そんな訳で、今まで1度も会ったことのない舞ちゃん。ストーリー進行上、あそこで会うんだろうなあと当たりはつけてあるのだが。合ってるのかな。
1/11。名雪にノートを借りたまま学校に忘れて来た主人公、学校に取りに行くことにする。
ずさんな管理(?)の職員昇降口から潜入成功。ノートを取る。
しかしその帰り、廊下で剣を構えた少女に出会う。何かに突き飛ばされた主人公の近くで、その空中を薙ぎ払うように剣を振るう…。そして「私は魔物を討つ者だから」。
…何だあれは。
1/12。昼休み。学食の席は空きそうにないので買って教室で食べることに。自分の買い物をとっとと済ませて教室に戻る途中、あの少女に会う。
魔物って何? とか訊いてはみるけど答えてくれる訳がない。ただこっちのことは覚えてくれてはいるらしい。
会話が成立せずに悩んでいる所に、別の女の子が出て来た。舞とは違って人なつっこそうな子で…一緒にお昼食べませんかー? と呑気に誘われたのでOKしてみる。
やって来たのは、屋上に出る階段の踊り場。そこにビニールシートを敷いて、佐祐理と名乗った女の子は弁当を広げた。しかし大量だ…。割り箸まで持参してるし。
黙々と弁当をつつく舞。しかし、手の届かない弁当箱をじーっと見ているのに気付いて、何か欲しいなら取ってあげようとしたら「…卵焼き」。
調子に乗って、全部の弁当箱を自分に引き寄せてみた。舞は欲しいおかずをぽつんと喋る、それを取ってあげる。何となくだけど会話が成立している気配になる。…気配だけだけどなー(笑)。
夜。あの「魔物」のことを思い出し、夜の校舎へまた向かう。途中コンビニ寄っておにぎり調達。
校舎の中では、同じように剣を持った舞が。差し入れ持って来たと言うと、コンビニおにぎり受け取ってくれた。夢中で食べてる。
…何か白いものが。
ま、魔物なのか? 舞はまだ夢中で食べてるし。でもこっちにはどうしようもないので、彼女が気付くのを待っていた。
舞、剣をがしっと。布ごと壁に磔。でもそこにいたのは…布かぶった真琴だった(笑)。驚かせるために付いて来ていたらしい。おいおい。
舞、真琴の頭をなでなで(…あー、判ってるんだね、彼女にも)。真琴はバカにされたと思って嫌がってますが。
布(カーテン)を返しに行くの付き合って、と真琴に言われて、しぶしぶ承知。舞に別れを告げて家に戻る。
1/13。昼休み、屋上階段の踊り場へ。佐祐理と舞がいる。
昨夜は出たのか? と舞に尋ねてみる。Noだそうだ。出ない日もあるのか…。佐祐理には何のことだか判らないらしい。知らないのか?
佐祐理が紅茶をくれるらしい。魔法瓶持参している。ありがたくもらう。注ぐ時、左手をかばっているように見える…。
夜。再び校舎へ。
今日はガラスの割れる派手な音が…慌てて駆けつけるが舞は無事らしい。まだ気配が消えないと去ろうとしない舞。宿直に見つかったらまずいと説得するけどダメだった。舞を1人残して帰る。
1/14。昼休み、いつもの場所へ向かうが、2人がいない。おや?
放課後。1人でいる佐祐理を見つけた。珍しい。顔が暗い。舞のことを聞いてみると、職員室に呼ばれているらしい。窓の件で。舞は、先生に聞かれても決して否定せず、処分に身を任せているらしい。そのため、こういうことがあると常に舞が呼び出されてしまい、舞のせいにされてしまうらしい(いや実際舞のせいなんだけどね…)。
前にあった時は停学処分になったらしい。
いても立ってもいられず、思わず弁護しに行こうとしたらドアが開いた。舞が出て来る。今回は停学を免れたらしい。はあ。
その夜も校舎へ。停学になりかけてもそこにいる彼女に、魔物は多いのか、勝ち目はあるのか聞いてみる。答えは両方ともYes。
それなら、いつか完全勝利するその日まで、付き合うのもいいかもね。
今日の夜食はコンビニ寿司。もぐもぐ。
1/15。夜。魔物はきっと祝日も関係ないだろうと見越して学校へ来てみた。
今日の夜食は牛丼です。剣をなるべくすぐ持てるような位置に置きつつ食べる舞(ちなみにつゆだく派らしい)。
平和な時間は長続きしなかった。何か来たらしい。食べかけの牛丼をお願いされる。剣を手に立つ舞。とりあえず足手まといになるとまずいから逃げておこう。
…って何よ。ひょっとして追われてますか俺。目に見えない何者かに。うわぁん怖いよ。でも牛丼お願いされてるし…この選択肢は(苦笑)。とりあえず牛丼死守しつつ逃げる。
でも無理でした。途中で牛丼落としてしまいましたが、そんなの構ってられません…。
舞と落ち合ったはいいが、逃げられてしまった模様。あう。
…散乱してしまった牛丼、片付けないとね。とほほ。
1/16。朝、登校時に2人と会った。名雪に断って2人と一緒に向かう。
佐祐理の方から声をかけて友達になった話とか聞きつつ。
校門に行くと、山犬が降りて来ていて騒ぎになっている。体育の先生が金属バット持って迫ってるけど、及び腰。
舞がいなくなってる。そりゃ探すしか。…って、何故か呑気に雪うさぎ作ってたよ…何だこの子はー。
戻ってみると、体育教師は山犬に噛まれてるわ、さらに生徒の中に犬が近づこうとしているわでちょっとしたパニックになっている。
舞、何故か雪かき用シャベルを持ってやって来て、犬をぼむっと殴りつけて大人しくさせた。そして、佐祐理さんにお弁当を要求し、少しおかずを犬に分けてやっている。
しかし、犬殴りの現場だけ見ていた男子生徒が、舞の陰口を囁いている。犬を虐待し、窓ガラスを割る女、と。
むう。
土曜日。授業終わった後、いつもの場所に行ってみる。いたいた。犬のせいで少なくなったお弁当をやたらと譲り合いつつ食べる。
そして夜、校舎へ。
差し入れの巻き寿司を置いて「笑えばいいのに」とか「YesはクマさんでNoはタヌキさんって言うことにしない?」とかくだらないことを喋る。
胸触ってみるかって…それはやめようよ。死ぬほど嫌われそうだから(苦笑)。
今晩はこの辺りで退散。
1/17。夜はまた校舎へ。
今日のお夜食はみたらし団子。あげたら、1本つるんと食べたかと思うと「臨戦中」と飛び出してった。ひえ。
戦ってるし…。
でも逃がしちゃったみたい。うう。ひょっとして邪魔したんだろうか…。
もう今日のお役目は終わりなのかな。この選択肢は…。
何処か誘ってみる?
でも舞はまだ居ると言って聞かない。ううー。ダメか。
今夜はこれで帰ることにする。
1/18。登校時にまた会った。話をしているうちに、舞がYesの意味で「はちみつクマさん」といきなり言ってくれたのでびっくり…お、覚えていてくれたとは…。佐祐理は「?」状態でしたが(当然)。
授業中、変なこと考えてるぞ主人公。舞を、陰口を叩かれなくなるような、人気者にしてやれる方法はないものか、と。
昼休み、例の場所まで黄色い旗を持参する。通学路の信号のない横断歩道で交通整理する人が持ってるやつ(プレイヤーの地元では「緑のおばさん」とか呼ばれてるんですが)。それを、舞がやってみたがっているから持って来た、という説明で舞に押し付ける。舞は否定せず、佐祐理はめっちゃ驚いてる…。
そして、実際に舞は放課後、旗持って学校の前に立ってた。何でやねん。自分の意志ってないんでしょうかこの子。
でも、実は高校の前ってこういうの必要とする子供いないんだよね。他の生徒はちょっと冷笑気味に通り過ぎてる。うー。
だがそこへ通りがかるおばあさん。舞は、道路を渡る彼女に寄り添い、車に向かって威嚇するみたいに黄色の旗を…。使い方違うって(苦笑)。
うーん。
名雪に相談持ちかけてみる。女の子らしくない子をイメチェンさせる方法ないかな。その子可愛い子なの? と訊かれて、…正直に答えてみる。そしたら、学校行事の舞踏会はどうだろうと提案される。綺麗なドレスを着て参加すれば、他生徒の目も変わるんじゃないかと。
名案とばかりにその告知チラシを持って、舞に参加させようとする。佐祐理は驚いているけど、舞は否定はしないんだよね…。それをいいことに参加と決めつける。ドレス持ってないと言いかける舞の言葉を「俺が調達する」と遮ったりして。でもどうやってだ?
で、夜。今日の夜食はケーキ。モンブラン食べる舞、飲み物なくて喉に詰まったらしくしゃっくり始めてしまった。そんな時に物音が…。
しゃっくりで苦しい舞はトイレで水を飲んでから戦いに。お蔭でまた逃がしたらしい。うー。
ひょっとして邪魔してますか、俺。
おそるおそる言ってみる。舞の返事は「そうかも知れない。でも、嫌じゃないから」。
毎日来てもいいのか、と確認する。頷いてくれる。ほっ。
1/19。登校時、佐祐理が主人公に1時間目の休み時間に話がしたいと言って来る。何だろう。
そして休み時間。教室まで主人公を呼びに来た佐祐理の姿に、クラスメイト男子があらぬ誤解一直線になっているのを掻い潜って廊下へ。
ドレス、調達出来そうなんだそうだ。うおおありがたい。ついでに佐祐理も参加することにしたそうだ。…主人公も。衣装用意してくれるって言うし、出ないわけに行かないだろうなあ。
昼は例によって踊り場ランチ。ドレス調達と、3人で参加することを舞に教えておく。
んで、夜。何故か夜食は納豆ゴハン。食べづら過ぎ(笑)。で、牛丼の時のように一端剣を手放さなければならないわけで。
でも今夜は。その手放した隙に、目に見えない魔物が剣をすっ飛ばしやがった。
舞は納豆ゴハンの割り箸で応戦してる。でも分が悪過ぎる。じりじり迫られている彼女。剣は遠くなるばかり。
納豆ゴハンは捨てる。剣を拾った…はいいが、魔物に突き飛ばされた。何とか壁にぶつからずに済んだ。舞が目配せしてる。…上? えーと。
天井に突き刺すように剣を放り投げる。
ジャンプでそれを抜き取る舞。
戦闘再開。
結局は逃げられたみたいだけど、手負いには出来たそうだ。うむ。役に立てたかな。
でももう2度と納豆はやめよう。うん、それがいいと思う。
1/20。朝、舞踏会が楽しみで仕方ない主人公がはしゃぎまくって舞にちょっかい出しているのを見て、佐祐理が「恋人同士みたーい」。それに対して、舞がぽかっとツッコミ入れて来ました…ど、どーした舞。
昼休み。オヤジギャグかまして舞にツッコミ入れさせようとする主人公(…アホか…)。
舞踏会楽しみだねーと盛り上がっている佐祐理。ひそーと弁当箱を動かしてみたら、舞が弁当箱を追いかけた…のが頷いているように見える。あはは。佐祐理が「舞って祐一さんのこと好きだよね?」などと物騒な(?)質問をした時も、動いた弁当箱に釣られて頷いてるし…。改めて主人公に問われた舞は「嫌いじゃないから」と素っ気無く。…どう取ればいいんだこれは。
放課後迎えに来ますねという佐祐理。断って気を遣わせるのもあれかなあと頼んでおく。
でも、放課後掃除当番だった…急いで終わらせようとしてたのに、何故かそこにいる佐祐理。手伝ってるし…目立ってるし…。あっちでは教室にいたムカデを箒で追い払っている舞がいるし…。好奇の目が痛い。
さて、体育館へ行こう。
着替えて会場に入ると、いやはや豪華だ。体育館とは思えない。何かおハイソな雰囲気の人たちだらけでちょっと浮いてるかも。会話もついてけないし。
舞はちゃんと主人公の所に来てくれた。やっぱり誰とも会話弾んでないです。見よう見真似で踊ってみたりして。
佐祐理も来た。こちらも踊って下さいと言われて付き合う。
だんだん場に馴染んで来て、他の男からも誘いを受けるようになって来てる舞と佐祐理。でも佐祐理はともかく、舞は他の男とは踊りたくないそうです。
そして何故か「ありがとう」と。何がだろう。
きっと楽しかったんだろう、彼女なりに。
そんな時にガラスの音。…まさか。舞、気配を感じたらしい。うわあ。こんな会場で?
トイレに行った佐祐理探そうと提案するが、舞は「落ち合わない方がいい。魔物は、祐一に…」
って、はい? 俺!?
ガシャーンと派手な音。人が倒れてる。見ると、それは…。
嘘お…佐祐理先輩!!
舞が消えて、そして再び現れた。剣を手にしている。制止しても聞かなかった。パニックになる会場、破壊活動(にしか見えない)を繰り返す舞。
あわわ…。
1/21。佐祐理は大した怪我じゃなかったみたいだけど、大事を取って休んでいた。
そして、舞は学校を退学になることになった。今日で彼女の制服姿も最後だ。
どう思っていたんだろう、舞のこと。
好きだったんだと思うけど…。
放課後、学校を去ろうとする舞に向かって最後の繰言。本当は舞はいい奴なのに。それを学校中の生徒に知らせようと頑張ったのに。全部メチャクチャにして、簡単に去って行く。努力していた自分が馬鹿みたいだと。
でも、それでも自分は舞が好きで一緒にいたいと。
舞も一緒に居たいと言ってくれた。佐祐理と3人で。
何とかする、と約束した。何をどうして何とか出来るんだか知らないけど。
その日から夜に学校には行かなくなった。学園に彼女が戻れるその日まで、そうしようと約束したからだ。
1/22。朝、佐祐理と待ち合わせて登校しながら、舞の復学の方法を探ろうと話す。佐祐理はもちろん承知してくれた。
いつもの昼休みに作戦会議。署名運動をしてみようという話をまとめた。舞のあの所業は、佐祐理が野犬に襲われていた所を助けようとしたんだということにするのだ。
休み時間に早速署名集めを始めるが、思うように集まらない。佐祐理に首尾を聞きに行くと、こっちは順調らしい。
その時、声をかけて来た女生徒が1人。連中に目に物見せるんだって? と妙な話になっている。佐祐理はにこにこと話を合わせているが、後で聞いてみたら何のことだか判らないらしい。
放課後までに署名はかなり集まって、いよいよ舞踏会の主催である生徒会のメンバーにも話を通しに行くことに。ただ、生徒会は舞を目の敵にしているそうなので、通るかどうかはかなり微妙かも…。
久瀬という男に佐祐理が話をしに行く。しかし、こっちの話なんてまるで聞いてくれず、どんな真実があっても舞を弁護する気はないと一蹴された。
思わず話に割って入ってしまった。でも、動じない久瀬。以前から素行が悪いとされていた舞を切るいいチャンスだとしか思っていない様子。喧嘩を吹っかけそうになるが、佐祐理にたしなめられて止めた。
久瀬が去った後、主人公まで問題行動で学校を去ることになったら辛いと佐祐理が。そうだよね…これからは行動に気をつけます。
1/23。朝に佐祐理と、昼を一緒に食べる約束をする。
そして昼、いつもの場所に行くと、舞がいる。…何故?
佐祐理も、そして舞本人も判らないまま、復学させて貰えたらしい…何なんだよ?? じゃあの署名活動は何だったんだ…。
いきなり声かけられた。昨日、「連中に目に物見せる」とか言ってた女子だ。彼女はいきなり、「倉田さん(=佐祐理)が生徒会に懐柔された」「倉田さんが生徒会側につくと困る」などということを言い出した。何のこっちゃ。
話を聞いてみると、どうも佐祐理は、反生徒会の一派によって、その代表に祭り上げられているらしい。佐祐理はただ単純に舞を救いたいから生徒会に意見しているだけなのに。何だかなあ。生徒間の争いに勝手に持ち上げられてるとは…。
で、いたよ、久瀬が。演説めいたことをやっている。佐祐理を生徒会の新メンバーとして紹介している。…そうか。これで反体制の連中を困らせる気なのか。んで、佐祐理にその代償として舞の復学を持ちかけたと。はあ。
舞は今度は刀を抜かず、手刀で自分の頬を傷つけて見せた。そして「佐祐理を悲しませたら許さない」と久瀬に宣言する。その迫力に、久瀬も、集まっていた生徒も黙り込んだ。
後から聞いた真相(らしきもの)は。
元々入学した時に佐祐理は生徒会に入っていた。彼女の父親が議員だったために誘われたらしい。
そして佐祐理と舞は仲良くなった。その後、ガラスが割れるなどの事件が相次いだ。
舞を庇おうとし続けた佐祐理は、生徒会から身を引いたが、生徒会側にとっては、議員とのコネクションを奪われた方が痛手だった。学園に影響力のある生徒に逃げられた生徒会、という醜聞がまかり通り、以前から佐祐理を篭絡しようと必死だったらしい。そのために、舞の「素行」が利用されたのだ。
まあそれはそれとして。
夜。夜食はおせんべ。舞は、「そばにいて欲しい」と突然言い出した。こ、告白? と思ったら「囮になるから」って…うわぁん。囮っすか…。好きです、と言ってくれたら嬉しかったのに。とほほ。
その夜、魔物は現れませんでした。
1/24。物置を探って武器に出来そうなもの探してみた。木刀。
昼間、名雪に怪しまれながら素振りで練習。
夜、一緒に戦うと舞に宣言するが、囮だけでいいと素っ気無く言われただけ。
戦いが始まる。舞の一瞬の隙をついて剣が落とされた。代わりに木刀で殴りかかってみるが、手ごたえない(…つーか相手見えないし…)。でもその間に舞が剣を拾って、ばさっと。
以前の手負いだったから仕留められたらしい。やっぱ邪魔してんのかしら、俺。
あと四体、だそうだ。
1/25。朝の登校時、舞は足音のたびに振り返り振り返り主人公を待っている感じだったと佐祐理が報告してくれた。あはは。
昼休み。佐祐理は具合悪くて早退したとかで、例の場所には舞しかいなかった。でも、いつもは佐祐理が持って来る弁当食べていたということは、舞は食事がないってことでは。それを指摘して、学食に行くことに。
食べながら2人の馴れ初め聞くことが出来た。この間のように犬をおとなしくさせるために自分の手をくわえされたことがあったらしい。それを見て、佐祐理が自分の弁当の提供を申し出たらしい。なるほどね。
放課後は、1人部活動。木刀振ってるだけだけど。野犬でも出てくれば実戦の感触掴めるのに、と言ってたら、舞が現れて、バケツやタライが飛んで来た。うわー。
どうやら練習を手伝ってくれていたらしい…ひ、一言言ってよ…。
そして夜。今夜は2匹いるらしい…1匹欠けたせいなのか、こっちが2人いるせいなのかは判らないけど。舞のカウントダウンで1体ずつ相手にする。ただまあこっちは、舞がもう1匹を何とかするまでの時間稼ぎみたいなものだけど。
何かの手ごたえはあった。次は…右? 木刀押さえつけられたかと思うと胸を強打された。直後に舞が来て切ってった。
逃げられた、けど2匹とも手負いに出来たらしい。
役に立てた…かな?
1/26。昼休み、2人が昨日学食で食べたことを佐祐理が羨ましがっていると、舞は何を誤解したのか飛び出してって、学食牛丼を3つ買って来ちゃいました…ははは。弁当もあるのに…。
放課後、1人部活(と称して木刀素振り)をやっていると、舞が今日も何かを投げて来た。…って消火器ー!(笑) 学校の備品は大切にしましょうね、舞さん…(苦笑)。
んで、夜。今夜は1体。舞が虫の息まで追い込んだらしい。今日は出番なかったな…。でも、舞に「何を見ていたの?」と言われる。…何のこと?
1/27。いつものように放課後部活。その時に、ひょっとして舞が昨夜言いたかったのはコレじゃないかと思い出す。よけることの大切さ。
そんなことを考えていたら何か飛んで来た。よけてみた。消火器だった。舞が「よけられた」と感心(?)してる。
今日の舞は竹刀持ってる。訓練付き合ってくれるつもりらしい。そこに…だあ佐祐理さん。同好会でも作るの? 仲間に入れて! と言って来た。舞に訊いてみる。舞は、試験、と言って木刀を佐祐理に貸すよう言って来た。
思いっきり木刀を叩き落されて茫然の佐祐理。舞は佐祐理が邪魔だと言い切った。佐祐理は謝りながら去って行く。
舞はぽつりと、佐祐理の左手に傷があることを教えてくれた。それが自分のせいだとも。一緒にいると傷つけてしまう、と。
この戦いには、巻き込まなくて正解だと思う…。
そして夜。…現れなかった。手負いでも回復が早いという魔物。何処かで体力温存しているんだとしたら悔しいなあ。
1/28。朝も昼も佐祐理が顔を出さない…。舞は日直だと言っているのだが、昨日「邪魔」と言ったのを気にしているのだろうか。昼休み、探してみるが見つけられず。舞に、放課後にもう1度佐祐理を探して話をしてみるから、自主部活はなしね、と断った。
5時間目の休み時間に佐祐理が教室に来ていた。舞の誕生日プレゼントを舞に内緒で2人で買いに行こうという話を持ちかけられる。…ははは。「邪魔」を気にしていたわけではなくて、ホントに忙しかっただけなのね。プレゼントの件は承知する。
放課後、佐祐理と買い物。思いっきり女の子らしいものがいいという話から、ぬいぐるみに当たりをつけて手分けして探してみた。
佐祐理は、巨大なアリクイのぬいぐるみを見つけて来た…何でアリクイ。当然ながら長いこと売れ残っているらしい。佐祐理は妙に気に入ったらしい…。で、舞も可愛がってくれるはず、と言い切った。何故だー! 妙な佐祐理の確信に逆らわずにそれを購入することに。うーん。
夜。夜食は石焼イモ。ちなみに、佐祐理との話し合いは問題なくうまく行った、ということにしておく。
あとはコトが起こるのを待つ。妙なことは考えないように。
水道の音? トイレから聞こえる水音。それはヤツらの仕業らしいが、もう本体はその音の所にはいないと舞は言う。様子を見て来ようかと舞に訊ねてみるが答えはNo。ふむ。
舞が駆けてった。剣を振るったが、そのまま引きずられてる。剣を引っ張られているっぽい。だけど突然剣を手放したかと思うと、こっちに来た。え?
わ、やられた。舞は剣を捨ててこっちを助けに来たのだ。
ぶっ倒れてしまった俺から木刀を受け取ると、再び彼女は戦闘へと。俺はそのまま気絶しちゃいました。
気付けば戦闘は終わってた。1体仕留めたそうです。うう。やっぱり単なる足手まとい。はあ。
1/29。放課後、佐祐理が教室にまたやって来て、舞にプレゼントを渡す時間が決まったら連絡するとのことだったので電話番号を教えた。
家で待っていたが、いつも舞が学校に行く時間になっても連絡なし。困ったが舞のいる学校へ向かうことに。
途中、家に電話してみると、名雪が佐祐理の電話を受けていた。佐祐理も学校へ向かっているとのこと…げっ。
慌てて来てみたが、時既に遅し…。大怪我をした佐祐理と血に濡れたアリクイぬいぐるみがそこにあった。
学校。真昼間。ガラスの割れる音。
自暴自棄になっている舞が剣をめちゃくちゃに振るっている。ドアを壊し、ガラスを割っている。
野次馬を掻き分けて、そして暴れている彼女の懐に飛び込んだ。剣の柄で殴られたけどとりあえず動きは止められた。
必死に説得する。3人で卒業まで過ごそうという約束はどうなる。今までの努力を全部ぶち壊しにする気なのかと。
舞は動きを止めて、どよめいている群集に向かって頭を下げ、丁寧に謝罪した。野次馬たちがびっくりしている。そりゃそうだ…。
昼。学食から買って来た牛丼。かき回しているだけで食べようとしない舞は、突然、「今夜全てを終わらせる。手伝って欲しい」と。もちろん手伝うに決まってる。こっちのYesの返事に安心したのか、牛丼食べ始めた。
そして運命の夜。舞は主人公のために日本刀を持って来ていた。彼女が今使っている西洋剣の前に使っていたものなのかな。
気配、読めるようになって来てるのかな。何かいるのは判る。それと、何となくだけど、自分が狙われているような気がする。どうしてだろう。
とりあえず最初は…よける? うお、かわせた。わーい。と思ったら攻撃された。あはは(苦笑)。階段昇ってひとまず離れる。
うわ追って来てるよー。何とか体勢立て直して、一打見舞えたらしい。手負いに出来たか。
ひゅんひゅん何か跳ねてる。追いつけるかな。えーと…走り抜けちゃえばよし?
刀でついてみる。尻尾ぐらいは触れたみたい。舞が反対方向から出て来てばしっと。とどめ刺せたみたいね。
…やっぱり役に立ってなさげ。ははは。
残りは何体なんだろ。
と思った時に蛍光灯が割れた。舞が言う…上?
咄嗟に床を転がった。上の辺りを舞がぶった切ってる。よくよけた、と褒めていただける。
蛍光灯割りつつ逃げて行く魔物。舞は何故か動けない。…げ。怪我してるよ。両足と左手って…それでよく戦ってたなあ。
舞の指示で、彼女を背負って、いつものランチエリアに。…こんなトコじゃ逃げ場ないんじゃないか、あいつら来るのか? と訊いてみると、来ると。…やっぱり俺がいるからなの? なーんか、囮にされてるのかしら。どーしてよう。
しりとりとかして時間を潰しているうちに、来たよあいつ。
舞、立ち上がった。どうする気だ、と見ている間に、階段の上から飛び降りて剣を振るった。そうか、走れないから落下する重力でヤツを切る気でこんな所まで…。
慌てて後を追って階下へ。やったか? と思ったら「失敗した」ってえええー!
攻撃されて2人ともふっ飛んだ。
舞に刀を握らされる。勝つことは考えないで、いつもの中庭に、と言っただけで走り出していた。
…何する気かは知らないけど、判った。
気配から逃げる。おびき寄せるように1Fへ。そして、窓ガラス割って中庭に飛び出す。ヤツも出て来る。勝とうとするなということは、剣の背で攻撃を受ければいいのかな。
流せた…みたい。
あとはもう逃げる。刀が重いので、捨てるついでにヤツに投げつけておく。追いつかれて、突き飛ばされて。その後のことは任せるしかない…舞に。
気付いたら、空に舞がいる。
また何処からか飛び降りて来たらしい。一撃。…今度はうまく行ったみたい。
屋上から飛び降りたらしいっす。うへえ。
そのまま倒れてしまう舞…でも倒れながらも「牛丼」って…もー。
仕方ないので、手近な教室まで彼女を運び入れて、牛丼を買って来ることに。
しかし、甘かった。買って戻って来たら舞がいない。
もう1体、いたのか、ひょっとして。ああーもう。
探そうとする。廊下に出た途端に、何か撃たれたような感触。
手負いの女の子? 魔物が1体消えるたびに舞も傷ついて行くその理由って…。
何か思い出してる。十年前の麦畑でのこと。女の子に会って、一緒に遊んだ。彼女には不思議な力があって、TVで見世物にされたことがあった。そのため普通の子供たちと馴染めず、1人で麦畑で遊んでいたらしい。
背の高い麦に隠れてしまう彼女のために、屋台で買ったウサ耳つけてあげたり。
一緒に遊ぶようになったのは夏休みのほんの短い間だけ。もう家に帰るというその時に、彼女は何処から知ったのか電話をかけて来て「魔物が来る」と言った。遊び場所を守らなくちゃ、と。でも、もう帰ってしまう自分は「またいつか遊ぼう」としか答えられなかった。
女の子が見えた。その時の女の子が。
ここは新校舎。そして…あの日の麦畑は、旧校舎の近くにあった。つまり、ここが、その場所なんだ。あの日の麦畑そのもの。
そして魔物は、その子自身。「魔物が来る」とついた嘘を守って、一緒に遊んでくれた男の子を待って、1人で戦い続けるための理由。それが必要だったから。
魔物は、舞自身の力。だから倒すたびに彼女は自分を削ることになるのだ。
最後の1体を倒そうとする彼女を止める。ひょっとして覚えてないのか。思い出させればいいのかな。
名雪が、舞のことは知らないまま、女の子イメチェン作戦のためにとプレゼントしてくれたものがある。それは偶然にもウサ耳だった。まさかこんな役に立つとは。
それを今の舞につけてあげる。
そして話してみる。自分たちは過去に会っているのだと。
舞も思い出したらしい。あの男の子も自分を怖がって逃げたのだ、と思っていたらしい。
誤解を解いておこう。というより、あの日に「魔物」の嘘を信じずに素っ気無い別れ方をしたことにも責任はあるのだ。だから…これからはずっと一緒にいる。あの時は離れたけど、今度はずっと。
卒業したら舞・佐祐理と暮らす約束までした。舞もそうして欲しいみたい。
思い出がずっと一緒にありますように、と舞は言った。
なのに。
自分の体に、剣を…。
……まじっすか……。血が出てるよぅ…。
一緒に暮らす未来を夢見ながら、ただ彼女を抱きしめることしか出来ない…。
あの日の舞がいる。麦畑で。
彼女は、あの日も自分が主人公を呼んだのだと言っていた。それが力だと。全てを含んだ舞という人を好きになってくれる人を呼んで、それに主人公が答えてくれたのだと。
だからこれから再会しても必ず判るんだそうだ。この人だって。
彼女の口で語られる回想シーン。
病気の母親。入院しているみたい。病室で舞の描くウサギの絵は尻尾が長かった。見に行けたらいいね、動物園に…と済まなそうな母親。元気になったら連れて行くと約束している。
母親は舞の出産から体が弱っていたそうで。
病院の庭から雪を運ぶ舞。それで雪ウサギを作る母親。すぐ溶けちゃったけどね。
それからしばらくたったある日、母親は一緒に動物園行こうと言い出した。歩くのも無理と判っているのに…。
舞は喜んだ。本当は歩けないと知っていたけど、でもそれでも「大丈夫」と母が言うから。「今日しかない」と言うからには…そういうことなのかな。
何とかぎりぎりで自力で立ち上がり、一緒に病院の庭をゆっくり歩く。
でもダメみたい。途中で歩けなくなってしまう。ベンチで休むことに。目を閉じて苦しそう…。
舞は頑張ることにした。たくさんの雪ウサギを自分で作って、ここでウサギだらけの動物園を作り出す。
母親はそれを見て喜んでくれた。でも、その後は…。
力が使えるようになったのはその日からなんだそうです。強く願えば祈りは届くと信じるようになった。そして実際、母親は一命を取り留めたらしい。
それからしばらくして、親戚に連れられて舞は出かけた。TV局に。力を見せるよう言われたが、見せたら…。それが原因で迫害を受けることに。
母親は転院を決めた。遠くの街へ。
そして麦畑で待った。『力』は、全てを受け入れてくれる人が来る予感を告げていたから。
現れた1人の人。
彼は、1度会ってその時に約束していると言った。
ここから、やり直そうと。
卒業式だー。
てっきりダメなのかと思って焦りましたですよ…あれはバットED用の展開だったんですね、きっと。
…事情を説明してくれないのが消化不良ですが。舞は元気に立ってます。無事に佐祐理と一緒に卒業してる。佐祐理に「ホントのお姫様の登場」とか「佐祐理も舞の祐一さんは取りませんー」とかからかわれて、そのたびにツッコミ入れてるし…わかりやすい子だ。
そうだねえ。いつか告白してくれるのかなあ。
ま、それはまたいずれ、ね。
□■□
…裏ヒロイン?(笑)
ごっつ壮大な物語あり過ぎだ。凄い。深いっちゅーか何ちゅーか。
魔物が「見えない」のも、CGの都合とかじゃなくて意味があったんですね。舞が自分の「力」を認めようとしないことの象徴みたいな感じと解釈しました。
…いやはや…テキスト真剣に追っかけてしまった。重いストーリーだ…。
それだけに、舞が自害しようとした後始末が「…いつの間に?」な雰囲気なのはちょっともったいない。ちゃんと病院行くなり、剣が実は幻でしたみたいな描写をつけるなり、して欲しかったかなあ。
で、あのー、密かに舞のCGモード埋まってないんですけど…何を取り逃してるんだろう。
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