コアイベント「むかしでもいまでないどこか」


001【ののみ/初対面】

「えっとねー、
 東原 ののみ(ひがしはら ののみ)です!
 えへへへ、元気でしょ。
 ののみね、元気なのだけがとりえなのよ。」


002【ののみ/みおちゃんはながいき】 壬生屋生存時のみ

「みおちゃんがね、ときどきすごーくながいきしているようにみえるのよ。
 …どれぐらいって…えっとね…、おっきなねこさんくらい。
 あなたにせんとーりょくがあれば、そのぎのー、げんしの力もつかえるでしょうって。
 なんのことかな? ってきいたら、おおむかしのおもいでだって。
 ののみがね、それでね、おおむかしにとらわれるひつようはないのよっていったら、こまってわらってたの。
 じゅーよーなのはおおむかしといまではないのよ。そこからつづいてね、おーきくひらかれていく時のためにがんばることなのよ。
 むかしはただのおもいでなの。
 いまは一時のこしかけなのよ。
 じゅーよーなのはむかしにもいまにもないの。
 あしは、むかしといまから、どこかに走っていくためについているのよ。
 だからどこかにいかなきゃいけないのよ。」


003【ののみ/舞の迷い】 舞生存時のみ

「えーとね。まいちゃんは、なにかにまよっているのよ。
 うんめーだって。われもまた、うんめーのはぐるまとして、じんるいのけっせんでそんざいをつくるもので、かなしいって。
 それでね、うんめーなんてみたことないからないのよっていったらね、そなたはちじょーのいかなるゆうしゃよりつよいなだって。
 …。
 えへへ。ほめられちゃった。
 みんながふこーになるうんめーはね、めー。
 そんなものはねぇ、あったらいけないのよ。
 そのひとがどうなるかはそのひとがきめるの。
 それが、だいじなのよ。
 せかいのせんたくなの。」


【ヨーコとののみ/ねこのかみさま】


005【ののみ/大きくなれない】

「どこを見てるの?
 ののみのこれ?
 えへへ。ののみね、まつげ長い?
 えっとね。まきちゃんが言ってたでしょ。
 ののみは、しょーらいすごいびじんになるんだって。
 うれしい?」

[選択1]
 (ええと…。) / (ええ、もちろん。)
「えへへ。嬉しいなあ。
 ののみねえ、ののみねえ、ほめられるのはうれしいんだぁ。
 でも、だめなんだ。
 ののみねえ、
 おおきくなれないんだ。
 けんきゅーじょのね、
 じんこーちょーのーりょくとふろーふしのじっけんのけっかだって。
 ざんねんだなあ。
 おおきくなったら、がっこうのせんせいになったりね、およめさんになったりね、いろいろやりたいことがあったんだけど。
 …。
 でもいいんだ。
 今、おともだちがいっぱいいるから。えへへ。
 それにめー、なのよ。かなしいのはめーなの。ののみがこうなのは、かなしいけれど、もうかえられないから。
 えへへ、それにね。なにがどうなるかは、だれにもわからないの。
 むかしといまでないどこかは、だれにもいったことがないから、だからどーなるか分からないの。分からないことはいいことなのよ。
 分からないけど、しんらいしているのよ。
 それがじゅーよーなの。いいことはしんらいすることからはじまるの。
 しんらいにこたえないものはないのよ。
 だから、むかしといまでないどこかを、しんらいするの。そしてみんなに話すのよ。
 むかしといまでないどこかのために、がんばろうって。
 それがしんらいすることなのよ。」


【坂上/ののみの生い立ち】


006【ののみ/連れて帰る】

 ののみは、ねむたそうだ。
 というか、こっちに抱きついてきて、寝息をたてている。
「…おとーさん…。」

[選択1-1]
 (家に連れて帰る。)
 しかたがないので、おんぶして家に運んであげました。
 一日を終了します。

[選択1-2]
 (起こす。)
「…うー。」
 機嫌悪そうです。


007【ののみ/いちばんすきなひと】

「…。
 ふええ、おおきい手だねぇ。」
 ののみは自分の手と、○○の手を重ねあわせてみた。
「ののみがいちばんすきなひともね、手がおおきくてよくあたまを うー してくれたのよ。
 いちばんすきなひと?
 …。
 おとーさん。
 いつもわらっていたのよ。
 ののみはおとーさんがだいすきなのよ。
 だからいつもまねしてるんだ。
 えへへ。
 …ふぇ?
 …うん。でもね、
 おとーさんはね、おとーさんはねぇ、死んじゃった。
 きぼーのたねはまきおえた、これからだい7せかいにいくだって。
 きぼーってなにってきいたらね、
 きぼーはきぼーがみえないって言ったのよ。
 なぜならそれはじぶんだからって。
 ののみがおおきくなったら、ことばのいみがわかるようになるのかなあ。」


他人のコアイベント関連


008【ののみ/とけーの電池】

「えへへ。えっとね、うんとね。
 まいちゃんのお部屋をそーじしてあげたのよ。
 とけーの電池も交換してあげたの。
 えらい? えらい?」

[選択1-1]
 (えらいね。)
「えへへ。うれしいなぁ…
 えっとね、まいちゃんは、あー見えて、めんどうくさがりやさんなのよ。
 ののみねぇ、ののみねぇ、おねぇさんみたいにおそーじしたんだぁ。
 まいちゃんもこまったかおで手つだったのよ。」

[選択1-2]
 (ポンと手を叩く。)
「ふぇ?」


009【ののみ/あんしんできるの】

「えへへ。えっとね、さいきんね、すごくあんしんできるのよ。
 たとえね、どんなときも、○○ちゃんがたたかってくれる気がするの」


010【ののみ/ねこさんとしゃべれる?】

「えへへへ。
 ねこさんとしゃべれる? しゃべれる?
 すごいねぇ。」


絢爛舞踏


011【ののみ/戸籍】

「えっとね、○○ちゃん。
 きいてもいいですか。」

[選択1]
 (どうぞ。) / (なにかなー?)
「えっとね。
 これ、なんてよむの。」
 戸籍 東原 のぞみ

[選択2]
 (これ、いったい…?) / (お母さん?) / (…うぉ?)
「えっとね、うんとね。
 きのーになってゆーそーで、とどいたのよ。
 じゅーしょかわってたのに。にほんのゆうびんやさんはえらいねぇ。
 ふぇ? どーしたの。」
 1990年生まれのお母さんはいますか。 答:いいえ。いません。
「ふえ? どーしたの?」

[選択3]
 (ののみを漢字で書ける?) / (姉妹いる?)
 ののみは、ふるふると首を振った。

[選択4]
 (もんどりうって倒れる。) / (倒れる。)
「…そうしろって書いてあるの?」
 ののみじゃなくて、君の名はのぞみだ。…と言いました。
「…。
 …そーなんだぁ。
 そーいえばね、おとーさんが、ののちゃんはあいしょーなのよっていってたの。
 えっとね、うんとね。じゃあね、のぞみさんのいみはなんていうんですか。」

[選択5-1]
 (望みだから希望。)
「きぼう…きぼー。しってるのよ。」(以下に続く)

[選択5-2]
 (望みだから未来。)
「みらい…、みー・らー・い?
 …えっとね…うんとね。
 …しってるのよ。しってるの。」(以下に続く)

[選択5-3]
 (ひどい嘘を教える。)
 ののみは泣きそうだ。
「…うぇぇん。
 うそー。それうそー。」
 嫌われました。[イベント終了]


「むかしでもいまでもないところでしょう。
 おとーさんが言ってたのよ。
 それが、せかいのせんたくだって。
 わがいちぞくは、おまえもそのためにあるって。
 すべてはみんなそこをむいているのよ。
 それはすごいことなの。
 おとーさんがね、はじめてあったとき、すごいねって。ののちゃんはすごいねって…ほんとうだったんだぁ。
 …うれしいなぁ。
 うれしいなぁ。
 そーかー。
 ののみの名前は…いいなまえだね。
 えへへっ。
 おとーさんがね、ののちゃんが、むかしでもいまでもないときが、どこかわかったら、せかいはえらばれるって…。
 いつか、このことばのいみもわかるかな。
 わかるといいなぁ。」


その他


012【ののみ/みんなピリピリ】

ののみ「○○ちゃん。えっとね。質問なの。
 なんでみんなピリピリしてるのぉ?」
○○「…。」
ののみ「それにね、なんでお菓子が高くなったのかな。」
○○「…。」
ののみ「あとね、みんながののみに急に話しかけなくなったの。
 …ののみ、なにか悪いことしたのかな。」

[選択1-1]
 (ののみを抱きしめる。)
 何も言わずに、ののみを抱きしめた。
 何か言おうとして、結局何も言わずに目をつぶるののみ。

[選択1-2]
 (戦争が近いんだよ。)
ののみ「せんそ?」
○○「…戦争。」
ののみ「…せんそう。」
 うなずいてみせると、ののみは下を向いた。
ののみ「…ふぇ。
 えっとね、台風と違ってね、嫌なの。
 それ。」


013【ののみ/ねこさんをだっこ】

「ふぇぇ、ねこさんだぁ。
 ねこさんかわいいねぇ。
 ののみね、ねこさんをだっこしたいけど、ねこさんおおきいから変に見えるのよ。
 えへへ。でもね、
 このあいだはなしたらね、
 ねこさんがね、とくにさしゆるすだって。
 なにをいっているのかな。」


014【ののみ/かなしいこころ】

「…えっとね。
 げんじゅーのこころのなかが見えた時があったのよ。
 めーなこころと、とてもかなしいこころが見えたのよ。
 それでないたらね、げんじゅーさんがきえたの。…なんでかな。」


015【ののみ/目がまわるの】 食糧難時

「…なんだかね、目がまわるのよ。」

[選択1]
 (今日は帰りなさい。) / (だいじょうぶ?)
「だいじょうぶだよ、
 もー、しんぱいしょーだねぇ。
 えへへ。でも、うれしいな。
 …ほんとに…うれしいなぁ。
 えへへ。」


016【教師/これも戦争】 015後のHR

本田「ええと、…その。
 坂上先生、お願いします。」
坂上「…。」
本田「すみません…坂上先生。」
坂上「…みなさんに哀しいお知らせをしなければなりません。
 昨日、ののみさんが、死亡しました。
 風邪、です。」
 クラスがどよめいた。
坂上「栄養失調がひどくて、ね。
 医薬品も高くて手にいれることができなかったようです。
 もうすこし早く連絡があれば…。
 いや、元気そうにふるまってましたから、どちらにせよ、駄目だったかもしれません。
 …。
 …これも、戦争の一つの姿ですよ。
 …勝手な判断ですが、私は彼女をしばらく生存していることにして、配給食糧をみなさんに増量しようと思います。
 あの子もきっと、それを喜ぶでしょう。
 皆さんも、健康には注意してください。
 …以上、解散。」

坂上「…本当ですよ。
 私も、あの子だけは、生きていて欲しかった。
 戦況が悪いのは我々全員の責任ですよ。」


ののみタイプについては降下作戦


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