マブール島
ボルネオダイバーズ 2013年7月27日~8月3日
イントロダクション
2月に起きたサバ州東海岸ラハ・ダトゥ地区タンダオ村における占拠事件の影響で、シパダン/マブール地域への渡航に関して「是非を検討してください。」となり、ツアー会社もツアーの取りやめをしていたが、その後状況が落ち着いてきて、ツアーを再開する会社もでてきた。そこで、今年もボルネオダイバーズに行こうということになり、上記日程で行ってきました。ツアーの検討にあたりネット上に速報、近況などの情報を載せてくださったみなさんに感謝するとともに、私が行ってきた様子もお礼を込めて情報提供したいと思います。
ただし、ご自身の安全に関しては自己責任となります。今回私が無事旅行ができたことがこの地域が「安全である」ということを意味するものではありませんので、あくまで参考程度にお考えください。
概況
帰りのセンポルナから空港に行く陸路のルートが変わっていたくらいで、コタキナバル、空港、リゾートとも以前と特に変わった様子はなく、何の心配もなく滞在できました。シパダン島には相変わらず軍が駐留していますが、マブール島やセンポルナ、空港や陸路では以前と比べ特別な警戒をしているという印象はありませんでした。
天気は雨がちで寒い日もありましたが、全体的にはいい天気でした。夜中、雨が降ることが多く、夜が明けても風の影響が残っていて、午前中くらいは波が高いことが多かったです。
リゾートライフ
・浴室シャワーの湯沸かし器が新しくなっていた。
・到着日のベッドのシーツの上にタオルを花の形に折って置いてあった。
・レセプションの料理を置くところを狭くして、その分、テーブルが増えた。
・料理の味付けが洗練されてきた感じがする。その分マレー料理らしさが後退した気もする。
・毎晩、ライブキッチンでいろいろな焼料理が提供される(天ぷらも出た)。朝は、オムレツ、目玉焼きの他、インスタントラーメンも作ってくれる。
・ビーチバーが大きくなって、お土産もそこで売っている。レセプションでは夕飯が始まるまでビール等は提供されない(夕飯前に飲みたい方はビーチバーへ)。
・毎日日替わりでウォーキングやビーチバレーなどイベントが開かれる(参加したい場合はリストに記入する)。
・プールからビーチ側の庭にアロマセラピーマッサージが開業した(要予約)。
・ダイブセンターにトイレができました(これは便利)。
・荷物運搬用のエンジン付き三輪車が導入され、スタッフは楽になったようだ(暇なときはおもちゃにして遊んでいるフシもある)。
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海
ハウスリーフ:今回あまりおもしろいものはいませんでした。
マブール:特に変わった様子はありませんでしたが、個人的には最終日のラストダイブ、シーベンチャー下で初めてネジリンボウのペアをじっくりと見られたのが収穫でした(そんなときに限ってカメラを置いてきてしまった)。パラダイスⅠにニシキテグリがいて、昼でもうろうろと動き回っていました。
シパダン:1日だけいくことができ、バラクーダの大きな群れもじっくりと見ることができました。
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シパダン行きについて
ボルネオダイバーズは1日14人の割り当て、全リゾート合計1日の総数120名制限は変わっていません。満室だと約60人なので、1/4の確率でシパダンにいけることになります。今回は到着日を除いてダイビング4日の日程でしたが、2日目に1回シパダンにいけたので、確率どおりでした。
8時出発のボートは思った通り遅れて8時半過ぎの出発で、朝一のバッファローフィッシュもバラクーダも見られませんでした。しかし、一緒に潜ったメンバーがよかったので、3本目にバラクーダポイントでバラクーダの群れにうまく遭遇したときに、みんな根につかまって静かにしていたので群れが逃げることなくたっぷりと見ることができました。
島は、施設の改修中なのか食事小屋は立ち入り禁止で、まわりに小さい小屋を建てて、各リゾートが陣取っていました。事務所の桟橋も途中が板きれを渡してあるだけで、事務所も別の場所に建て替えているところでした。トイレは、男性用が立ち入り禁止になっていて、女性用の部分を共用する形になっていました。
客層
事件の影響か、滞在中日本人は私たちだけでした。まわりのリゾートにも日本人は見当たらず、シパダンでも日本人には会いませんでした。ヨーロピアンも少なめで、中国系(台湾、香港など)の家族やグループが大勢来ていました。
飛行機
往きのKK-TWU、帰りのTWU-KK、KK-KULはBOEING737-800になっていました(今はなき羽田-コタキナバル線で使われていたLCC用の狭い機材と同じですね)。往復ともすべての便でほぼ満席だったので、帰りのKUL-NRTは通路側の希望すらとれず、相方と離れた席でした(帰りもwebチェックインで早めに席を確保しないとだめですね)。