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第20回定期 演奏会に寄せて (小川典子)
ステージ写真 (第19回)
20回の演奏会 をふりかえって
・共演いただいた みなさまからの メッセージ
・編曲のあゆみ
メンバー
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案内状
チラシ
お詫び
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アンサンブル・アメデオ 第20回定期演奏会 パンフレットより
Ensemble Amedeo The 20th Regular Concert
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〜 Happy Anniversary! 〜
2004年1月24日(土)17時30分開演
於:文京シビックホール 大ホール
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アンサンブル・アメデオ第20 回記念演奏会に寄せて
小川典子
アメデオの皆さん、第20 回記念演奏会の開催、おめでとうございます。
3年前の演奏会でラプソディ・イン・ブルーを御一緒して以来、アメデオの皆さんと私は、さらに大きなピ
アノ協奏曲で共演したい、と言う思いをひとつにして来ました。今日ここに、世界初、マンドリン・オーケス
トラによるラフマニノフ作曲ピアノ協奏曲第二番が披露されます。
音楽愛好家の方々は、あの有名なコンチェルトをマンドリンでどのような味付けに、と興味を持たれている
ことでしょう。このマンドリンとピアノの組み合わせ、実に新鮮な響きに満ちています。小穴雄一さんの名ア
レンジによるところはもちろんです。が、中村亨さんのバトンによる演奏をお聴き頂いたら、ラフマニノフは、
取りも直さずバラライカの国から来た作曲家だったことに気づき、また納得して頂けると思います。
アメデオの皆さんは、一人一人個性的な音楽家であると同時に、それぞれ神経を使う仕事を持っています。皆
さんの職業を聞いては、「こんな優秀な人たちと共演できるなんて!」と感動する私です。今回も、私は職業音
楽家としてゲスト出演します。しかし、私にはアメデオの臨時メンバーになってみたい密かな願いもあるので
す。アメデオの音色は、音楽を作るみずみずしい喜びの原点を思い出させてくれるからです。今日、望みは叶
うでしょうか…。
…叶った望み、と言えば、アメデオ・須藤純子さんと私の友情が見事に発展したことでしょう。この夏オー
プンする「ミューザ川崎シンフォニーホール」で、純ちゃんと私は仕事を共にすることになりました。共に川
崎っ子である私達が、音楽を演奏する喜びから提供する喜びへ、密接にチームを組み、新しい分野に挑戦しま
す。
第20回アメデオ演奏会、どうぞ皆様も、演奏する我々と同じくらい楽しい時間を過ごして頂けますように。
小川典子プロフィール
東京音楽大学付属高校を経て、ジュリアード音楽院に学ぶ。
1983年日本国際音楽コンクール2位入賞。1987年リーズ国際コンクール3位入賞。これを機にロンドンと東京を拠点として活動
を始める。NHK 交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハー
モニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、大阪センチュリー交響楽団、日本の主要オーケストラはもとより、フィルハー
モニア管弦楽団、BBCスコットランド管弦楽団、エーテボリ交響楽団、ロイヤル・リヴァプール管弦楽団、サンディエゴ交響楽団、
ラハティ交響楽団など、またサイモン・ラトル、レナード・スラトキン、オズモ・ヴァンスカなど、世界の主要オーケストラ、指
揮者との共演も数多い。ベルゲン音楽祭、オーストラリア室内楽音楽祭、ラトビア音楽祭など海外の音楽祭に参加。英国ではBBC
主催音楽コンクールの審査員を務める。
1996年の武満徹ピアノ作品集の録音以来、北欧最大のレーベルBISと専属契約を結び、話題を呼ぶ15枚の
CD をリリース。現在、ドビュッシー・ピアノ作品全集の録音が進行中である。2003 年に発売されたドビュッ
シー・シリーズ2枚目は英グラモフォン誌を筆頭に世界各誌で特選盤となっている。
2001 年、英国の実力派ピアニスト、キャサリン・ストットとピアノデュオを結成。2003 年、2人のために
作曲されたBBC 委嘱作品、G・フィトキン作曲の2台ピアノ協奏曲「サーキット」を世界初演。タイムズ紙
他で絶賛された。ストット&オガワの初CD は2003 年秋に発売。日本ツアーが今年の秋に予定されている。
今シーズンは、フィルハーモニア管弦楽団、BBCフィルハーモニック、BBCウェールズ・ナショナル響、ロ
イヤル・フィルハーモニー、香砦シンフォニエッタ、スイス・リサイタルツアー、ロンドン・ウイグモアホー
ルでのリサイタルなど、国際的に活発に活動している。
1999 年文化庁芸術選奨文部大臣新人賞受賞。
2003 年「第5回ホテルオークラ音楽賞」受賞。
2004 年7月オープンの「ミューザ川崎シンフォニーホール」のホールアドヴァイザーに就任。
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