新郎新婦との打ち合わせは必ず行っておきましょう。新郎あるいは新婦のどちらかとだけ面識がある場合が多いので、打ち合わせなどで事前に撮影者の顔を覚えてもらうことも理由の一つです。新郎だけこちらを向いて、新婦があっちの方向を向いた写真よりは、二人揃ってカメラ目線の方が良いかと思います(二人ともカメラ目線でない方が自然ですが)。
また、こちらから写真撮影する上での要望も伝えておきましょう。たとえば、入場時やウエディングケーキ入刀のように二人が並ぶときには、周囲が暗くスポットライトのみがあたるため、どうしても新婦が新郎の影に入り暗くなりがちです。結婚式、披露宴の主役は新婦です(と筆者は思っております)ので、新婦が影にならないよう念を押しておいてください(ピントも露出も新婦に合うように心がけておいた方がよいでしょう)。結婚式での撮影の有無も確認しておきましょう。もし、結婚式でも撮影する場合は、式場や教会によって撮影制限事項が異なります。式場や教会に直接、あるいは新郎新婦を通じて事前に撮影制限事項を確認してもらうのが良いでしょう。
この打ち合わせのときに、写真撮影に関して新郎新婦からの希望も聞いておきます。先ほどのクロスフィルタ、ソフトフィルタの使用についても確認しておきましょう。