神保町 昼食ニュース

2001年12月号


  開店: 喬家柵小吃  炎○
  初訪問: 志なの<司町>
  閉店: 立花家

2001年12月2日記  

小春日和

路地を圧して伸びる東棟
(11月27日;以下同)
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学士会館前から見た東棟
駿河台下交差点からも東棟が見えるようになった

 先日,神保町ではないが,焼肉店に行ってみたら,土曜夜の稼ぎ時なのに気の毒なくらいガラガラだった。
 その後,多少意識して,神保町の牛肉系統の店に行ってみたが,少なくとも昼はけっこう混雑していて,以前とそれほど変わったようには見えなかった。特に牛丼の店は,外から見たところではかなりの混雑で,特に若い人の安定した支持を得ているようだ。

 穏やかな晩秋の神保町1丁目南地区「再開発」現場は,その後も鉄骨の組み立てが続いていて,東棟は11月末現在12〜13階が進行中である。塀の中をのぞくと「墜落災害」を防ごうという標語が掲げてある。まさか,上から落ちないようにしようということではないだろうから,物を落とすことを「墜落」というのだろうか。

◆ 開店と初訪問

 神田錦町の奇数番地(神田警察通りの南側)は,私にとっては近い割に行く頻度が低いので気がつかなかったが,「喬家柵小吃」(きょうがさくしょうきつ) という店を見つけた。神田警察の向かい側,2本目の道にある (錦町2-5-9)。蘇州出身のコックさんが8月に開店した店で,最初は同僚に教えられて夜行き,数日後に昼食に出かけたところ,12時半すぎなのに行列ができていた。
 ランチは5種類で,炒め物,麺,餃子,チャーハンなど5種類で,小さなサラダとデザート(杏仁豆腐)がついて700〜800円,その日は麻婆春雨の定食を食べたところ,質量ともなかなかの水準だった。(ただし,私は先に夜行ったので,夜のすばらしい味の方が印象が強い。)

 靖国通りのランチョンの角を曲がり,昼だけのカレー屋「YAGURA」の先のブロックの角に,「炎○」(えんまる,と読むらしい;神保町1-28あたり)という店が少し前にできた。イタメシ屋かと思っていたのだが,よく見るとそうでもない。昼食は「ボウル」と称する丼物が肉・魚・野菜各1種,パスタが1種で,和洋折衷だった。地鶏ハーブ焼ボウル(\880)というのを注文したところ,大皿の半分以上をサラダ(魚介類入り)が占め,その脇に丸くない変形丼とスープカップがのって出てきた。鶏肉は,甘いたれで,カボチャが乗っていたりしてちょっと変わった雰囲気。サラダの立派な内容が印象的である。なお,ランチは週替わりだそうだ。

 だいぶ東,神田司町2丁目あたりに「志なの」というそば屋を,たまたま見つけて入ってみた。このあたり,小さな手打ちそば屋がいくつかあるが,ここはかなり「高級」で,日常的な昼食という感じではない。箸袋を見ると,秋葉原の Laox ザコン館の近くの「志なの」が新しく出した店らしい。

◆ 閉店

 前に「牛タンの新しい店」として紹介した「立花家」が11月中旬に閉店した。

◆ 季節のメニューなど


 先月号で「天鴻餃子房チェーン」の新メニューを紹介したが,よく見るとチェーン全体ではなく,錦町店(錦町3-16)だけのようだ。厨房の広いこの店でまずやってみたのかな,などと想像をめぐらした。季節の餃子は,冬の恒例「豚キムチ餃子」となり,また昼はやらないが「キムチ餃子なべ」も登場した。
 こちらはチェーン全体だと思うが,てんや(神保町では三省堂書店南側,専修大学交差点角にあり)では「カキ天丼」をやっている。


 →「神保町1丁目南地区再開発」問題 ミニ・リンク集


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