コロッサル・コンビュステイブル

 国際犯罪組織バイオネットが擁する無制限可変型戦闘用ATギムレット・アンプルーレは、無数の自律型戦闘ロボットによって構成されることで、まるで粘土を変形させるかのような、変幻自在の可変機能を有している。実に23通りにも及ぶ特殊形態は、それぞれ特化された機能によって、あらゆる局面に対応すると共に、従来のバイオネットATにはなかった戦闘能力をもたらす。もちろんその完成にはセルン中央研究所より強奪されたQパーツの存在が不可欠であった。
 コロッサル・コンビュステイブルはエクスプロジオン・レオンに続く、第二の特殊機能として挙げられる。それぞれの肩部から直上へと尖塔を形成、放電を行う事で、その二本の塔の間に強力な電磁場を形成し、これに指向性を持たせて目標に直接叩きつける。これはEI−08などが得意としていた超強力な電磁波によるバリアシステムをより攻撃的にアレンジした装備と思われ、強力な電磁波による物理的な一時的破壊と、情報面における二次的破壊を同時にもたらし、かつ地上との電圧は目標に対する落雷すら起こしうる。パリにおけるQパーツ強奪作戦において、ガオファイガーに対する使用が確認されているが、機先を制される形でブロウクンファントムの攻撃を受け、ギムレット・アンプルーレの本体が崩壊、四散。その真価を発揮する事はなかった。