Happy Hour~南の島とダイビングとノスタルジー~

Travel Journal

バリ島
プラマ・サヌールビーチ 2015年7月24日~7月31日

イントロダクション

 バリ島に行くのも今回で5回目、乾季のバリ島は初めてで久しぶりのひとり旅、7月に入ってからお隣の島のラウン山の噴火の影響でたびたびデンパサール空港も閉鎖になる中、行ってまいりました。

7月24・25日

 予算と予約の関係で、今回はガルーダではなくマレーシア航空でいきます。チェックインカウンターには長い列、でもWebチェックイン専用のレーンができていて、並ばずにあっという間にチェックイン終了です。こんなことなら午後のバスでもよかったな。
 成田発MH71便(BOEING777-200)は定刻の出発でほぼ満席でした。深夜の機内食はビーフとチキンのチョイス、夜明け前の朝食はサンドイッチ(チキンと卵のチョイス)でした。機内エンタメは、映画等の吹き替えや字幕がなかったこともあり寝て過ごしました。

 クアラルンプールでは5時間弱の待ち時間、朝4時なのでベンチで横になっていましたが、しばらくしてふと、2階のフードコートに上がってみると、ソファーがあるじゃないですか!はじめからここで休めばぐっすりと眠れたのに…。
 デンパサール行きのMH715はお約束のゲートチェンジでしたが、出発は定刻でした。機内ではポテトサラダのサンドイッチがだされました。

 デンパサールに到着です。今回からビザも出入国カードも必要ないけれど、イミグレの係員に名前と目的を詳しく聞かれドキドキ。税関は用紙を渡すだけで全くのフリーパスでした。
 出口にはたくさんの現地係員がお迎え、しかし私の名前のカードは見あたりません。何度も確かめたけれど、ない!仕方がないので両替をして、外に出てみると、外のすいているところで係員が待っていてすんなり合流できました。
 お客は私ひとりだけ、車に乗ると係員が「クタラウンジが5時まで使える」との説明でしたけど、ラウンジが使えるだけということなので断ると、なにやら電話でやりとりをして「返金はできませんが」ということでしたが、もともとそんな話は聞いていないのでプラマ・サヌールビーチホテルに連れて行ってもらいました。

 ホテルについてチェックイン、部屋は14時まで使えませんが、ちょうどハーディーズ行きのバスが来たので荷物をあずけて、買い物に行きました。噂どおり果物が少ないのが残念!
 買い物を終えて約1時間、帰りのバスを待つけれどかなか来ません。他のホテルのバスも含めてバス自体少ない感じです。これはもしかしてまたお祭りで忙しい日に当たってしまったかと思って、歩いて帰ることにしました。
 14:30くらいでよく晴れていましたが、乾季のせいかそんなに暑くありませんでした。途中、マッシモのアイスクリーム(バニラwithコーン Rp.20,000)を食べてみました。はじめて歩いてみましたが、普段歩きなれているせいか、これならバスを待っている間に歩いてしまった方がいいやと思える距離でした。

 部屋は4階(最上階)の一番手前の部屋で、いつものスーペリアルームと同じ規格でしたがベッドはダブルベッド、窓の外には竹が茂っていて、わずかに海が見える程度です。荷ほどきをして、洗濯物を干すためにS字フックをかけようとすると、この部屋は壁の作りが丁寧で、S字フックをかける隙間がありません。ベランダの物干しもなくなっていたので、とりあえずベランダに外から見えないようにロープを張って、洗濯物が干せるようにしました。

 夕方、海岸沿いの歩道をジョギングして、今までいったことのない港の先までどんどんいってみました。風が強いけれど、涼しくて気持ちいい中いい汗をかいたところでおなかもすいて、焼き肉「サマサマ」でひとりしゃぶしゃぶをしました。夜は移動の疲れが出て、ベッドで本を読んでいるとまもなくすやすやzzz寝落ちしてしまいました。

7月26日

  今日はダイビング1日目です。ホテルピックアップはいつもどおり「7時~7時15分」と案内が入っていたので、6時15分に起床するとまだ辺りは真っ暗でした。Tirtaレストランでは、去年までは朝食は7時からだということで、パンなど早めに出ているものだけを食べていましたが、今回は6時半から用意ができているとのことでした。行ってみると確かに準備OKで、オムレツも作ってもらえました。

 7時過ぎにはロビーに降りて待っていましたが、なかなか迎えが来ません。するとホテルスタッフから声をかけられ、カウンターの電話に出ると、前のホテルでトラブルがあったので、あと10分ほど待ってくださいという連絡でした。
 今日一緒にトランベンに行くのは、仕事でバリにすんでいる日本人男性のみで、行きの車の中でバリの事情をいろいろと教えてもらいました。休憩を含めて2時間半ほどで、去年から新しく利用することになったリゾートに到着しました。

 1本目の水中です。

 お昼は「ナシゴレン・スペシャル」です。朝、ダイブセンターでメニューを見て注文しておきます。

 2本目の水中です。

 ホテルに戻って、夕食はひとりパラヒャンガンでミーゴレンとチャプチャイを食べました。シャワーを浴びてさっぱりしてからビーチに散歩に出てみると、BamBoo barの前のビーチにステージができていました。双子のかわいい女の子がノリノリでDJにあわせて踊っていて、そこに大人のゲストも一緒になって楽しそうに踊っていました。BamBoo barはこんな感じでほぼ毎日Liveなどのイベントをしています。

7月27日

 今日もいいお天気でしたが、1日中風が強かったです。7:10にはダイビングサービスのお迎えが来て、ショップに着くと見慣れたスタッフ(今日のガイド)が「今日、パタンバイ!」と元気に挨拶してくれました。
 昨日「明日はアメッド」といっていたけどまあいいか。そして、パタンバイ行きのゲストは私だけ、スタッフもガイドとドライバーだけというわけで、乗り心地の悪いワンボックスではなく乗用バンで快適な移動でした。

 パタンバイまでは片道約1時間です。港に着くと、特に施設に入るでもなくビーチでジュクンへの機材の積み込みを待ちます。ボートマンは耳は聞こえるけれどしゃべることができないということでしたが、スタッフと手慣れた感じでコミュニケーションをとっていました。
 しばらくして出航です。船の上でウエットに着替えているうちに最初のポイントに到着しました。BCDなど一式つけてバックロールでエントリーです。

 水が冷たい!コンピューターは水温28度を示していますが、普段暖かい海ばかり潜っているせいもあってそれ以上に冷たく感じます。1本目を終え、2本目のポイントに少し移動してから船上で1時間ほど水面休憩を取って2本目を潜りました。2本目はエントリーしてすぐ、近くを観光用潜水艦が横切り、なかなか迫力がありました。もうかれこれ20年以上前に潜ったパタンバイのイメージとは違って、なかなかおもしろいポイントでした。

 1本目の水中です。

 2本目の水中です。

 ダイビングを終えて、港に着いて、車に乗って300m程先のレストランに移動しました。そこでシャワーを浴びて着替えるのですが、シャワールームがまたユニークな作りでした。そして、ランチのカレーです。野菜の具もたくさん入っていてマイルドな味ですが、サンバルを足しながら食べると、ピシッとしまった味に変わります。

 食事を終えて帰路に、ショップには寄らずに直接ホテルに送ってくれるそうです。
 予定よりかなり早くホテルに帰れたので、ゆっくりと機材を片付けて一眠りしてから夕方、ビーチに散歩に出ました。今度はメルキュールの先まで歩いてみました。こちらにも小さいお店が建ち並び、見ていってと声をかけてきますが、しつこく誘わないので気楽です。

 今日でダイビングは終了なので、ピザを肴に買い置きしておいた冷たくないビールを飲むことにしました(部屋のミニバーの冷蔵庫が壊れているようでした)。ホテルのピザ屋さんでピザのテイクアウトを注文して、BamBoo barの中で待っていると、何人ものスタッフが「オーダーは?」と聞きに来ます。そのたび「Already.」と答えるのですが、また聞かれたので「I am waiting for a Pizza.」と答えると「Oh OK!」といってそれ以降は誰も聞きに来ませんでした。

 部屋のベランダでピザを肴にBinTangで一杯、ベランダを渡る風が心地よかったです。

7月28日

 今日、明日はフリーということで、6時半のジョギングからスタートです。10分弱で「IZAKAYA」があって、ちょうどそのあたりで水平線から真っ赤な太陽が昇ってきました。雲がなく水平線から昇る太陽を見ることができたのは久しぶりでした。30分ほど走って、部屋に戻ってシャワーを浴びて、7時半頃朝食をゆっくりととって、8時頃プールに向かいました。タオルレンタルにもちゃんと係がいて、今年は記名なしでカードを渡すだけでOKでした。プールにはすでに場所取りのタオルがたくさんチェアにかけてありましたが、日陰の場所をゲットできました。

 去年の年末から改装工事をしていた南側のプールは、みごとに子供用プールに生まれ変わり、小さい子ども連れは南、アダルトは北側のプールという感じで役割分担ができたようです。プールサイドでの午前の読書を終え、お昼はホテル内のインドネシア料理屋台でチャプチャイ(ライス付き)を食べました。ここのチャプチャイはスープなしのタイプです。ホテル価格なのでお高めですが、味はよいです。

 午後は日が当たってきたのとビーチのチェアがすいていたのでビーチに移動しました。でも、風が強くて肌寒かったので日陰では上着が必要でした。3時に部屋に戻ってコーヒータイムです。そして、3:40のハーディーズバスでお買い物に行きました。今日は通常運転のようで20分間隔で送迎バスが来ます。ナシゴレンの元、どれを買おうか悩んでいたら地元のおじさんがおすすめを教えてくれました。

 部屋に戻って、かろうじて売っていたマンゴスチンをデザートに再びコーヒータイムです。果たしてお味は、よく熟れていて甘くておいしかったです。その後、ホテル内を散歩しながら、自分の部屋を中庭から見てみると、なんと、私の部屋の列の前だけ竹が茂っており、隣の部屋から横の列は見通しがいいことが判明!私はまだ最上階だから竹の先端から空も見えるけど、3階から下は竹の葉しか見えないでしょう!

 Bamboo barの前でメニューを見ながら気になっていたカレーをチェックしていると、スタッフに声をかけられました。「ホットでスパイシーに調整できるし、まだハッピーアワーだしどうですか?」といった感じの説明だったので、ちょっと早いけれど夕飯を食べることにしました。
 ビーチ沿いの席についてまずはビールが運ばれてきたので飲んでいると、先ほどのスタッフがすまなそうな顔をして近づいてきて「Curry sold-out.」と、「えー!」、ビールも飲み始めたし今更席を立つわけにも行かないので別のものを注文しました。すると、またすまなそうな顔をして近づいてくるので、またないのかと思ったら「メニューにはベビーポテトと書いてあるけど、普通のポテトしかない」といった趣旨のことを話しているので「No problem.」と答えると、安心してカウンターに入っていきました。出された魚料理はGoodでした。

7月29日

 今日も6時半のジョギングからスタートです。今朝は海面に雲がわいていて、水平線から昇る朝日は見られませんでした。ゆっくりと朝食を食べた後、ビーチに行くと、ちょうどプラマ・サヌールビーチホテル40周年記念イベントのクライマックスでした。亀の赤ちゃんを海に帰すというのが主なイベントで、大勢の子どもたちが合図とともに亀の赤ちゃんを海に向かって離していました。ちなみに、1匹Rp.100,000の寄付が必要なようです。

 プールサイドでの午前の読書を終え、昼はサマサマにいったのですが、店は暗くスタッフも見あたりません。奥の方でスマホをいじっているお兄さんに声をかけると、メニューを持ってきました。焼き肉弁当Rp.50,000なり。サマサマに行く前にちょうど部屋の前でルームキーパーに会ったので「部屋のミニバーが冷えないよ」と伝えておくと、昼食を食べて戻ったときに小型冷蔵庫が設置されていました。
 午後はやはりビーチに移動してお昼寝タイムです。目が覚めるともう3時、部屋に戻ってコーヒータイムです。空気が乾いているのと風が強いのとで、ベランダに干しておいた洗濯物がよく乾いていました。

 4時過ぎに夕飯をどこで食べるか考えながら散歩をしました。今日は最後の夕飯なので、当初はホテルのイタリアンレストランで豪華な食事をと思っていましたが、やっぱりお一人様ではちょっと入りにくい気分です。港に向かって歩きながらのワルンをのぞいてみますが、なんとなくそそられません。そうこうしているうちに「IZAKAYA」まで来てしまいました。メニューを見ながら、写真と指さしてスタッフに確認して、ここに決めました。「後で来るね」といったんホテルに戻って支度をしなおしました。

 ホテルから「IZAKAYA」まで歩いて15分です。ビーチ沿いの席に座って、先ほど目星をつけた「シーフードミックス」のプレート、Rp.45,000なりとレモンティー、Rp.10,000なりを注文しました。出された料理は、かなり写真と違うと思いましたが、シーフードが辛く味付けしてあったので、細かく刻んでご飯によく混ぜるとドライカレーのようになって「うまいっ!」、10%のチップを含めてRp.60,500は妥当なところでした。おつりをお兄さんが持ってきて、流ちょうな日本語で話しかけてきました。しばらくお話をしましたが、どうも今年のバリ島はいつもの年より寒いとのことでした。

 帰りに港ではバクソーの屋台とトウモロコシ売りのおじさんがいましたが、お腹のほうは満足しているのでまたの機会にしましょう。ちなみに、地元の人が買っているところを見ていたらRp.10,000払っているようでした。

7月30日

 いよいよ帰国の日、でも朝から走ります。昨日雲がわいていた海面ですが、今朝は雲はなく朝日が水平線から昇りました。一昨日が珍しいと思っていましたが、これが乾季のバリ島なんですね。
 そういえば、滞在中、一滴も雨が降りませんでしたね。あれっ、気がつくと今朝は風がない。といわけで、一昨日ビーチに一番近い席に座って、風と寒さに負けて奥に引っ込んだ朝食でしたが、今朝はビーチ沿いの席で大丈夫です。風よけも外されているので、海を眺める景色も心地よい感じです。

 今回最後の朝食なので、はじめにインドネシア風の料理を持ってきて、次は洋風の料理と2回戦戦いました。おかげで最近少食になれていたお腹は、パンパンにふくれてしまいました。
 ゆっくりとした食事を終えた頃、やっぱり今日も風が吹き始めてきました。朝食のゲストは少なく、プールもすいていたのは、今日の満月と関係があるのでしょうか?ホテルでは、フルムーンディナーショー(ケチャダンス付 Rp.225,000+税サ)が予定されていますので、朝からみんなフルムーン関連イベントに出かけてしまったのでしょうか。

 お昼はパラヒャンガンに行きましたが、こちらはお客さんもスタッフもたくさんいました。チャプチャイRp.18,000、ナシゴレンRp.24,000、ミーゴレンRp.26,000、地元の人たちが行くワルンよりは高いかもしれませんが、ビーチ沿いのワルンよりは安いですね。
 レイトチェックアウトにしておいたので午後はゆっくりと荷じたくをしました。でも、19:20発の飛行機に15時のお迎えって少し早くありませんか。知っていたらレイトをつけるか微妙なところですね。まあ、今更どうにもならないので、荷物をまとめてチェックアウトをしている最中にお迎えが来ました。

 15:20には空港に着きましたが、チェックインは16時からだそうなので並んで待つことにしました。先頭で待っていると、16:50にはチェックインをはじめてくれ、イミグレもすいていて簡単に通過できました。MH852のゲートは未定ということでしたが、まもなく3という表示がされたので、早いけれど確認のために行ってみると人だかりが…。そんな馬鹿なと思っていたら、出発予定だったタイ航空の飛行機が1時間遅れということで、水と軽食を配っていました。

 やっとタイ航空の飛行機が出発して、人が少なくなったゲートで待っていると、18:50にMH852便もゲート変更と30分遅れのアナウンスがありました。さて、やっと乗り込んだ機体は、例のBOEING737-800、そうです、LCC用の内装はきれいだけどシートが狭くギュウギュウ詰めのやつです。しかも、非常口手前の席なのでリクライニングもできない席でした。
 機内で出された夕食はチキンか魚のチョイスでした。とても寝られる環境ではないので、吹き替えも字幕もないアベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロンの映像だけを楽しみました。

 30分遅れでクアラルンプール空港に到着しました。国内線のゲートにつけられてしまったので、国際線のゲートまでエアロトレインも使ってダッシュで移動しなければなりません。KLの空港は何度も利用しているので要領がわかっているのですが、初めての人はたどり着くのに大変だろうなと思いながらC85ゲートに到着しました。
 すでに搭乗はすんでいて、私のような乗り継ぎ客を待っている状態でした。中に入ると満席、手荷物がおけるかなと思いながら後方の自分の席に進んでいくと、なんと後方の中間席はがらがらで4席独占できました。
 乗り継ぎ客と荷物の積み込みのため15分ほど遅れるという機内アナウンスがあり、待っている間に出発になりました。エアバスA330-200は4席広々使えてとても快適でした。

 いよいよ成田が近づき、朝食はいつものオムレツ・ポテト・ソーセージか魚とご飯のチョイスでした。
 そして成田に無事到着、入国して荷物を受け取りにコンベアに行くと、私の名前が書かれたプレートが回っていました。日航の人(MH88便はJALとの共同運行)に申し出ると、KLでの荷物の積み込みが間に合わなかったので後日無料で送ってくれるということで、係の人は申し訳なさそうに謝りながら手続きをしてくれましたが、心の中では密かに「ラッキー!」とつぶやいていました。

 乾季のバリ島もいいですね。南の島らしくスコールが来たり、果物に囲まれたりが個人的には好きなのですが、乾季は涼しくてすごしやすいですね。ラウン山は滞在中はおとなしくなり、空港も閉鎖にならずに予定どおり帰ってこられました。家に帰ってみると、連日気温が35度越え!バリ島には避暑に行ったようなもんですな。

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