山岳マンガの一コーナー・・・・ということですが、わざわざ1ページにしなくても・・・・・と思いつつ、面白いので別ページにしてしまいました。ナンセンスもの、チャレンジもの、4コマ、ほんわか系・・・などいろいろ。山はちょっとしか出てこないかもしれないけれど、お許し下さいませ。 なお、登山そのものを扱ったマンガは「登山マンガ・データファイル」のページで、キャンプやサバイバル系の漫画は「アウトドアマンガ・データファイル」のページで、クライミング系の漫画は「クライミングマンガ・データファイル」のページで紹介しています。
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書 名 |
『山モコ』 | ![]() |
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著 者 |
いさやま もとこ | ||||||
出版社等 |
単行本未刊 | ||||||
初 出 |
「本当にあった笑える話」2010〜2012年 | ||||||
評 価 |
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感 想 等 |
自らも登山を楽しむマンガ家・いさやまもとこさんが、体験談を元に描く4コマ山岳マンガの「山モコ」。登山ネタの4コマといえば、本作の後に出た「高尾の天狗と脱・ハイヒール」くらいで、あんまり見かけませんね。作者のブログによると、「山モコ」の単行本化は、ぶんか社の編集会議で却下されてしまったとのこと。残念。 |
書 名 |
『みちくさやまみち』 | ![]() |
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著 者 |
岩岡 ヒサエ | ||||||
出版社等 |
単行本未刊 | ||||||
初 出 |
「コミック アース☆スター」2011〜12年 | ||||||
評 価 |
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感 想 等 |
話自体はたわいもないのですが、2人の女性で食い違う山に関する妄想、その対比が面白いです。妄想シーンでは、先輩と後輩とで画のタッチや線の太さなどを変えて雰囲気を醸し出しており、なかなかの妙味。残念ながらたった5回で終了してしまいました。 |
書 名
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『超あやしい取材に逝ってきました。』 「富士山登りに逝ってきました。」 |
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著 者
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小沢 カオル | ||||||
出版社等
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秋田書店 Akita Essay Collection、全1巻(うち、8P) | ||||||
初 出
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「エレガンスイブ」2013年3月号〜2014年11月号 | ||||||
評 価
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感 想 等
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小沢カオルが体験取材に出かけるシリーズの続編。第二弾では、盗聴器探しや遺産整理、青木ヶ原樹海などに挑戦。その一つ、富士登山では、山小屋の混雑、寒さ、イビキなどに苦しめられている。ちなみに、一緒に登山する仲間として、「モンキーピーク」の原作者・志名坂高次が、マンガ家として登場している。 |
書 名 |
『でこでこてっぺん』 | ![]() |
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著 者 |
ゲキ | ||||||
出版社等 |
山と渓谷社 第1巻〜 | ||||||
初 出 |
「山と渓谷」1993〜2009年 | ||||||
評 価 |
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感 想 等 |
山岳マンガとかぶりますが載せちゃいます。なぜなら、面白いから。この本は、ヤマケイ愛読者の秘かな楽しみ、「でこでこてっぺん」を、17年・200回分まとめ読みできる単行本なんです。山にいても、日常生活でも、笑いに満ちたゲキさん。素敵です。17年後に、次、出るかなぁ・・・。 |
書 名 |
『できるかなV3』 「登山編」 | ![]() |
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著 者 |
西原 理恵子 | ||||||
出版社等 |
扶桑社 SPA!COMICS 全1巻(うち、13ページ) | ||||||
初 出 |
「週刊SPA!」2002年 | ||||||
評 価 |
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感 想 等 |
漫画家西原理恵子がいろんなことにチャレンジする「できるかなシリーズ」の第三弾。今回は、脱税、ホステス、そして富士登山に挑戦です。私的には西原といえば「まあじゃんほうろうき」ですが、ハチャメチャなサイバラワールドは今だに健在。この馬鹿馬鹿しさが西原なのです。 |
書 名
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『むちゃぶり 初体験!』 「ボルダリングへ行ってこい!」 |
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著 者
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竹内 佐千子 | ||||||
出版社等
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ぶんか社 全1巻(うち、6ページ) | ||||||
初 出
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「本当にあった笑える話」2012年3〜12月号 | ||||||
評 価
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感 想 等
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編集長のミッションをクリアできなければ打ち切りという体当たり企画マンガ。そのミッションの1つがボルダリングです。体験系ギャグマンガらしく絵はちょっと雑ながら、バカバカしさはさすが。ただ、2012年当時、ボルダリングはまだ「むちゃぶり」の対象だったんですね。それに、ボルダリングの魅力が伝わりません。 |
書 名
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『人生山あり谷口』 |
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著 者
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谷口 菜津子 | ||||||
出版社等
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リイド社 全1巻 | ||||||
初 出
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「トーチweb」2014〜2015年 | ||||||
評 価
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感 想 等
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マンガ家谷口菜津子が、いろいろな友人たちと一緒にゆるめの登山に挑戦するコミックエッセイ的チャンレンジマンガ。この手のマンガの宿命で、アクシデントがあってなんぼという部分はあるものの、なかなか面白い。そして途中ちょっと切なくなったりもします。なんだかんだ言って、山もしっかりと登っています。 |
書 名 |
『アルプス伝説』 |
![]() (画像は当初の徳間書店版) |
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著 者 |
田丸 浩史 | ||||||
出版社等 |
徳間書店少年キャプテンコミックススペシャル全2巻 同社刊『スペースアルプス伝説』全1巻 エンターブレイン マジキューコミックス 全2巻 |
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初 出 |
「月刊少年キャプテン」1995〜1996年 | ||||||
評 価 |
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感 想 等 |
元祖ワンゲルラブコメの本作。テントやピッケルなど山道具は出てくるのに、ほとんど山には登っていないという妙なマンガ。パロディ系ギャグが多いようで、知らないとわからないのが難点。本作は「月刊少年キャプテン」の廃刊により途中で終了したため、徳間版の当初コミックスには第14話までしか収録されていない。その後完全版が出ていますので、買う方はお気を付け下さい。 |
書 名
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『死ぬまでにやりたい!10のコト』 「低山登山で生まれ変わりたい!」 |
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著 者
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なとみ みわ | ||||||
出版社等
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KADOKAWA 全1巻(13ページ) | ||||||
初 出
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描き下ろし、2023年出版 | ||||||
評 価
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感 想 等
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50代で離婚したなとみが、「残りの人生は自分のために生きたい」との思いから、好きなことに挑戦するコミックエッセイ。「死ぬまでに」という大げさで深刻な話ではなく、遺影撮影や自動車免許取得、滝行など、チャレンジ企画マンガに近い感じ。その中の一つに、心を整えるために「低山登山」に行く話が出てきます。知り合いだという低山トラベラー・大内征さんも登場します。 |
書 名 |
『もう、しませんから。』 「モンベルにかかる鈴!の巻」 | ||||||
著 者 |
西本 英雄 | ![]() |
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出版社等 |
講談社コミックス 第5巻(6ページ) | ||||||
初 出 |
「週刊少年マガジン」2007年 | ||||||
評 価 |
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感 想 等 |
「西本英雄のマガジン調査隊(仮)」というサブタイトルの付いた、何にでもチャレンジしてしまうシリーズ。その第5巻で、ケイン・コスギを迎えて、モンベル渋谷店のフリークライミングウォールに挑戦します。これ自体は大したことないのですが、1回わずか5ページ程度なので、とにかくいろんなものに挑戦していて大変そう。 |
書 名
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『もう、しませんから。〜青雲立志編〜』 「のぼる工藤遥さん!〜映画「のぼる小寺さん」 |
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著 者
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西本 英雄 | ![]() |
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出版社等
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単行本未刊(10ページ) | ||||||
初 出
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「アフタヌーン」2020年 | ||||||
評 価
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感 想 等
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コミックスが14冊発売されたチャンレンジギャグマンガ『もう、しませんから。』、そのアフタヌーン激流編、に続く作品ながら単行本は出ていない。映画「のぼる小寺さん」公開を記念した企画ながら、コロナ禍ということもあり、原作者・珈琲と主演・工藤遥にリモートインタビュー。のはずが、両者とも多忙のため、メールによる質疑をインタビュー風にマンガで構成し直すという謎の展開。ただ、原作と映画製作の裏話が聞けて、個人的には嬉しいです。 |
書 名 |
『のんポリズム』 「岳人列伝!」「高みに登れ!」 | ![]() |
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著 者 |
浜口 乃理子 | ||||||
出版社等 |
講談社 イブニングKC 全1巻 (「岳人列伝!」4ページ、「高みに登れ!」6ページ) |
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初 出 |
「イブニング」2002年 | ||||||
評 価 |
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感 想 等 |
「日本一の人に会う 日本一の物を見る」をテーマに、マンガ家・のんちんこと浜口乃理子がいろいろなことにチャレンジするシリーズ。第4話「岳人列伝!」ではフリークライミングに、第9話「高みに登れ!」では富士登山に挑戦します。コスプレやAV監督養成学校などにも挑戦しており、肉体的にはさほどハードではないものの、ジャンルが幅広いです。 |
書 名 |
『GO!GO!なかよし団』 「美女にクラクラ☆クライミング」 |
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著 者 |
ハタノ ヒヨコ | |||||||
出版社等 |
単行本未刊(6ページ) | |||||||
初 出 |
「なかよし」2011年 | |||||||
評 価 |
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感 想 等 |
マンガ家・ハタノヒヨコと編集担当者が、体当たりでいろんなことに挑戦する「GO!GO!なかよし団」。その第11話で、フリークライマー尾川とも子さんを先生に迎えて、ボルダリングに挑戦します。それにしても、「もう、しませんから。」といい、「のんポリズム」といい、講談社ってチャレンジものが好きですね。 |
書 名
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『高尾の天狗と脱・ハイヒール』 | ![]() |
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著 者
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氷堂リョージ | ||||||
出版社等
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竹書房 全4巻 | ||||||
初 出
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「まんがくらぶ」「まんがライフ」2013年〜 | ||||||
評 価
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感 想 等
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「フラれたヤケで高尾山に登って、天狗の子に懐かれたお気楽OLノリコ」で毎回始まる4コママンガ。高尾山登山をきっかけに登山に、というより高尾山にはまっていく。ちょっと抜けたノリコの様子の面白さもさることながら、高尾山の初日の出、迎光号、火渡り祭、ビアマウント、ダイヤモンド富士・・・など季節感も楽しめる。そしてラストはちょっとだけ感動的だったりします。 |
書 名
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『高尾の天狗とミドリの平日』 | ![]() |
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著 者
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氷堂リョージ | ||||||
出版社等
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竹書房 全4巻 | ||||||
初 出
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「まんがくらぶ」「まんがライフ」2019年〜 | ||||||
評 価
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感 想 等
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高尾の天狗シリーズの第二弾は、新人デザイナーで断れない系女子のミドリ。先輩社員の雑用を何でも引き受けてしまい、仕事を抱え過ぎて悩んでいる時に高尾山で天狗の子・聖たちと出会います。前シリーズ同様、高尾山周辺の魅力が詰まっているのはもちろん、連載時期がコロナ禍と重なり、リモートワークあるある、コロナ禍の日常・登山模様も描かれ、世相が色濃く出ています。 |
書 名 |
『旅ボン 富士山編』 | ![]() |
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著 者 |
ボンボヤージュ | ||||||
出版社等 |
ゴマブックス 全1巻(うち、36ページ) | ||||||
初 出 |
「BONte」2006年 | ||||||
評 価 |
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感 想 等 |
イラストレーターのボンボヤージュさんが体験取材をしてマンガでレポートするという企画もの。日本一のイラストレーターを目指して、とりあえず日本一の富士山へ。ちょっと文字が多いですが、お決まりのトラブルと無謀さ加減が、いかにもチャレンジものらしくて面白いです。ほかに、イタリア編、北海道編、沖縄編などが出ています。 |
書 名 |
『ギャグマンガ日和』 「黒登山」 | ![]() |
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著 者 |
増田 こうすけ | ||||||
出版社等 |
集英社 ジャンプ・コミックス 巻の2(10ページ) | ||||||
初 出 |
「週刊少年ジャンプ」2000年 | ||||||
評 価 |
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感 想 等 |
巷で話題の超ナンセンスマンガ「ギャグマンガ日和」。第2巻に、「登山者にいやがらせをして楽しむ21世紀の登山法」である黒登山の話が登場します。黒登山もいいのですが、このマンガは全編とにかく面白い。文句なしに面白い。松尾芭蕉、ガリレオ、閻魔大王、コロンブス、千利休・・・・・etc. ただただ面白い。 |
書 名 |
『ギャグマンガ日和』 「富士山」 | ![]() |
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著 者 |
増田 こうすけ | ||||||
出版社等 |
集英社 ジャンプ・コミックス 巻の10(8ページ) | ||||||
初 出 |
「ジャンプスクエア」2008年(たぶん・・・) | ||||||
評 価 |
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感 想 等 |
マンガ家・増田こうすけ。この人の頭の中は一体どうなっているのだろう。歴史上の偉人、スポーツ、日常的な出来事、昔話・寓話、SF・・・・・。この人にかかったら、世の中全てのことがギャグになってしまう。「富士山」では、聖徳太子と小野妹子が一緒に富士山に登ってます。恐るべし「ギャグマンガ日和」。 |
書 名
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「特別ルポ漫画 〜ボルダリング対決〜」 |
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著 者
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蜜浦 ミノル | |||||||
出版社等
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単行本未刊(5ページ) | |||||||
初 出
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「少年マガジン」2020年 | |||||||
評 価
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感 想 等
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映画「のぼる小寺さん」の公開を記念して描かれた1回限りのルポ漫画。当時クライミングマンガ「ザ・ボルダー」を連載していたマンガ家・蜜浦ミノルが、映画主演の工藤遥とボルダリングで対決するという形式。映画の宣伝と漫画の宣伝を兼ねた、わずか5ページのギャグタッチの漫画。 |
書 名
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『気持ちいい体』 「山ご飯」 | ![]() |
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著 者
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麦原 だいだい | ||||||
出版社等
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秋田書店チャンピオンREDコミックス第1巻(19ページ) | ||||||
初 出
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「マンガクロス」2020年 | ||||||
評 価
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感 想 等
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家に籠りがちで不摂生、将来に不安を抱えるマンガ家が、「気持ちいい」体験にチャレンジするマンガ。サウナやファスティングなど実際に身体に良いものから、デカ盛りなど気持ちの問題まで幅広い対象の一つとして「山ご飯」が登場。なぜ身体に良いかという説明が論理的で分かりやすいです。マスクをして山に登ったり、キャンプ動画などコロナ禍ならではの描写・表現も色濃い。 |
書 名
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『ネコキャン!』 | ![]() |
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著 者
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吉岡 味二番 | ||||||
出版社等
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朝日新聞出版 | ||||||
初 出
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「ジャンプスクエア」2008年 | ||||||
評 価
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感 想 等
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「ネコキャン!」というタイトルは、「ゆるキャン△」の二番煎じだろうか。なぜか猫を主人公に、初の1泊ソロキャンプ実践を通じて、テント設営や道具選び、食事、撤収などのノウハウをエピドードで紹介するマンガ。四コマ形式だがそんなに笑えないので、ギャグマンガというよりコミックエッセイに近いかも。 |