神保町 昼食ニュース

2002年5月号

2002年5月3日記
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仮の宿り

東棟近況
(4月25日)
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西棟近況
(4月25日)

 3月下旬だったか,すずらん通りの冨山房ビルの右隣に建築中だったビルが完成し,東京堂書店が入った。元の店のビルもそう古いわけではないし,どうするのかと思ったら,今年いっぱい改装工事をするという。今度の店はその間の仮店舗というわけだ。同じ店員さんがいて確かに東京堂なのだが,まだ知らない店に入ったような感じがする。
 その向かい側,三慶商店のビルもほぼ完成している。しばらく動きが少なかったすずらん通り近辺も,また変化のシーズンにさしかったのかもしれない。
 昼食事情の方も変化が少しあわただしくなった。

◆ 初訪問

 靖国通りを神保町交差点から駿河台下方向へ少し行った左側に,カレーとステーキの「ふらんす亭」ができた。前はペンキを塗っている人のトロンプルイユ(だまし絵)がシャッターに描かれていたところである。いつも行列ができているが,ある日通りかかったらたまたますぐ入れた。レモンステーキとおろしハンバーグというランチ(\1000)を食べたところ,鉄板のまわりにはねるのを遮る紙の壁をめぐらした状態で出てきた。レモンステーキというのはレモン風味のかすかに甘いソースがかかったさっぱり系で,なかなかユニーク。量はかなりたっぷり系。
 近くのライバルは少し駿河台下方向に行ったところにある「くいしんぼ」だろうが,それよりやや高級路線である。

 これより前,3月下旬だったと思うが,錦華通りを北へ行き,右手に少し入った右側に「味仙楼」という中華料理店ができた。博多ラーメンの龍龍軒の向かいのビルで,今まで飲食店ではなかったところだ。昼は定食数種類と麺類・チャーハンなどで,夜はオーソドックスな内容の中華料理のようだ。

 前号にラーメンのピカ一が2月末に移転したと書いたが,そこにまたラーメンの「ひろ」という店ができた。4月18日の12時半ごろたまたま通りかかったところ,「本日11時30分オープン」と書いてあった。新しい店探訪は長年やっているが,開店1時間後に入ったのは初めてである。味は近ごろのラーメンとしてはやや重厚。水餃子もある

 これもたまたま神保町1丁目の偶数番地(靖国通りの北側)のブロックの裏道を歩いていたところ,「創作和風bar 武蔵」という店が昼食をやっていた。白山通りから行くと,前号で書いた「カレーの王様」の1本北の小道を右に少し入った右側である。4月11日にオープンしたとのことで,2階もあり,若い店長さんと女性一人で大忙ししていた。
 この日の昼食は定食が3種類と「武蔵御膳」で,武蔵御膳を頼んだところ,大きな弁当箱にきれいに盛りつけられて出てきた。内容は鶏の明太子マヨネーズ焼き・カツオのサラダ風・帆立の天ぷらの盛り合わせで,質・量ともきわめて充実していて,これで850円ではもうからないのではないかと心配になった。こんどは夜行ってみよう。

 「小諸そば」の駿河台下交差点の店が3月下旬に改装し,すずらん通りの新しい店と同様にカウンターで座って食べるようになった。メニューに「鴨せいろ」が大書してあるのにやっていないのも同様である。

◆ 閉 店

 うっかり気づくのが遅れたが,靖国通り沿いの北側,駿河台下交差点からすぐの「ちよだゝ(ちょん)寿司」が2月15日に閉店した。昼夜ともメニューがかなり多く,けっこう大きな店だったが,去年半分はスポーツ用品店になってちょっと寂しくなっていたところだった。
 これよりさらに古い店だと思うが,千代田通りの神保町側,駿河台下から大手町方向に行ったところにあったそば屋「松寿庵」が3月30日に閉店した。再開発地域のいちばん端にあったので元のまま営業を続けていたのだが,「工事の進展に伴って」閉店としたという。新しいビルに入るのかと想像していたのだが,貼り紙には何も触れられていなかった。


 →「神保町1丁目南地区再開発」問題 ミニ・リンク集


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