カパライ島
カパライ 2011年7月27日~8月1日
イントロダクション
今回は11月に就航した羽田発コタキナバル行きの便を利用したカパライ島6日間のツアーに出かけることにした。6日間といっても1日目は羽田空港午後11:30集合で、飛行機が飛び立つのは日付が変わって午前1:30なので、実質5日間といったほうがいい。いつもは成田発8日間の日程で行くので、今回はかなり短い日程だ。しかし、このツアー、はじめ想像していたより充実したツアーになったのであった。
スケジュール
7月27日(水) | 夕方、高速バスで羽田空港に向かう。 23:30、国際線Iカウンターでチェックイン |
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7月28日(木) | 2:00~6:30、マレーシア航空のMH085便(BOEING737-800)でコタキナバル航空へ 7:30~8:15、MH2121(BOEING737)でタワウ空港へ 8:30~9:45、送迎車でセンポルナの港へ 10:00~10:45、スピードボートでカパライ島へ 到着後、レセプションで軽くブランチを食べ、施設案内、ダイビングなどの説明後、オリエンテーションダイビング、昼食後ボートダイブ、その後はハウスリーフでセルフダイビングなど |
7月29日(金)~7月31日(日) | 終日フリー:1日3ボート、無制限ビーチダイブ、スノーケリング、jalan jalan、昼寝等 |
8月1日(月) | 10:00~11:00、スピードボートでセンポルナへ 11:00~12:10、送迎車でタワウ空港へ 14:40~15:30、MH2134(BOEING737)コタキナバル空港へ 16:35~23:05、MH084(BOEING737-800)で羽田空港へ |
日記
7月27日
前回同様あらかじめwebチェックインを済ませておいたので、カウンターでのチェックインはとてもスムースだった。しかし、この時点ではwebチェックインをしたことが、コタキナバル空港での乗り継ぎで戸惑うことになるとは知るよしもなかった。
チェックイン後、早速出国手続きを済ませてラウンジに直行。なんと「ただいま満席につきしばらくお待ちください」だと。ものの5分もしないうちに入れたもののテーブル席しかない。仮眠コーナーもソファーもいっぱいだ。今からこんな状態で、国際線の便数が増えたらどうなるんだろう?
7月28日
ラウンジで日付を越える頃には、室内もすいてきた。我々も出発の時間が近づいてきたので、搭乗ゲートに向かう。しかし、我々が乗るための飛行機が30分くらい遅れて到着したということで、出発も遅れるらしい。1:15、やっと搭乗開始だ。ボーイング737-800は内装がとてもきれいでいいのだが、なんといってもシートピッチが狭い!身長184cmの私は膝が前の席に当たってしまう。幸い満席にならずに3人掛けの隣の席が空いていたので、そこに足を逃がして何とかしのぐことができたが、これは大きなマイナスポイントだ。
約30分遅れで離陸、まもなく「軽食」と案内された機内食(チキンまたはフィッシュ)が普通におなかいっぱいになる量で出てきた。それにしても機内が寒い!やけくそに冷房を効かせているので、冷蔵庫にいるようだ。しかも気流が悪いところを通過していて機内が揺れるため、温かい飲み物のサービスはなし!毛布を2枚被っても到着したときにはすっかり体が冷えてしまっていた。
コタキナバルには10分遅れくらいで到着。イミグレーションをして乗り継ぐのだが、そういえばボーディングパスは?もう一度イミグレーションにいって係員に聞くと、「乗り継ぎカウンターに行ってパスをもらえ」といわれる。乗り継ぎカウンターには時間が早くて誰もいない。奥の部屋にたまたまいた作業員に聞くと、「webチェックインをしたときのプリントアウトしたものはあるか」と聞かれる。それを見せると「これがボーディングパスだ」といわれる。確かに「BOARDING PASS」と書かれているが、こんな我が家のおんぼろプリンターで裏紙にかすれて印刷した控えでいいのだろうか?ゲートで係員に見せて確認すると「これでいい」とのことで一安心。
webチェックインをされる方、くれぐれも控えをプリントアウトするのを忘れずに。はたして登場の時は、その控えの紙をびりびりと破って半分くれたのでした。
タワウには予定どおり到着、現地係員にピックアップしてもらってセンポルナの港まで車で1時間あまり走る。港のオフィスで書類を書くとすぐにボートにのってカパライに向けて出発だ。やや揺れたが、1時間弱でカパライに到着、スタッフが「Welcome back」と出迎えてくれる。実はカパライには2年前も来ており、今回を入れて7回目なのだ。
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レセプション、兼レストランで朝食の残りを軽く食べながら、スタッフから施設案内等の説明を受ける。勝手知ったるカパライ・リゾートなので説明が終わるとさっさと水着に着替えて、スタッフにダイビング器材をダイブセンターに運んでもらう。ちなみに部屋にはまだ入れないので、メディアルームにスーツケースは置いておくことになる。
チェックダイブを終えてレセプションでランチタイム。水着だけでは(もちろんウエットを着たままでは)中には入れないのでTシャツ等上からはおるものをダイブセンターに持っていっておいた方がよい。ランチタイムは13時、レストランにはビュッフェスタイルで食事が並ぶ。ご飯、フライドポテト、肉料理、魚料理、野菜料理、フルーツはスイカ、本日のスープ、デザートのお菓子類もある。そして今回は調理場の入り口に鉄板焼きコーナーができていて、今日のお昼はハンバーガーを作っていた。チキンハンバーグに生春巻きにつけるスイートチリソースがかかったハンバーガーで、味の方もなかなかいい。
食事がすんだが、まだ部屋には入れない。カパライはチェックインがいつも遅いのが難点だ。やっと部屋には入れることになったが、今回はNo.40、スタッフが「far away」とすまなそうにいうが、しかたがない。レセプションから5分弱歩く、しかも裏側(私はテラスから海が開けて見えるシャレーを表、施設が見えてしまう方を裏と呼んでいる)で少しがっかりしたが、中に入ると番号が一桁のファミリータイプの部屋と同じくらい広い、ベランダも広くて景色も悪くないということで、ダイブセンターやレセプションから遠いことを除けば、部屋自体は満足できるものだった。
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2本目のダイビングを終えて機材を片付けてから、水着で桟橋から海にドボーン!「素泳ぎは気持ちいい」と思ったのもつかの間、体中にぴりぴりと痛みが走る。クラゲがいる!急いで水から上がってシャワーを浴びた。幸い大事には至らなかったが、後からところどころ虫さされのように腫れてかゆくなってきた。しかし、サンセットダイビングの時間までダイブセンターで待っていたが、家族連れが桟橋のところからスノーケリングをしている。クラゲは大丈夫なのだろうか?
少し早いサンセットダイビングを終えて機材を片付けると、スケジュールボードには明日の予定が書かれていた。おー、明日はシパダンにいける!今回は短い日程なので最悪シパダンには行けないかもと覚悟していたが、いきなりラッキー!
部屋に戻ってシャワーを浴びて、夕食を食べた。おー、今夜のスープはトムヤムスープだ。年末のランカヤン同様とてもおいしい。そういえば、カパライはゲストが多くビュッフェで食べ物を取りに行くときにすごい混雑で、もたもたしていると人気のあるおかずはなくなってしまうなんてこともあったが、今回は2カ所におかずが並ぶようになったので、取りに行きやすくなった。そして室内はすべて禁煙になったので、非喫煙者の私としては非常に快適な食事を楽しめるようなった。
お昼の鉄板焼きスペースや前回来たときにダイブセンターにレンタルタオルができたことなど、ゲストのためにまだまだ進化しているカパライであった。さて、明日の5:30発のシパダンいきに備えて早めに寝よう。
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7月29日
昨夜はいつもの雷雨がなくぐっすりと眠れた。早起きしたが、みんなのんびりだろうとたかをくくってゆっくりとダイブセンターに行くと、外人チームはすでに支度をして出かける気満々だった。慌てて私たちも支度をすると、時間通りに出発し、ボートマンは先に出発したもう1チームのボートを追い抜くべくめちゃくちゃボートをとばすので、波があるにもかかわらず20分ほどでシパダンについてしまった。しかし、我々は波に揺られてぐったりしていたのは言うまでもない。
桟橋の事務所で各自名前、国籍、パスポートナンバーを書いて入海のチェックが終わるとボートに戻ってダイビングに出発だ。ちなみにカパライではシパダンにいった場合の入海料はツアー代金に含まれているので、支払う必要はない。また、カパライの売りは今のところ唯一シパダンモーニングダイブがあることだ。
ボルネオダイバーズ・マブールリゾートでもリクエストするとやってくれたことはあったが、ここは毎回モーニングダイブからのスタートになる。モーニングダイブの見所はやはりカンムリブダイ(バッファローフィッシュ)の朝の行進だろう。それにバラクーダの群れとの遭遇率も高い。というわけで、1本目は予定通りカンムリブダイの行進とバラクーダの群れをメインに楽しむことができた。
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1本潜ってはシパダンに上陸しティータイムをしながら水面休憩。きっちり1時間で次のダイビングに出かける。2本目と3本目はビデオ撮影がはいり、パフォーマンスをしながらのダイビング。3本目は再びバラクーダ・ポイントに潜ると、今度はバラクーダの群れが近くまで来てたっぷりと堪能することができた。
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3本目を終えてランチタイム。ティータイム同様ほかのリゾート客と同じところで食べるのだが、カパライは食事内容が一番豪華だ。なんと、ほかのリゾートスタッフが残り物を分けてもらっていたくらいだ。そこにボルネオダイバーズ・マブールリゾートのダイブマスターがやってきて「ハーイ、ともだち」と声をかけてきた。「You, KAPALAI?」と聞かれたので、「Yes, Next time MABUL.」と約束をした。年末はまたボルネオダイバーズ・マブールリゾートにするか。さて、ランチタイムもきっかり1時間、4本目はコーラルガーデンでのんびり潜ってそのままカパライに戻った。
器材を片付けてもまだ午後2時、シパダンは透明度は今ひとつだったがバラクーダの群れなどみたいものは見られたので十分満足だった。そうはいってもまだ2時。シパダンチームは「NO MORE DIVING FOR TODAY」とボードに書かれているが、やはりもう1本ジェティーで軽く潜りたい。4時前に器材を準備してジェティーからドボン!昨日見つけられなかったニシキフウライウオやハナシャコなど見つけて写真を撮りまくったので潜水時間は1時間超、これでおなかいっぱいになったので本日のダイビングは無事終了となった。
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夕食後8時からはビデオタイム。本日撮影したビデオ(DVD)をレセプションで上映し、気に入ったら購入するシステムでこれを毎晩やっている。2年前までの人と撮影者が違うと思っていたが、編集の仕方も違っていた。今までは逆回しなどのテクニックを使ってBGMも含めコミカルな絵作りをしていたが、今回はコミカル路線を狙わずに落ち着いた編集をしていた。1枚RM250とお高めだが、記念に1枚購入することにした。
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7月30日
昨夜は夜中ゲリラ豪雨のような降りだった。朝には日が出ていたが、風は残っていて海面は波立っていた。今朝シパダンにいった人たちはボートが揺れて大変だったんじゃないかな?朝のレセプションはいつもがらがらなので、ゆったりと朝食が食べられる。いつも通りワッフルとオムレツを頼んで、さっさと朝食を済ませると支度をしてダイブセンターに行く。
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昨日シパダンにいったので、今日はカパライやマブールを潜る。午前中シアミルに遠征するパターンもあるが、今回我々はシアミル行きはなかった。
1本目はマブールいきになった。ボートに乗り込むときにもう一組の日本人カップルの厳ついお兄さん(実は見た目と違って優しいお兄さんだった)が足を滑らせて、ボートと桟橋の間に落下!足を思いっきりぶつけてしまった。痛む足を引きずりながらのダイビング、女性の方が気遣って二人手をつないでのラブラブダイビングだった。
もう一組の若いヨーロピアンカップルは昨日のシパダンでも一緒だった。昨日はダイビング中ずっと手をつなぎっぱなしだったが、今日の1本目の途中で女性の方が余裕が出てきて手を離されてしまった。男性の方はちょっと寂しそうだったが、自立の時が来たと思ってあきらめなさい。この二人、今日のダイビングはこの1本だけで終了ということでボートを降りていった。
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若いヨーロピアンカップルと入れ替わるように、1本目をパスしていたヨーロピアンのご夫婦が2本目に合流した。何とか潜行して落ち着いたところで、ガイドがコブシメを見つけてみんなに教える。ご主人、早速カメラのスイッチを入れたかと思うと、なんと奥様を撮り始めた。これは受けた!
このご夫婦、タンク本数がまだ少ないのか、ガイドを見失ったり、夢中になると離れていってしまったり、中性浮力もうまくとれないので、砂を巻き上げてしまったり…、ガイドが気づかずにロストしそうなときは、さすがに黙ってみているわけにもいかずに、進む方向を教えたり、追いかけていって連れ戻したりと、ちょっと落ち着かないダイビングになった。
今回カパライについたときから、ダイブセンターの目の前の沖に大きな塗装のはがれた船が係留されていて、「セルベスエクスプローラーが修理中?」なんて冗談をいっていたのだが、今日になってそれが何かがわかった。この廃船を沈めて新しいレックポイントを作るのだそうだ。そのために、環境に影響がないように連日塗装をはがしたり油を抜いたりといった作業をしていたのだ。
そして、いよいよ今日船を沈めるという一大イベントが始まる。どうも「沈没見学ツアー」があるようで、ダイブセンターのテラスのテーブルには料理が並べられ、カメラを三脚に構えた人たちもいる。政府の関係者もいるらしく、ランチタイムが終わるとだんだんとダイブセンターの周りが大勢の人でものものしくなってきた。
午後2時頃、作業員を乗せた最後のボートが船を離れるとものの1分位で船は沈んでしまった。これだけ大きな船が沈むところは初めて見たが、この早さでは船室にいたら逃げ出せないわけだ。この船は、今後はカパライの新しいレックポイントとして第二の人生を歩み、数年後にはすばらしい魚礁となってダイバー達を楽しませることだろう。次にカパライにくるときには、ここに潜れるようになっているかな?
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3本目は今沈めたレックポイントで…なんてことはなくマブールのパラダイスにいくことになった。ボルネオダイバーズ・マブールリゾートの目の前のハウスリーフ、何度も潜って勝手知ったる場所だ。日本人カップルも明日のシパダン行きのために、男性は足の痛みのため、女性は耳抜きがしづらくなってきたために3本目はパスということで、ヨーロピアンのご夫婦と2組だけでいくことになった。
ここでもこのご夫婦、いい味を出していたのだが、後半折り返してボートに戻るときに潮目がアゲインストになってしまい、カレントに吹き上げられて二人とも水面に浮いてしまった。ガイドがアシストしたがどうしても再潜行できず、仕方がないので私たちも浮上して終了となった。
ボートは私たちが戻る予定でいたので、エントリーした付近にいる。ブザーを鳴らしたりホイッスルを吹いたりしてやっと気づいてもらって迎えに来てくれた。でも、このご夫婦、ガイドや一緒に潜った私たちのアシストやフォローを知ってか知らずか、上がってからとても楽しそうにダイビングのことを語ってくれた。スキル云々より、純粋にダイビングを楽しめるっていいことだ(まあ、周りは苦労するが…)。
ダイブセンターに戻って、サンセットダイビングまでダイブセンターで待つ。するとさっき船を沈めた方向からボートに乗ってダイバー達が帰ってきた。早速、沈めたてほやほやのレックに潜ったそうである。船の沈没ショー&レックダイビング(豪華昼食付き)といったところだろうか。船をただ沈めるのではなく商売にしてしまうところがたくましい。
私たちは午後4時半ハウスリーフにエントリー、ニシキテグリ狙いではないので、むしろこの時間の方がほかのダイバーが潜っておらず、ハゼなどが出やすくなっている。それにしても通常のサンセットダイビングの時間にもダイバーはほとんど潜っていない。たまたまのんびり系のダイバーが多いのか、本当にニシキテグリが見られなくなってしまったのか…。
今夜はBBQの日、新しくできた鉄板焼きコーナーでは肉や魚介、串焼きなど焼き始めていた。夕飯の時間、みんな待ちきれずに皿を持っておねだりにいくが、ビュッフェコーナーに並べるまではダメよ!と断られている。今日はスープもまだ出てこないし、はやくー、おなかすいたよー。
レストハウスでは例のご夫婦が挨拶をしてきた。とても楽しそうだ。その後スケジュールボードを確認すると、私たちは最終日もカパライ/マブール、今日一緒だった日本人カップルは希望通りシパダン行きになっていた。そしてあのご夫婦もシパダン行き、ビデオ同行のチームに入っていた…。
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7月31日
昨夜は遅くから雨が降ってきて、今朝もまだ小雨が残っていた。7時にレセプションに行ったが、オムレツコーナーにスタッフがいない。BBQパーティーの次の日でのんびりしているのかな?まあ、焦ることはないのでコーヒーを飲みながらのんびり待った。
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今日はダイビング最終日なので午前の2本で終了。マブールとカパライを1本ずつ潜ったが、チームは6人でゆったりで、しかも今日のダイブマスターは丁寧に生物を見せるガイドだったので、2本ともいろいろと見られて満足のうちに今回のカパライツアーの最終ダイビングを迎えることができた。
ランチ前に器材を水洗いして部屋のベランダに並べる。カパライはこの最後の儀式、器材の乾燥がやりやすくていい。午後はのんびりと昼寝や読書をして部屋で過ごした。No.40の部屋はレセプションから離れているのが難点だが、その分静かで、部屋でのんびりするには落ち着いて過ごせるという利点がある。
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午後、ダイブセンターに干しておいたウエットなどを取りに行くときに例のご夫婦とばったり、挨拶をすると奥様がとてもうれしそうに「私たちは今日シパダンにいったのよ」「バッファローフィッシュもバラクーダも見たわよ」「すごく楽しかった!」と満面の笑みで話してくれた。正直あのスキルでシパダンで大丈夫か心配だったが、こんなに楽しめてよかったよかった。
夕方、いつもはこの時間ハウスリーフで潜っていたが、今日はレセプション前のテラスに行ってビールを飲みながら夕日を見る。HAPPY HOURだ!夜は部屋のベランダから星を眺めた。明日は帰国か…、短い日程だったけれど充実したツアーだったなぁ~。
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8月1日
今日もいい天気、私たちは10時発のボートで出発、これなら波をかぶることなく順調にセンポルナまでいけるだろう。出発を待つ間にランチボックスと水がもらえた。中身はチャーハンと鶏の唐揚げ。以前は汁気のあるおかずでボートや車に揺られて、中で大変なことになってしまっていたが、こんなところも少しずつ改善されている。
いよいよ出発、スタッフの皆さんお世話になりました。またいつか来ますね。
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センポルナを出たところで車が詰まって動かなくなたが、ドライバーさんがさっと裏道に迂回してやり過ごしたので、お昼には空港に着いてしまった。あまりに早くてまだチェックインカウンターに係員がいない。「たぶん1時過ぎに受付が始まる」とのことでカウンターの前で待った。
1時過ぎに係員が出てきてチェックイン。後はコタキナバル経由で羽田まで順調に帰ることができた。羽田発着の弾丸ツアーは、行き帰りのロスがなく、短い日程しかとれないときは効率がよい。さて、またがんばって働いて年末にまた潜りにいこう。
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リゾート
コタキナバルから国内線でタワウ空港に、空港から1時間ほど車に乗ると、港に着く。そこからスピードボートで約45分、カパライ島に到着する。
干潮の時だけ部分的に砂州が顔を出すが、普段は海の中に沈んでおり島であることはわからない。そこで、部屋は全室水上コテージですべての施設と部屋は木道でつながっている。木道は昼間は日差しで暑くなるので、ビーチサンダルなどを持って行った方がよい。木で作ったプランターがあちらこちらに置いてあり、色とりどりの花がきれいに咲いている。海上から見ると海の上にコテージなどが建っている不思議な風景が特徴だ。海の上に建てられたリゾートといってもいい位なので、建設当初は虫などはいなかった。最近は荷物やボートで運ばれてきた虫やゲッコウなどが少数住み着いているので、まれに蚊に刺されることもある。
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部屋
今回私たちが泊まったNo.40のシャレー、とにかく広かった。
ダブルベッドにエキストラベッド。バスルームは真ん中の洗面台を挟んで右側にシャワースペースとトイレ、左側にはバスタブがある。天井にはファンが2台、テーブルや衣服置き場もある。
バスルームの入り口に緑と赤のボタンが並んだお湯のスイッチがある。緑を押すとお湯が出るようになる。使い終わったら必ず赤のボタンを押して、電気ヒーターを切ること。エアコンはついていないが、海風が通るので十分に涼しい。ただしかなり激しいスコールがくる(特に夜)ので、降り始めたら窓を閉めないと部屋中水浸しになる。
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アメニティー | バスタオル、ボディーソープ、シャンプー、バスタオルを取り替えてほしいときは、籐かごに入れておけば部屋掃除の時に新しいのにしてくれます。 |
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冷蔵庫 | あります。中にはミネラルウオーターのみ、水がなくなれば新しいボトルがチャージされます。 |
飲み物 | インスタントコーヒー、紅茶のティーバック、砂糖とクリームが置いてあります。電気ポットでお湯が沸かせます。 |
セーフティーボックス | 貴重品は着いた日にフロントで預かってもらう。紙封筒に入れてガムテープでふたを閉じ、サインをする仕組み。途中出し入れする場合その都度新しい封筒に入れ替える。 |
物干し | テラス脇に物干し用のロープが張ってある。洗濯ばさみやハンガーもありますが、追加で持って行くと便利です。 |
view | 全室オーシャンビュー(水上コテージなのであたりまえ)。各部屋の前にはテラスがあり、デッキチェアが置いてある。マットもおいてあるのでテラスで海を眺めながらのんびり過ごすことができる。 |
レセプション
ダイニングスペース、AVコーナー、フロント、お土産ルーム、トイレ、サンデッキ、ピンポンルームがある。喫煙はデッキのテーブルで。
ダイニング | ダイビングでシパダンに行っている時の昼食以外は三食ともここで食べる。朝食は7:00~、昼食は13:00~、夕食は19:00~でいずれもビュッフェスタイルになる。昼と夕は主食がご飯、ジャガイモ、パスタから2品、肉料理と野菜料理が4品、野菜料理が2品、フルーツが2~3品、サラダ、日替わりスープ、デザートになる。鉄板焼きコーナーでハンバーガーなどを作るときもある。朝は焼きそば、ハム、豆などの他、オムレツコーナーで、リクエストでオムレツ、目玉焼き、ワッフルなどを焼いてくれる。水、オレンジジュース、コーヒー、紅茶は無料で飲めるが、アルコールや缶ジュースは有料。 |
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AV・PC | AVコーナーにはDVDプレーヤー、テレビ、本が置いてあり、毎晩その日に撮影したシパダンチームのビデオを上映する。フロントがある部屋にパソコンが置いてある。 |
フロント | リゾートでは、サインだけのルームチャージで現金はいらない。貴重品はフロントで預かってもらう。チェックアウト時の精算は現金、カードで。お土産はロゴ入りTシャツやカップ、絵はがきや写真集などが置いてあった。 |
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リゾート
レセプション、ダイブセンター、植物園、サンデッキ、宴会場(?)、シャレーは50棟位あり大きさはまちまち。
収容人数 | 満室になれば100人以上は収容できるはず。今回の滞在中は半分位の人数だった。 |
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客層 | 滞在中はアジアンが多くヨーロピアンは少なかった。日本人は数組が来ていた。家族連れも多く子どもたちも来ていて、親子でスノーケリングなどをしていた。 |
ダイバー | 毎日4~5艇のボートが出ていたが、2艇はシパダン行きなのでダイブセンターには2~3艇分のダイバーしかいなかった。1艇10人定員だが、いつも6人前後でゆったりとしていた。ハウスリーフも今回は潜る人が少なく、滞在期間を通してゆったりとダイビングができた。 |
植物園 | リゾートに置くための植物を育てていると思われるが入ったことがないので詳細は不明。 |
サンデッキ | レセプション正面と干潮時に顔を出す砂州の方の2カ所にサンデッキがある。砂州の方はウエディングをするときの会場になるらしい。 |
安全面 | マレーシア軍の兵士が常駐している。島内のパトロールのため木道を歩いている。いかにもという格好で自動小銃も携帯しているので、ちょっとどきどきするかも。非常時は部屋にある緊急ボタンを押すと駆けつけてくれるとのこと。 |
スタッフ | 姉妹リゾートのランカヤンと同じ制服を着ており、礼儀正しく、サービスも行き届いている。ただし、日本語をしゃべれるスタッフはいないと思った方がいいので、ある程度の英語力はあった方がいい(まあ、私が大丈夫だったので、込み入った問題が起きなければ中学英語レベルでOK)。 |
時間 | 基本、時間厳守ですべてのことが進む。部屋には時計は置いていないので目覚まし時計は持参した方がよい。 |
チェックアウト | 前日レセプションのボードで自分たちが何時のボートで出発するのか確認し、1時間前くらいには荷物を準備しておく。スタッフが荷物を取りに来てくれるので、一緒にレセプションにいって支払いなどを済ませる。 |
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ダイブセンター
レセプションの隣にあります。器材置き場、レンタル・リペアルーム、タンクチャージルーム、洗い場、シャワーは屋外と屋内、屋内シャワーの奥にトイレがあります。水、ジュース、コーヒー、紅茶が飲めるようになっています。1日1枚、ノートに記入してタオルを借りることができます。
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ダイブスタイル | 1日3ボートダイブ+無制限セルフ・ハウスリーフダイビング。シパダンに行くときは4ボートダイブで、戻ってきてからは「NO MORE DIVING FOR TODAY」となる。シアミル島に行くこともあり、この場合は午前2ダイブして、午後はカパライまたはマブールで1ボートダイブ。 |
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オリエンテーションダイビング | 初日にハウスリーフでオリエンテーションダイビングをします。器材、ウエイト、中性浮力のチェックのみで、マスククリアーなどはしません。ハウスリーフでセルフダイビングをする場合は、地形やコースをよく覚えておきましょう。 |
スケジュール | ボートダイブ:1本目 8:00~8:30出発、2本目 10:30~11:00出発、3本目 14:30~15:00出発。ポイントはカパライまたはマブールからガイドの判断やゲストのリクエストで選ばれる。 ハウスリーフは朝5:30から潜れ、ナイトダイビングは、21:00までにエキジットする。 シパダンに行く場合は、5:30リゾート出発、シパダン島で水面休憩を1時間きっちりとりながら3ダイブ、ランチを食べて4本目を潜ったらそのままリゾートに14:00頃戻る。 シアミル島に行く場合は、8:00リゾート出発で2本潜ってランチ前にリゾートに戻る。午後はカパライかマブールで1ボートダイブ。 |
グループ | 夕方、ダイブセンターのボードに行き先、グループ分け、ダイブマスターとボートマン、ボートの出発時間が記入されるので確認する。1グループ最大10人で、ダイブマスターが1人つく(ゲストのスキルによってはアシストが付くこともある)。 |
キャンセル | 3本のうちいずれかのボートダイブにいかない場合は、名前の横に「×」と「レ」で印を付ける。2本目にいかない場合は「レ × レ」といった要領でなるべく早く記入しておく。1本目と3本目にいかない場合は「× レ ×」となる。シパダンは4本が、シアミルは2本がセットなので、いくかいかないかの選択になる。 |
ポイント | カパライで潜る場合はどのポイントも島の周りで、ボートで5分以内でつく。マブールで潜る場合は約10分ほどポイントまでかかる。シアミルまでは30分くらいかかる。いずれも水深は最大でも25mくらいで、砂地の底に珊瑚の根があるポイントが主。透明度は5~7mとよくない。シパダンへは早ければ20分位、天気が悪く海が荒れていると40分~60分位かかることもある。それでもよほど天気が悪くない限りシパダンにはいく。シパダンは基本的にどのポイントもドロップオフで、はじめは30m付近をドリフトし、徐々に深度を浅くしていき、安全停止をして浮上するパターン。透明度はいいときと悪いときが1週間くらいの周期で入れ替わることが多い。流れが強いことも多いので注意が必要。 |
ブリーフィング | チェックダイブの時はボードに書かれたハウスリーフの水中地図を使って説明してくれますが、それ以外は英語でペラペラとブリーフィングされます。わからなかったときには質問して聞きましょう。 |
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ボートダイビング | ポイントによりボートはブイに係留されたりされなかったりなので、スタッフの指示に従ってポイントに応じた方法&タイミングでエントリーする。潜水時間は45分でエキジットするときに毎回必ず安全停止を3分間する。 |
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ハウスリーフダイビング | 透明度はよくありませんが、ガイドロープが張られているのでナビゲーションは難しくないと思います。ボードに部屋番号、名前、エントリー時間を記入してから潜水する。バディによるセルフダイビングなので、安全確認・管理には十分注意してください。終了したら必ずボードの名前を消してください(捜索が入っちゃうよ)。水面休憩は1時間以上取ってスケジュールを立ててください。 |
タンク | アルミの14リットルなので、残圧が50バーを切ると浮きやすくなります。ウエイトは重めにつけておいた方が安全停止が楽になります。 |
コンピューター | 必須です。シパダンでは底がないところ(600m下にはあるらしいが)を続けて4本潜るので、うっかりすると深場でデコ!ということもあるかも。カパライ/マブールでも中途半端な深度をだらだら潜ることがあるので、油断するとデコ一歩手前!なんてこともあります。 |
器材 | 重器材とかごに部屋番号を書いたテープを貼ってもらいます。これを目印にスタッフがボートに乗せたり、片付けたりしてくれます。3点セットなどは、各自かごに入れて棚に置いておきますが、2本目、3本目のボートダイブにいくときは、重器材とともにボートに置きっぱなしでOKです。重器材は、スタッフがタンク交換などやってくれますので、ボートで出かけるときに自分の器材があるか、セッティングに間違いはないかチェックするだけで大丈夫です。その日の最終ダイビング終了後(ハウスリーフも)は、「Diving finish」とか「No more diving today」といえば片付けもしておいてくれます。 |
レンタル | フルレンタル可能です。ウエットは薄っぺらのシーガルで、サイズは大きめなので、寒がりさんは自分のものを持って行った方がいいと思います。 |
ルール | グラブ着用禁止、カメに乗ってはいけないなど環境保護に関するルールと減圧潜水禁止など安全に関するルールがダイブセンターのボードに書かれています。 |
スナップ写真
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