エクセル実践塾 > 特集「条件式の考え方」

対象セルが空白セルもしくは0の場合に、計算結果を表示しない

 

対象セル同士を乗算し、その結果が0となる場合に計算結果を表示しないIF関数式にします

数式も何も入力されていない真の空白セルは、数値の0に相当します。

この0は、どのような数値と乗算してもその結果は0となります。

つまり、空白セルもしくは0が対象セルに含まれている場合には、それらの乗算の結果は必ず0となります。

条件式(論理式)では、0はFALSE(偽)として扱われます。そして、そうでない場合にTRUE(真)と判定されます。

これをIF関数の条件式とすれば、対象セルが空白セルもしくは0の場合に、何も表示しないようにできます。

 

 

 

 

何も入力されていない空白セルは0として扱われるので、シリアル値である日付との乗算の結果は0となります。

もちろん0の入力されているセルも同様で、どのような数値との乗算でもあっても、その結果は必ず0となります。

この乗算を条件式(論理式)として用いれば、空白セルもしくは0が対象セルに含まれている場合に、何も表示しないというIF関数式ができあがります。

乗算結果の0は、条件式ではFALSEとして扱われるので、何も表示しないことを表わす""は、偽の場合の処理として記します。

乗算結果が0でないときにTRUEとなるので、結果を表示したい計算式は、真の場合の処理として記します。

 

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