな祭り、端午の節句などの行事を大切に。
・家庭では、意識して家族の間で正しい日本語で話すように心がける。
・必要に応じて、通信教育や在外の塾を利用する。


     

帰国への準備

情報収集
帰国のタイミングは、世界情勢の変化や勤務先の事情で急に決まることもあります。どのような学校があるか広く見て、お子さまに合う学校を考えておきましょう。

海外子女教育振興財団主催 帰国生のための学校説明会(例年7月下旬 東京・大阪・名古屋)
 
小学校から大学まで、帰国生受け入れを積極的に行っている私立・国公立の学校が一堂に会し
 担当の先生から直接話を聞くことができる貴重な機会です。
 一部の府県市の教育委員会にも個別に相談することができます。(2023年度はオンラインと会場開催)


私立中学校高等学校連合会・塾主催 合同説明会
(例年夏休み時期
 
一般入試対象ですが、多数の学校について情報を集めることができます。 

学校見学
  志望校がいくつか決まれば、お子さまと一緒に説明会やオープンスクールに参加しましょう。
 個別訪問を受け付ける学校もあります。 
 学校の雰囲気を肌で感じ、「この学校に行きたい」と本人が感じることは非常に重要です。

学力を把握する  
海外での学力が日本でどのくらい通用するかを知っておくことは、学校選択の重要なポイントとなります。

・塾やインターネットを利用して、海外で受けられる模擬試験を受けておく。
・一般入試の過去問題を入手し、どのくらいの学力を必要とするか確かめる

・社会や理科など未履修分野がある場合は、志望校に相談して指示を仰ぐ
入学・編入後は一般入試で入った国内の生徒と一緒に学習することを考えて、
 日本の学習を少しずつでも続ける。
・英検やTOEFLなどの検定試験を評価する入試が増えている。海外の会場は限られているが、
 取得しておくと役に立つことが多い。

海外での生活を大切に          
帰国に向けての準備も必要ですが、子どもにとっては「今が大事」ということを理解して
現地での生活を充実させましょう。お友だちとのつきあいなど、海外でしか体験できないことを大切に…。
・スポーツや芸術などの特技は将来にわたって自信につながり、友だち作りのきっかけともなる

・海外の学校での学習にしっかり取り組む。環境の変化や言葉の壁を乗り越えて頑張ったことは、
 大きな自信となる

・各学年での成績表や課外活動・ボランティアなどの証明書は、帰国入試の出願書類に必要な場合も
 あるので保管しておく。また書類審査の際、海外の学校での成績を重視することが多い。

  
 
さらに詳しい情報は…
帰国への準備 『帰国生への学校案内≪関西≫』より

帰国後の日本の学校については、
サイト内
帰国後の学校選択学校訪問記のページをご覧ください。


email: kakehashi
    @kansai.email.ne.jp

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