セルン中央研究所

   フランスとスイスの国境をまたぐようにある科学研究施設。正式名称は「ヨーロッパ素粒子物理学研究所」で、ELPPが正式な略称であるが、多くの場合フランス語による通称である、「セルン」あるいは「セルン中央研究所」と呼ばれることが多い。ヨーロッパでも屈指の規模を誇り、独自の機能を備えた粒子加速器も擁する。素粒子物理学における高い技術力とヨーロッパの最先端科学知識が集結していることから、ヨーロッパの地理的概念と、技術的、理論的集約度から中央研究所の異名が冠せられている。フランスGGGとも地理的に近い位置にあることから、GGGから研究、分析依頼を受けることも少なくない。
   GGGが原種襲撃以来獲得した二つのゾンダークリスタルの特性実験がここで行なわれる予定であったが、クリスタル輸送任務を帯びたイザナギJアーク、続いてZX−07、13の襲撃を受け機動部隊が戦闘状態に突入。実験はやむなく中止された。その後ゾンダークリスタルについての新事実が何ら報告されなかったことから、実験自体が立ち消えとなってしまった可能性もある。
   2007年には発見された四つのQパーツのうちの、ひとつの研究分析に着手したが、国際犯罪組織バイオネットの急襲を受け、Qパーツを奪取されている。