今回もいろいろな本を選んでみました |
表紙 | コメント | 表紙 | コメント |
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「ガダラの豚」著者:中島らも
中島らものミステリー小説といってもどうもぴんとこない。ところが、この本なかなか
の曲者で、読み始めたらもー止まらない。突如舞台はケニアに飛び、そこで意外な事実が、
最後の対決までは息つく暇がありません。新しい”らもワールド”の発見でした。
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「破線のマリス」著者:野沢 尚
昨年、話題になった「眠れる森」の脚本家の作品。テレビ局に勤めるひとりの女性が
虚と実の間で崩れて行く。孤独の悲しさの音が響き渡る感じのする推理小説。スリル
溢れる緻密な展開は読者をひきつけます。江戸川乱歩賞受賞。
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「ギャロップ」著者:飯星景子
競馬場を舞台に、恋が輝き、人生を懸命に生きようとする女性たちが、自分に
正直であろうと願う。実名の重賞レース、サラブレッドが登場し、レースの行方も
気になります。女性に読んでもらいたいとても切ない競馬の物語。
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「スローモーション」著者:鎌田 敏夫
作者には失礼だが、今まで読んだ本の中で、1、2を争うくだらない本。くだらないが
面白い。滋賀にいたとき同期4人ほどの手に渡った気がします。不覚にも去年の暮れ
また読んでしまった。あーくだらない。くだらない。
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「冷い夏、熱い夏」著者:吉村 昭
何の自覚症状もなく、突然に弟を襲った癌。それが最悪のものであると知らされる兄。
手術後、一年以上延命できる例がないことを知らせれた兄は、それをひた隠しに、弟
を見守っていく。写実的な作品を描く著者の本の中で、特に心に残る感動の一冊。
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「釣り魚カラー図鑑」著者:豊田直之他
友人の何人かが持っています。ポケットサイズなのがとてもいい。身近に釣れる魚の写真、
生態、料理の仕方などが、載っています。みなさんは「ヒイラギ」という魚を知っていますか?
私は大阪の防波堤でこの魚を釣ってこの本で初めて名前を知りました。その場で料理した
。旨い!
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