S-JIS[2006-05-30/2007-09-11]

EclipseでJUnit

Eclipse3のJUnitEclipse2より設定しやすくなった。


junit.jarの追加は不要

Eclipse2では事前準備としてjunit.jarをプロジェクトのビルド・パスに追加しておく必要があったが、Eclipse3ではJUnitを使う段階で自動的に追加される。


テスト実行クラスの生成

  1. 「パッケージ・エクスプローラー」内で、テスト対象のクラスを選んで右クリックでメニューを開く。
  2. 「新規(W)」→「JUnitテスト・ケース」で「新規 JUnitテスト・ケース」ダイアログを開く。
  3. 「ソース・フォルダー(D)」には、現在とは別のディレクトリを指定する。同じディレクトリのままでもいいけど、違うところに変えておいた方が、必要な部分だけ配布するには便利。
    「パッケージ(K)」は同じでいい。
    「次へ」ボタンをクリックすると、テスト・メソッドを選択する場面に変わる。
  4. テストしたいメソッドにチェックを入れる。
  5. 「終了(F)」ボタンをクリックすると、テストクラスが作られる。

Eclipse3.2の場合、JUnit3.8とJUnit4に対応しているので、どちらかを選択する。[2007-09-11]
JUnit3.8とJUnit4の違い


テスト実装

JUnitの実装方法


テスト実行

  1. 「パッケージ・エクスプローラー」内でテスト実行クラスを選択する。
  2. メニューバーの「実行(R)」→「実行(S)」→「JUnitテスト」を選択すると、実行される。

あるいは、ソースファイル上から実行することも出来る。[2007-02-19]

  1. JUnitテストソースファイル上で右クリックしてポップアップメニューを出す。
  2. 「実行(R)」→「JUnitテスト」を選択すると、実行される。

あるいは、1つのディレクトリの下にあるテストケースをまとめて実行することも出来る。[2007-02-19]

  1. 「パッケージ・エクスプローラー」内でテストケースの入っているディレクトリを右クリックしてポップアップメニューを出す。
  2. 「実行(R)」→「JUnitテスト」を選択すると、実行される。
    ※この方法だけだと実行されるのは指定したディレクトリ直下だけだが、設定を変えてやれば、プロジェクト内の全テストケースを対象に出来る。
  3. メニューバーの「実行(R)」→「構成および実行(N)」を選択し、「構成および実行」ダイアログを開く。
  4. 「テスト」タブを選択する。
  5. 「選択されたプロジェクト、パッケージ、またはソース・フォルダー内のすべてのテストを実行(A)」を選択すると、指定されたディレクトリ配下の全テストケースが実行される。

Eclipse2では「実行の構成」をわざわざ作ってやる必要があったので、それが無くなって とても便利になった♪
でも上記の手順で構成自体は作られている。
メニューバーの「実行(R)」→「構成および実行(N)」で「構成および実行」ダイアログを開くと、左側の「構成(F)」ペインのJUnitの欄に実行クラス名で構成が作られているのが分かる。
なので、2度目以降は「実行(R)」→「ヒストリーの実行(T)」で再実行できる。


実行すると「パッケージ・エクスプローラー」ビューの隣に「JUnit」という選択肢が表示されるので、それをクリックするとテスト実行結果が見られる。

上部の「実行: 1/1」は、実行したテストメソッド(test●●())の個数を表している。(実行したassert◆◆()の個数ではない)
assert◆◆()でテスト失敗だった場合、「失敗」に件数が表示される。
それ以外で例えば例外が発生した場合は「エラー」に件数が表示される。

テスト成功の場合はあっけないほど何も表示されないので、「エラー」と「失敗」が共に0であることを確認する。

テスト失敗の場合、「JUnit」ビューの下方の「障害トレース」ペインにスタックトレースが表示される。
message引数付きのassertを使っていた場合、そのメッセージも「障害トレース」ペイン最上部に「junit.framework.AssertionFaileError: message」という形で表示される。
ここで表示されている(上から2行目の)テスト実行クラスの行をダブルクリックすると、その失敗が起きたソースへ移動できる。


Eclipse Javaへ戻る / Eclipse目次へ戻る / 技術メモへ戻る / Eclipse2へ行く
メールの送信先:ひしだま