神保町 昼食ニュース

2001年9月号


  開店: いっぱいやん
  初訪問: 龍鳳  ねこのしっぽ
  閉店: ルノワール<駿河台下店> 大勝軒

2001年9月1日記  

曇り空の夏

 8月号で「今年の暑さは尋常ではない」と書いたが,その後は暑さは一服しっぱなしのままで,すっきりと晴れる日がほとんどないまま9月を迎えた。

 神保町1丁目南地区「再開発」工事現場では,曇り空に大型のクレーンが林立し,いよいよメインの東棟・西棟の鉄骨の組み立てが始まった。1年あまりの間広がっていた広い空も,あと1か月で見納めになるだろう。
姿を見せ始めた西棟の鉄骨――左側は組み上がった北棟の鉄骨
(8月7日)
林立する特大クレーン
(8月20日)
(写真をクリックすると大きい写真へジャンプ)

★[ニュース] 神田SOBARTラリー

 神田のそば屋11店で,アートラリー「SOBART」が,8月31日から9月8日(土) まで開催されている(12:00-13:00除く;日曜休)。18人の作家の作品が飾られ,7店のスタンプを集めると蕎麦券がもらえるという。
 神保町近辺の参加店は,満留賀(神保町1-17-3),満留賀(神保町3-5),松翁(猿楽町2-1-7),神田錦町更科(錦町3-14),やぶ仙(小川町3-6)など。ほかに神田まつやかんだやぶそばといった老舗も参加している。
 参照先:AllAboutJapan そばの掲示板

◆ 閉店と開店

 7月に閉店したキッチンヤマダ,桃牧舎の斜め向かい,小川町3-7の「ルノアール <駿河台下店>」も7月いっぱいで閉店になった。その後改装工事が行われていたが,8月23日,「いっぱいやん」という店になって開店した。店名の最後の「ん」は非常に小さい字で書いてあり,本当に店名の一部なのかは不明である。焼き鳥中心の居酒屋で,昼食もある。
 翌週になってから行ってみたら,比較的大きなオープンキッチンができていて,その前はカウンター,あとはテーブル席がかなりの高密度で置いてあった。昼食は500円から最高780円と安い。焼き魚定食(アジの開き \680)を食べたところ,かなりのボリュームでお買い得。ただし,漬け物・みそ汁・ご飯以外何もないので,50円から100円の小さいおかずを追加する方がいいかもしれない。

 すずらん通りのラーメン・つけ麺の店「大勝軒」が20日ごろ突然閉店し,差し押さえの貼り紙が出た。これまで飲食店の閉店はたくさん見てきたが,こういう形のは初めてである。

◆ 初訪問と新メニュー

 昼休みにさくら通りを歩いていたら,業界団体の知人にばったり会った。「もしかして昼飯行脚? それならあの辺はどうですか」というわけで教えられたのが,神保町3丁目1と13,さくら通りの続きと靖国通りとの間の路地である。いろいろなタイプの小さな店が5軒ほど固まっている。1本南の通り入り口の源興號には時々行くが,この地域は初めてである。
 その中の中華料理「龍鳳」に入ってみた。季節メニューのしょうゆつけめんもよかったが,水餃子の小皿がすぐれものだった。

 もうひとつの初訪問は,今年1月号に書いたハンバーグの「ランディ」のあるビルの2階にある「ねこのしっぽ」である。前から気づいてはいたが,今まで行く機会がなかった。大きな窓の明るい店で,4人用と2人用のテーブルのほかカウンターもあり,かなり広い。
 「和風イタリアン」を名乗っていて,昼食は「今日のパスタ」2種類のほか,数種類の定食がある。「カレー味クリームソースのスパゲティ」というのを食べた。麺はたっぷり,スープ,サラダがついて\850は十分満足できた。イタリアンにしてはおじさん客も多かった。

 盛寿司 <白山通り店>(中華の三幸園並び)に,「信州そば+寿司7カン」というメニューが登場した。盛寿司チェーンでそばは初めてだろう。
 まぐろ市場(小川町3-11あたり)で,「まぐろステーキ丼」というのが8月29日から登場した。「季節限定メニュー」と銘打っているが,いつまでなのかは書いていない。ご飯の上にレタスの細切りを敷き,さいころ状のまぐろステーキを載せて,比較的あっさりした甘辛のたれをかけ回したもので,¥630也。野菜がとれるのがよい。


 →「神保町1丁目南地区再開発」問題 ミニ・リンク集


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