うぐぅ。
オープニングとか見てると、実はキーパーソンな気がするんですけど、気のせいでしょうか。毎日の朝のアレのメロディもあゆのアレンジだし。
1/7。部活に向かう名雪に、帰ったら街を案内してくれるようお願いする。
街に出て、名雪が買い物を済ませる間にあゆ遭遇。リュックに羽ついてるー。
追われているそうで。逃げ出すあゆに引っ張られて連れ回され、何故か一緒にファーストフード入ろうと言われる。よく判らないまま一緒に逃げてみる。
追手が諦めて帰った後に話を聞けば…財布忘れたままたい焼き屋台でたい焼き受け取ってしまって、走って逃げて来たらしい。
…それ、世間では食い逃げって言いますよ、お嬢さん…。
盗んだものを勧められても食べにくいです…。
自己紹介されたので、こっちもしておく。名前に心当たりがありそうな動揺ぶり…。うーん。
夜。回想でしょうか。小さい頃の名雪と一緒に街に買い物に出ている祐一。商店街で、今日と同じように名雪の買い物を待っていたら、背中にぶつかって来た女の子がいた。
そのまま泣き出してしまった女の子。名前はあゆ。通行人の目が冷たい…。俺じゃないのにー。
1/8。学校帰りに通りかかった商店街で再びあゆと衝突する。ちなみに追われている理由はもちろん同じ。
見知らぬ道まで来てしまってから戦利品をくれようとするあゆ。うー。まあ今日は貰ってみる。
たい焼き食べ過ぎでお腹痛くなって来たあゆのために少し休憩。
帰ろうとしたが、2人とも道を知らない。その時に話の流れて、引っ越して来たばかりということを話すと、あゆが「戻って来てくれたんだ、約束守ってくれたんだね」。
そう言えば昔、あゆという女の子と会って遊んだ。でも、「遊んだ」こと以外は実はよく覚えていない。約束ねえ。
あゆが抱きつこうとしたのを避けたせいで、木に衝突。その振動で落ちてしまった雪を被った栞に帰り道を教えてもらう。
商店街で、また会おうね、昔みたいに指切りしようと言われて、指切りする。
また回想。泣いている女の子を人垣から離す。泣き止んでも理由は教えてくれなかったけど、お腹が鳴っていた。好きなものは? と訊いたら「たいやき」。あゆに奢ってあげて、そしてまた翌日同じ時間に会う約束を。その時も、指切り。
1/10。秋子さんの買い物に付き合って商店街、あゆと再会。秋子さんとお互い紹介するが、名前を聞いた途端に秋子さんがちょっと考え込んでる…何だろう…。昔のことを覚えていたとか?「そんなはずない、気のせい」とか言ってるけど、何??
これからどうするのとあゆに聞かれて、引越の片付けと答えると、あゆが手伝いたいと。うん、人手は欲しい所だ。OKする。
ダンボールの運び込みは祐一、荷ほどきをあゆに頼む。でも漫画読んじゃってちっとも進んでません。ら、らしいかも。
2人がかりで何とか整理。役に立てた? と聞いて来るあゆに、少しはね、と答えておく。
カステラで休憩してから、あゆは帰って行った。
1/11。商店街であゆ遭遇。
からかったことを謝った後、商店街にいつも来ている理由を聞いてみると、探し物だそうだ。大切なものなのに、何なのか判らないっていうのも変な話。
探し物、付き合ってみるか。
でも、いつ落としたのかすら思い出せないって言い出して。急に「大切なものを落とした」ということだけ思い出したらしくて。
何なんだそれは。
とりあえず、よく行く場所を巡り始める。最後にケーキ屋さんに行くと、そこは本屋だった。ついこの間までケーキ屋だったと主張するあゆ。うーん。
また回想だ。幼いあゆと待ち合わせている。商店街でたい焼きを奢ってあげる。
商店街を歩きながら、あゆが言った。母親が自分を置いていなくなってしまったと。
…家出しちゃったの? お母さん。それとも、あの時泣いていた理由の話だろうか…。
1/12。帰り、商店街に寄ってみた。あゆ、いたねえ。ぶつかりそうになったので避けてあげます(笑)。
探し物続行中のあゆ。こっちもCD屋探したいので、ついでに探し物手伝ってあげることにする。
真っ暗になるまで歩いても収穫ゼロ。あえて言うなら、あゆは暗い所が苦手、というのが判った。
その夜も回想。あゆをとっておきの場所に連れて来た。森の大木の所。あゆは登って街を眺めていた。
1/13。帰りに降り出した雪を見て、商店街で傘を買って帰ることにする。
あゆいたね。今日も探し物? でも何かですら判らない探し物って…出て来る可能性、ゼロなんじゃないか? とついきついことを言ってみてしまう。
自分でもおかしいと判っているけど、それでも大切なんだ、とあゆ。
今日も探し物付き合ってみる。しかも相合傘で。
結局収穫はなし。それにしても、モノは何なんだろうか…。
そして回想〜。あゆはゲーセンのクレーンゲームを知らなかった模様。挑戦したけど、取れませんでした。主人公も大見得切って挑戦するが、撃沈。わはは。
1/14。朝、真琴のために履歴書買ったついでにあゆ遭遇。たい焼き屋さんに食い逃げのお詫びをしたらもらった、と朝からたい焼き…。勧められたので仕方なく食べとく。
1/15。何故か朝食の席にあゆが…。秋子さんが誘っちゃったらしいけど。何なんだよ(笑)。
秋子さんの料理の話から、あゆも料理が特技という話を。あゆの手料理ねえ。まあ、食べるなんてこともいつかはあるかも知れないね。
午後、出かける。行く先はもちろん商店街。そしてあゆに会う。まだ、落とし物探し中。
その夜もまた回想。ゲーセンのクレーンゲームの雪辱戦で天使の人形を取る。その人形は願いを3つだけ叶えてくれると言われて、あゆが願ったこと。それは、祐一が自分のことを忘れないでいてくれること、だった。
1/17。また朝食べに来てるし。あゆ…(笑)。食事を終えてこれからの予定を聞かれて、普通に「何もない」と答えてみる。
映画に誘われた。予定ないし、いいよー。後で待ち合わせることにして、いったんあゆは帰った。
待ち合わせて映画館へ。ちなみに、何を上映しているか判らないまま来ちゃったらしい。でも、入る直前にあゆは固まった。ホラー映画だったのだ。あゆはかなり苦手らしい…。
あゆ、結局、まともにスクリーン見てすらいなかった…(笑)。
1/19。朝、名雪の腕時計が止まっているのに気付いた。帰りに商店街まで電池交換しに行くという名雪と一緒に行くことにする。
放課後、名雪は「たまには違うお店も」とか言いつつ、屋台のたい焼き屋を挙げた。たい焼きと言えばあゆ…。ふざけて「実はたい焼きアレルギー」などと言ったら信じてるし。名雪〜。
彼女が時計屋で本来の目的を果たしている間にあゆに会う。名雪が出て来たので、互いを紹介する。
名雪が、あゆに遊びに来るように誘っている。何なら泊まっちゃってもいいよ、と。こっちも名雪に加勢してみる。あゆは、いつもと違って何だか遠慮がちだけど。
あゆも来る気になったらしい。
早速みんなで家に。秋子さんは快諾。でも、親御さんには連絡しておかないとね。秋子さんと名雪がキッチンで準備している間に電話を。
…電話の子機の使い方を知らない? うーん。やっとのことでかけても、相手が出ない。留守なのかなあ。後でかければいいよ。
名雪さんって綺麗だね、私も大きくなったらあんな風になれるかな、とあゆ。同年齢だけど、と言ったら何だかショック受けていたらしい。一応フォローしておいた方がいい?
たくさんの夕飯食べて、くつろいでからお風呂。あゆは、風呂上がりでも赤のカチューシャをつけている。大切な人にもらったものであるらしい。
そして深夜。3時に目が覚めた。夢を見ていたような気がするけど、内容は思い出せない。
ついでにトイレ行こうと部屋を出たら、あゆも起きてた。同じくトイレらしい。昔の夢を見ていたような気がする、らしい。大きな木が出て来るそうで。
話して、トイレ行っているうちに眠気覚めちゃった。何か夜食でもと棚を漁るが、料理のうまい秋子さんのこと、インスタントものなど置いちゃいない。
あゆが作ると言い出した。んー、まあ、頼んでみるか。得意だと一応言ってたしね。
でも…。
だ、だめだこりゃ。皮もむかないままニンジン刻んで、葉っぱごと鍋に入れて、ダシも入れずに味噌だけ入れて味噌汁って言われてもなあ(苦笑)。
まだ挑戦する気でいるあゆを残して寝る。
今度は夢、でしょうか。ベンチに座るあゆ。やって来た祐一に「人形のお礼」とプレゼントを渡す。手作りクッキーだと言うので開けてみるが…「碁石?」と言ってしまうような出来だった。硬くて食べられたもんじゃないらしい…。まあ、自分のために作ろうとしてくれた、というお気持ちは有難いですけどね…。
1/20。あゆ、まだ台所で奮戦中でした。でも結局味噌汁すらマトモに作れないばかりか、台所が凄い状態に…。秋子さんが朝ごはんを作ることすらままならない。朝食抜きで学校に行くことに。あゆは、自分で片付けたいと残っていた。
学校から帰ると、何故かあゆがまだいる。学校どうしたんだ? あゆ曰く「休みたい時に休んでいい学校」なのだそうだ。何それ…(フリースクール…?)
何故か今夜も泊まることになってるし…。
夜、話がしたいと部屋にあゆが来た。カチューシャをプレゼントしてくれた日のことを覚えているかと訊いて来た。覚えてないです。実はあゆもあまり覚えていないらしい。カチューシャ貰ったことは覚えてるけど。
…ふたり同時に忘れてるの? いや、祐一はともかく、あゆ、風呂上がりにすら外したくないほど大切なカチューシャなのに…。
まあそれはそれ。
せっかく男女2人だから他にやることあるよな、などとふざけてみたり。もっとからかってみたり。女の子って感じではないんだよねえ、あゆは。
あゆ、ベランダに出てみたいらしい。まあ、少しだけなら。高所恐怖症だからと壁にぴったりくっついてる祐一。あゆも高い所は苦手(だけど家の2階程度はOK)だそうです。
満足したのか、部屋(名雪の)に帰って行く。
1/21。朝食。コーヒーが熱過ぎて飲めないあゆ。冷たい牛乳を入れてあげようとする秋子さん…でもいっぱいで注げない。どうしよう。飲んであげようか(笑)。
あゆ、家族に何度電話してもつながらないらしい。その時になって始めて母親が旅行していることを思い出したとか。母子家庭らしい…。1人で留守番しているんなら泊まってっていいよーと歓迎モードの秋子さんと名雪。結局押し切られて泊まることに。
放課後、学校帰りのあゆと合流。あゆの学校は、街外れの森の近くにあるらしいことを聞く。
夕飯をみんなで。先に食べ終わったあゆと名雪がリビングから出て行った後で、秋子さんが祐一に「7年前この街で起きたことを知っているか」と意味あり気な質問。正直に知らないと答えると、「木が1本切られた」と秋子さんは答えた。…木??
夜。またあゆが部屋に。そしてまたベランダに連れ出された…。
名雪や秋子さんに迷惑かけてて悪いなあと思っているらしい。2人が迷惑に感じていないから余計に恐縮すると。そんなもんかもね。祐一くんはどうなの? と聞かれて、まあ、賑やかだし楽しいと答えておく。
…回想。商店街に寄ってプレゼントを買ってから、幼いあゆに会いに行く。あゆの希望で、街外れの森の木の所へ行く。木に登って街を見ながら、この冬、祐一に会えなかったら悲しいことばかりだった、だから会えて良かった、と話し出す。
(…あ。母親、出て行ったって言ってたよね。
……7年後のあゆは、母親が旅行中だと言ってたけど…。
幼い頃に出て行って、また帰って来たのかな。新しい母親?? …うーん??)
1/22。朝食の席で、秋子さんが謎の手作りジャムをあゆに薦めて来た。名雪が逃げ出してる…何? 食べてみたけど、個性的な味でした…。
学校に向かいながら、7年前の冬にこの街で何があったのか名雪にも訊いてみる。覚えてないらしい。
放課後。真っ直ぐ家に。
夜、秋子さん少し具合悪そう。珍しい。
またあゆが部屋に来た。そしてまたベランダに連れ出された。そして、明日家に帰ると。母親が帰って来るのかと訊いたら、「もう2度と帰って来ない」。秋子さんたちに気遣われてしまうだろうと思って本当のことが言えないでいたらしい。
悲しくないのにおかしいな、と言いながらあゆが泣いている。この家の団欒はきっと、あゆにとっては悲しい思い出を呼び覚ますものだったんだろうなあ。
1/23。朝ごはん、あゆが作ってる…やっぱり秋子さん具合悪いのかー。でもやっぱり食えたもんじゃないので、遠慮してそのまま学校に。
と思ったら、あゆが家から飛び出して来た。秋子さんが熱を出して苦しそうらしい。「お母さんみたいに」って…ひょっとして、お母さんって家出したわけじゃないのか…?
まあいい、とにかくあゆの懇願に答えて一緒に家に戻る。秋子さんは辛そうだけど、風邪だから大丈夫と言う。あゆは、それでも1日看病すると決めたようだ。祐一も学校から電話すると告げて学校に向かう。
少し遅刻。担任に事情を説明して着席。休み時間になってから名雪にも説明。電話するために公衆電話へ。あゆは自分の小遣いで風邪薬を買って来るつもりらしい。
次の休み時間の電話は、薬が食後なのにどうしよう、という内容だった。名雪は、あゆを信じて料理の作り方を電話口で教えている。…大丈夫かなあ…。
そんなこんなで放課後。急いで家に帰ると、看病疲れであゆは秋子さんのベットに凭れて眠ってしまっている。料理…雑炊は、何とかおいしいレベルに作れていた。
あゆを部屋に運んでゆっくり寝かせてやる。
1/24。昼まで寝ていて起き出す。秋子さんはだいぶ元気になったらしい。一緒に昼を食べる。
そして、あゆは今日こそ家に帰ることに。
秋子さんのために買った風邪薬、予防のために飲んでみる? と言ってみたり。「心配してくれてるの?」の言葉には「そうだ」と答えておこう。一応ね。
途中まで送って行くと言ったら、じゃあ駅まで、と。駅…そこにはベンチがある。いつも幼い日にあゆと待ち合わせたベンチ。
あゆは、秋子さんとのことを通して思いを語る。目の前で大切な人(母親)を失ったこと。もうあんな思いは2度としたくないと。
そしてふと思い出す。主人公にも同じような経験があった…?(…そんなの初耳なんですけど…うわー嫌な予感…)
あゆが目を閉じて欲しいと言った。閉じたら…キスされた。
お互いに好きだと告げ合う。7年分を取り戻そうと。
明日、放課後ここで会う約束をする。
1/25。待ち合わせて商店街へ。一人称、「私」にしてみたらどーだ、とか提案したりしつつ。
商店街を歩きながら、探し物のことを聞いてみる。でも、見つからなくてもいいような気がして来たらしい。今こうしていることが凄く幸せだから、もしかしたらそれは、幸せだと必要ないものなのかも知れないと。
1/26。放課後にあゆと会う。初恋は実らないって話になる。祐一はそうだったらしい。初恋の子にまつわるのは悲しい思い出だけ。でもそれが誰なのかは思い出せない。
夜。何故か窓をコンコン叩く音が。カーテン開けてみたらあゆがいた…よじ登って来たらしい。おいおい。1人が不安って…。
結局泊まることに。あゆは祐一の部屋に、本人はリビングのソファに。
1/27。朝、家族たちに気付かれないようにあゆは家を抜け出して外で待っていた。一緒に途中まで登校。あゆの学校を見てみたいと言ったら、放課後案内してくれるそうで。
しかし、案内されて行った先は本気で森の中なんですけど。ホントにこんな所に学校なんて…。
辿り着いたそこにあったのは、切り株。あの大きな木の。
あゆは何やら「嘘だ」とか「ボク、ここにいちゃいけないの?」とか、泣き声で呟いている。一体何のことだか判らない…(うわーん嫌な予感が…)。
今日も学校に行った、と言いながらリュックを開ける。空っぽだった。そこには、学校に必要な教科書などは一切なかった。
リュックを置いて走り出したあゆを追いかける。ひたすら追いかけた先の遊歩道で、探し物、と言いながらあゆは地面を掘り返していた。
手伝ってみる。でも何も出て来ない。
あゆは、夜は明けないかも知れないと言っていた。そして、もう会えないと思う、とも。
振り返った時、そこにあゆの姿はもうなかった。
その夜見た夢。7年前、休みが終わり家に帰る前。
あゆのリクエストで例の木に。あゆはその時、3つあった願いの2つめとして、今日1日だけ一緒に学校に行きたいと言った。この場所を2人だけの学校にしたいと…。
(…そー来たデスカ…)
1/28。体調悪し。
夜。回想。暗くなるまで『学校』にいたせいで、すっかり道に迷いながら森から出た。あの遊歩道。変わった形の瓶を見つけたあゆは、それをタイムカプセルにしようと決めたらしい。願いを1つ残した天使の人形を入れて。残った願いは、未来の自分のために。
明日は午前中なら会える。だとしたら、2人の学校で会おうと約束した。
1/29。放課後、部活が休みという名雪に「人手が必要な頼みがある」と打ち明けた。香里と北川も来てくれた。3人を遊歩道に連れて来て、どれかの木の根元に埋まっているはずの、人形の入ったガラス瓶を探して欲しいと頼む。怪訝そうな3人はそれでも引き受けてくれた。手分けして探す。
夜になってようやく見つける。瓶は割れてるし羽はもげてるし散々な姿だったけど。名雪が修復を試みてくれるそうだ。理由も聞かず付き合ってくれて、いい友達だなあ…。
そして回想。閉ざしていた記憶。
朝、あゆのために買ったプレゼントを手に『学校』へ向かった。でも、辿り着いたそこには、真っ赤な雪が。
いつものように枝の上で街を見ていたあゆを襲った突風。重い音とともに落ちて来た小さな体と、真っ赤に染まった雪。
プレゼントはカチューシャ。真っ赤な。
その時に初めて気がついた。それが自分の初恋だったことに
1/30。目が覚めた時はもう夕方だった。名雪は約束通り人形を直してくれていた。
それを持って出かける。今日は帰らないかも知れないと名雪に告げて。
2人だけの『学校』で待ち続ける。夜が明けて朝が来て、また夕日に染まるまでずっと動かずに。
あゆは来た。リュックと、直された人形を返す。
彼女は泣いていた。そして泣きながら、もう会えないと繰り返した。
せめて最後の願いを叶えさせて欲しいと望んだ祐一の言葉に答えたあゆの「願い」は。
自分を忘れて欲しい、ということだった。
季節は春。いつもの食卓の風景。
その席で秋子さんがニュースの話をした。
大きな木から落ちた女の子。危険だからとその木は切られてしまった。
その女の子はずっと意識不明だったのだが、今朝、7年ぶりに意識を取り戻したのだそうだ。
そして、ベンチに座って、来ない人を待っていた少女は成長した。慣れない帽子をかぶってペンチに座る女の子。
もう2度と来ないと思っていた、明けないと思っていた夜は、明けたのだ。
□■□
うわーんある意味予想通りだった。ま、参ったなあ…。
それにしても…こらこら。栞とネタが一緒ですよ(ラストが)。
あれはあれで良かったような気がするんですが。あゆが「忘れて下さい」と告げて去ってしまうだけでも。…すいません、そういうの、自分が好きなだけですね。すいません。
7年寝てたら筋肉落ちまくりですし、その、出かけてベンチに座って人を待つなんて器用なことは簡単には出来ないような気がします。まあはっきり時の経過が話されていたわけじゃないので、ちょっと長きリハビリの後だったのかなと、思うことにしましょうか…。
しかしまあ。なるほど。朝を迎えるたびに出て来るあの「夢」で始まるテキストってやっぱりあゆだったんですね。覚めない夢…。
確かにある意味キーストーリーだなあ(『お約束』でもありますね。大切な約束をド忘れする馬鹿主人公、というのは…)。
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