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1984年に結成された帰国生の親によるボランティアグループです

帰国後の学校選択

帰国後のお子さまの学校選択の参考にしていただきたいページです。
出国をひかえた方へのページの「帰国への準備」もご参照ください。

日本の学校の種類

国立校 大学附属の小中高があり、大学が独自に教育方針を決めます。教育研究の一環としてユニークな内容の授業も行われ、小→中、中→高の内部進学の際、成績順に定員が設けられている学校もあります。

国立大学附属学校の一覧が見られます。
全国国立大学附属学校連盟

私立校 多くの学校で学習指導要領より授業時間が多く、英語教育、理科教育、ICTの活用、IBプログラムなど、特色を打ち出しています。中高一貫校では大学受験に向けた前倒しカリキュラムが組まれている学校が多く、高校からの編入生とは別クラスになる体制もよく見られます。

加盟している私立学校の府県別一覧が見られます。
日本私立小学校連合会 …………関西は、大阪府・兵庫県・京都府が掲載されています。
日本私立中学高等学校連合会

公立校 帰国した小学生の約90%、中学生の60%が公立校に入学しています。(全国平均)
各校の「帰国児童・生徒在籍数」には、外国籍の子どもの数が含まれることが多いです。
小中学校では、基本的に学習指導要領に沿った授業が行われます

高校では従来の普通科に加えて専門学科・総合学科や新しい制度の導入、
また中高一貫校の新設により特色化が進んでいます






中学校卒業後の進路の一つとして、5教科だけではない実践的な教育に力を入れている学校です。文科省指定の高等専修学校では、一般の高校と同様、卒業すれば大学入学資格が得られ、私立でも国や各府県の公的な就学助成金の対象になります。

文科省指定の私立専修学校一覧
      国公立専修学校一覧 
      
大阪府サイトより「高等専修学校ってなんだろう




高校
全日制高校のように毎日登校する必要がなく、授業はインターネットなどを活用して行われます。カリキュラムは学校によって異なりますが、学習指導要領に基づいて構成され、3年以上在籍して必要単位数を取得して卒業すれば、高校卒業資格を得ることができます。他の高校から転入する場合は、それまでに修得した単位を引き継ぐことも可能です。

文部科学省 高等学校通信教育の現状について
      広域通信制高等学校の一覧


かけはしでは、学校情報誌制作のために関西のさまざまな学校に取材にうかがいました。掲載した学校の一覧を 学校情報誌のページに掲載しています。また、学校訪問記のページも、ぜひ学校探しのご参考に!

学校選びのポイント

帰国生受け入れの理由とは
帰国入試制度を設けている学校が帰国生を受け入れる理由は、主に次のように分けられます。
「帰国生に何を期待するか」は、帰国入試の内容や難易度にも反映されるので、学校選びの際
参考にされるとよいでしょう。

 ▼保護者の赴任などで子どもの教育に不利益を被ることがないよう、国の施策や宗教的な理由から
  
帰国生を受け入れて国内の教育体制へのソフトランディングの場となる。
 ▼「グローバル人材」として帰国生の持つ国際性や語学力に期待し、一般生への刺激となることを望む。

 ▼帰国生の受け入れを主な目的として設立。
 

帰国生が受ける選考の主なタイプ 

 帰国入試  外国語での作文や面接、海外の学校の成績を評価するなど、
帰国生の事情に合わせた特別な入試制度。
 配慮あり 一般入試に準ずる学力試験を課すが、語学力や海外の成績等を考慮、
理・社を免除するなど合格基準に配慮がある。
 英語重視型 一般入試の一部として、英検等の資格を評価したり、英語筆記試験などを課す。
帰国生だけでなく国内一般生徒も対象で、近年増えている。
 編入試験 学校により時期や回数、試験内容はさまざま。帰国入試のある学校でも
編入試験は一般生と同じという場合もあり、早めの問い合わせが必要。


本人の希望を大切に
入試や編入という「入り口」も大切ですが、毎日学校に通うお子さまにとっては入学後の生活が肝心。
お子さまに合う学校かどうか、校風などをよく調べ、本人の希望や視点を大切に学校を選びましょう。

「自分で決めた」という気持ちがあると、入学後にも前向きに頑張ることができます。


一時帰国中の体験入学について
日本の学校を知る良い機会ですが、できるだけ早い時期に申し込みましょう。
夏休み期間が多いですが、学校にとっては学期末のいそがしい時期ということを理解して、
学校や教育委員会とのコミュニケーションを十分に取ってお願いしましょう。
給食費など必要な費用は自己負担となります。

入学・編入までに子どもに教えておきたいこと
・学校まで安全に通学できること。
・体操服などへの着替え、毎日の時間割の用意。
・「わからないときは周りの友だちや先生に聞く」ということ。

知っておきたい基礎知識

日本の学校への入学・編入についての基礎知識です。
選考のタイプや必要な準備など、押さえておきたい基礎知識や経験者の声をご紹介しています。学校探しのご参考に、ぜひご一読ください。


知っておきたい学校基礎知識の概要をまとめています。
 
 日本の学校への入学・編入基礎知識



◆かけはし『帰国生への学校案内≪関西≫』より
 段階別にさらに詳しい情報です。

出国する前に気をつけること
帰国への準備
国立/私立の学校への入学・編入学
公立小中学校への編入学
近畿2府4県 公立高校への入学・編入学
大学入試基礎知識




帰国生あるある

帰国した子どもたちは、こんな体験を乗り越えて日本に慣れていきます。  
・小学校からの帰り道、何度か道に迷っていた。 
・日本語はわかるつもりだったが、先生の関西弁が聞き取れなかった。
・友だちの会話の「ノリ、突っ込み」についていけなかった。
部活で先輩に敬語で話すことになかなか慣れなかった

・友だちから「英語教えて」と言われたが、文法用語がわからず教えられなかった。


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関西帰国生親の会かけはし

email: kakehashi
    @kansai.email.ne.jp


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