S-JIS[2006-06-17/2013-02-22] 変更履歴
Eclipse3はEclipse2と見た目はだいぶ変わったけど、基本的な使い方はあまり変わっていないはず。
という訳で、Eclipse2用に書いたページも参考になるかも。
CVSでチェックアウトする際にJavaプロジェクトを指定しないと、単なるプロジェクトになってしまう。[2009-02-19]
そうしたプロジェクトをJavaプロジェクトにするには、設定ファイルを直接いじれば変更できる。
単なるプロジェクト | Javaプロジェクト | |
---|---|---|
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<projectDescription>
<name>normal_project</name>
<comment></comment>
<projects>
</projects>
<buildSpec>
</buildSpec>
<natures>
</natures>
</projectDescription>
|
→ |
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<projectDescription>
<name>normal_project</name>
<comment></comment>
<projects>
</projects>
<buildSpec>
<buildCommand>
<name>org.eclipse.jdt.core.javabuilder</name>
<arguments>
</arguments>
</buildCommand>
</buildSpec>
<natures>
<nature>org.eclipse.jdt.core.javanature</nature>
</natures>
</projectDescription>
※内容はEclipseのバージョンによって違う |
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <classpath> <classpathentry kind="src" path="src"/> ←ソースディレクトリー <classpathentry kind="con" path="org.eclipse.jdt.launching.JRE_CONTAINER"/> <classpathentry kind="output" path="classes"/> ←コンパイルしたクラスファイルの出力先 </classpath>
コンパイルしたいディレクトリを追加・変更する方法。[2004-03-26]
jarファイルを追加したい場合は以下の様にする。[2007-08-26]
JARの追加(J) | Eclipseのワークスペース内にあるjarファイルを追加したい場合に使用する。 |
外部JARの追加(X) | 任意の場所にあるjarファイルを追加したい場合に使用する。 |
変数の追加(V) | 変数(で指定された場所にあるライブラリー)を追加したい場合に使用する。 このボタンを押すと変数一覧が出るので、変数を選択して「拡張」ボタンを押すと その変数が指す場所のツリーが表示される。そこから追加したいjarファイルを選択する。[2013-02-22] |
ライブラリーの追加(B) | 複数のjarファイルをまとめて1つのライブラリーとして扱う。[2009-02-19] |
クラス・フォルダーの追加(C) | Eclipseのワークスペース内にあるclassesディレクトリを追加したい場合に使用する。 |
プロジェクト内のjarファイルの場合は、もっと簡単に追加できる。[2007-09-06]
Eclipse3.4でjarファイルを追加すると、パッケージ
・エクスプローラー上では「参照ライブラリー」というフォルダー(のようなもの)が作られ、その下にjarファイルが並ぶ。[2009-02-19]
つまり、デフォルトでは「参照ライブラリー」という1行しか表示されない為、すっきりする。
(「JREシステム・ライブラリー」と同様の形)
Eclipse3.2では、追加したjarファイルがプロジェクト直下に全て表示される為、jarファイルの数が多いと非常に鬱陶しい。
この場合、直接jarファイルを追加するのではなく、「ライブラリー」の形で追加するとよい。
(「ライブラリー」は、「JREシステム・ライブラリー」と同様にjarファイルを内包してくれる)
WindowsのDLLを使おうと思ったら、環境変数PATHにDLLファイルへのパスを追加するか、既にPATHに存在するディレクトリにDLLファイルを置くか、といった方法を採る。
アプリケーション固有のDLLを呼び出したい場合、システム環境変数のPATHにアプリのディレクトリ名を追加したり、システムディレクトリー(C:\WINDOWS\system32とか)にアプリのDLLファイルをコピーしたりすれば出来るが、システム共通部分にアプリ固有の設定を加えるのは避けたいところ。
これを解決するには、Eclipseで実行するときだけ環境変数PATHにディレクトリを追加してやればよい。
既存の環境変数に追加したい場合は、「新規(E)」ボタンの代わりに「選択(L)」ボタンを使う。
環境変数の一覧が出てくるので、使いたい環境変数を選ぶ。
Eclipseのプロジェクト直下にlibというディレクトリを作ってそこにdllファイルを置いた場合、PATHの値に「lib」だけ指定すればOK(な場合もある)。[2007-09-16]
(C:/workspace/hoge/lib/zzz.dll → PATH=lib)
コンパイラー(javac)の準拠レベルを指定できる。[2007-02-14]
javacの-sourceオプションに相当。
JDKのバージョンが上がって新しい文法が増えているが、コンパイラーの準拠レベルもそれに合わせないとコンパイルできない。
リファクタリングは単なる文字列の置換と異なり、関連している部分(参照しているソースやJavadocコメント等)も一緒に変更してくれるのがとても便利![2007-01-23]
変数名を変更するには、以下の2通りの方法がある。
画一的なリファクタリングなら、複数ファイルをまとめて変換することが出来る。[2008-10-03]
classのソースを参照する方法。[2007-02-19]
プロジェクトにjarファイル(ライブラリー)を追加することが出来るが、F3キー(「宣言を開く(O)」)等でそのjarファイル内のclassファイルを開いた時に、デフォルトではソースが表示されない。
(jadclipseを入れていれば、逆コンパイルされたソースが表示されるが)
Eclipseでは ソースを指定してやることで、そのソースが表示されるようになる。
jarファイルの中に、classファイルだけでなく、javaファイルを入れてしまう。
(パッケージ(ディレクトリー)的にはclassとjavaは同じ場所に入れる)
すると、classの定義を見ようとすると、自動的にソースファイルが開かれる。
→antでソースとクラスを両方ともjarファイル内に入れる例
Eclipseでは、jarファイル(ライブラリー)に対し、ソースファイルの場所を別途指定してやることが出来る。
Eclipseのエクスポート機能を使ってjarファイルを作ることが出来る。[2010-02-21]
ただ、何度も行うなら、Antのbuild.xmlを作って実行する方が楽なんじゃないかなぁ。
Javadocの生成は、以下のような手順で行う。[2006-09-15]
以上の操作で、しばらく待つとJavadocが生成される。
「文書タイトル」に文言を入れると、トップページの最上部にそれが表示される。
↓「ひしだまJavaライブラリー」と入れた例
|
|||||||||
前 次 | フレームあり フレームなし | ||||||||
ひしだまJavaライブラリー |
「概要」にHTMLファイル名を入れると、そのファイルの内容がトップページに表示される。
このHTMLファイルは、Javaのソースディレクトリのトップにoverview.htmlという名前で置くのが慣例らしい。
src/overview.htmlの例:
<html>
<body>
<a target="hishidama" href="http://www.ne.jp/asahi/hishidama/home/soft/index.html">ひしだま</a>が製作した
Javaのライブラリです。
</body>
</html>
↓
ひしだまJavaライブラリー参照:
ひしだまが製作した Javaのライブラリです。 |
パッケージの説明をつけるには、ソースディレクトリの各パッケージのディレクトリ直下にpackage.htmlというHTMLファイルを置いておき、その中に説明を書いておく。 (JDK1.4まで)
src/jp/hishidama/bitmap/package.htmlの例:
<html>
<body>
ビットマップ(DIB)パッケージ.
<p>
デバイスに依存しないビットマップを扱うクラス群です。
</p>
@author <a target="hishidama" href="http://www.ne.jp/asahi/hishidama/home/soft/java/bitmap.html">ひしだま</a>
</body>
</html>
↓
|
パッケージ jp.hishidama.bitmap の説明ビットマップ(DIB)パッケージ. デバイスに依存しないビットマップを扱うクラス群です。
|
JDK1.5以降では、package.htmlファイルの代わりに、package-info.javaを使う。[2008-08-20]
src/jp/hishidama/bitmap/package-info.javaの例:
/** * ビットマップ(DIB)パッケージ. * <p> * デバイスに依存しないビットマップを扱うクラス群です。 * </p> * @author <a target="hishidama" href="http://www.ne.jp/asahi/hishidama/home/soft/java/bitmap.html">ひしだま</a> */ package jp.hishidama.bitmap;
「追加のJavadocオプション」にjavadoc.exeの実行時オプションを加えることが出来る。
Javadocを表示したときのブラウザーのタイトルバーに文言を表示するには、windowtitleオプションを指定する。
(文言にスペースを含める場合は引用符が必要。ただしダブルクォーテーションでは実行時にJavaScriptのエラーとなるので、シングルクォーテーションを使う必要がある。(タイトルはJavaScriptで設定しており、ダブルクォーテーションを使っている為)
文言にシングルクォーテーションを含めたい場合は、「\'
」とする)
-windowtitle 'Hishidama\'s Java library'
↓
e | 概要 (Hishidama's Java library) |
|
バージョンの違う複数のJava(JRE・JDK)がインストールされている場合、Eclipseではプロジェクト毎に使用するバージョンを変更することが出来る。[2007-02-03]
あるいは 以下のような方法も可。[2007-09-27]
Eclipseでデフォルトとして使われるバージョンは、以下のようにして変更する。
項目名 | 値の例 | 概要 |
---|---|---|
JREタイプ | 標準VM | |
JRE名(N) | j2re1.5 | JREの名称 (ホームディレクトリーを指定すると自動で入る) |
JREのホーム・ディレクトリー(J) | C:\Program Files\Java\jdk1.5.0_09 | JDK(JRE)がインストールしてある場所 (「参照」ボタンでディレクトリーを指定する) |
デフォルトVM引数(A) | 特に入れてない | |
JREシステム・ライブラリー | C:\Program Files\Java\jdk1.5.0_09\jre\lib\rt.jar … |
ホームディレクトリーを指定すると自動で入る |
ちなみに JDK1.5をインストールした場合、ホームディレクトリーには「〜java\jdk1.5〜」と「〜java\jre1.5〜」のいずれを指定しても開発は出来る。
が、JDKにしておくとソースが付いている(Eclipse上から「宣言を開く」(F3キー)等で見られる)ので、JDKの方がお勧め。
まぁJREでも1.4までならjadがあれば見られるけど。