9月12日 「回復の兆し」
6月に建設省に申請していた、調査地の草刈り時期の変更許可が下りた。但し、条件があって、
1.調査地に調査内容を記した立て看板を設置すること。
2.調査終了後、速やかに看板を撤去すること。
というものだ。こちらとしては、「看板立てるだけでいいのん?ほんなら、なんぼでも立てまっせ。」ってな気分。
で、 6月に草刈りされて丸坊主になってしまった例の調査地にタテカンを立てに行く。調査地はずいぶん草丈が伸びてきて、一見草刈り前とほとんど変わらないように見える。でも、植物の種類はガラッと変わってしまった。以前たくさん生えていたオギは殆ど見られず、セイタカアワダチソウ・クズ・エノコログサが圧倒的に優占している。草刈りされていない河川敷では、相変わらずオギ、次いでエノコログサが優占しているので、草刈りで競争相手がいなくなった堤防で、セイタカアワダチソウとクズが一気に勢力を拡大したのだと思う。
あまり期待はしていなかったが、ついでにざっとカヤの巣を探してみたら、10個の巣が見つかった。8月に調査したときは、たった2個しか見つからなかったので、とても心配していたのだ。カヤの繁殖シーズンに草刈りしたことが、相当ダメージを与えたのだろうが、何匹かは生き残っていたのだ。どこに隠れて難を逃れたのかわからないけれど、全滅しなくて本当に良かった。
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| 草刈り直後(1999/06/12撮影) |
約2ヶ月半後。草丈は草刈り以前まで回復。 |
