今回は実に面白いミステリーを1冊紹介しています |
表紙 | コメント | 表紙 | コメント |
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「すべてがFになる」
著者:森 博嗣
著者は某国立大学工学部の助教授という何とも異色な作家です。主人公西之園萌絵は周りに起こる事件を
恩師の犀川創平と共に解決していく。実にシャープで破壊力抜群のこんな本格ミステリを
私はずっと待ち望んでいた気がします。最後にあっと驚く結末と「F」の意味が明かされます。
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「OUT」
著者:桐野夏生
パート仲間の夫殺しをかばうために、事件は意外な方向に突き進んで行く。登場人物が
犯罪にかかわっていく心理や過程に、抜群の説得力があり、読んでいて引き込まれてしまう。
'98年版「このミステリーがすごい!」第1位!
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「きらきらひかる」
著者:江國香織
笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。そんな二人は全てを許しあって結婚したはずであった。
セックスレスの奇妙な夫婦関係の中に、愛することを止められない二人がいる。だいぶ前に薬師丸ひろ子と
トヨエツ出演で映画化されましたね。
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「ぼくは勉強ができない」
著者:山田映美
「ぼくは確かに勉強ができないよ。でも、勉強よりも素敵で大切なことがあると思うんだ。」
居心地の悪い学校生活の中で、高校生の時田秀美は凛々しく生きようとする。
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「くじらが見る夢」
著者:池澤夏樹
映画「グラン・ブルー」の主人公のモデル,ジャック・マイヨールはカリブ海の島にいた。
野生のイルカやクジラと泳ぐ夢はかなうのか。ジャックと共に過ごした著者が写真と文章
で送る記録。一緒に映画のビデオをまた観たくなる。
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「ライスシャワー物語」
著者:柴田哲孝
97年6月4日、宝塚記念。私は「あっ」と声をあげてしまった。的場騎手と共に馬場に崩れ
ていくライスシャワー。そんな彼の短かった生涯を余すところなく綴った本書。「どうしたんだライス、
元気出せよ。今日はお前、初めての主役なんだぞ」
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