国際犯罪組織バイオネットが誇る無制限可変型戦闘用AT、ギムレット・アンプルーレはQパーツを内蔵するコアロボットと、無数の自律型戦闘ロボット群から構成されている。変幻自在の変形を見せたゾンダーロボの特性を徹底的に解析して作り上げられたこの機体は、操縦者、すわなち狂気のファッションコーディネイター・ギムレットの意志で、実に23もの変形パターンを再現する事が出来た。それぞれの形態でのみ発揮できる特殊装備の数々は、ギムレット・アンプルーレに殆ど無限の汎用性と、強大な戦闘能力を与えるに至ったのである。
エクスプロジオン・レオンはその23の特殊能力の第一のものとして挙げられ、実際にQパーツ強奪作戦において、パリ市街におけるシャッセール及びGGG機動部隊との戦闘でも使用が確認されている。集積型荷電粒子砲群を腕部に構成し、大量のマイナスイオンに静電加速をかけた後、その電荷を中性化して超高速で射出する事により目標を破壊する、極めて強力な攻撃力を有する機能であるが、実戦においてはGGGのファイティングメカノイド・ガオファイガーの特殊装備、プロテクトウォールにより完全に防御された上、これを反射されたものがギムレット・アンプルーレを直撃、中破するという結果に終わっている。
なお、この集積型荷電粒子砲という形態はEI−02が出現直後に、廃棄された家電製品を基にして使用したものと酷似しており、ここでもバイオネットにおけるゾンダー研究の成果が見て取れる。