びでこん通 ~透過作戦2~
VIDEoCONverter2~Operation Transparency II
人物背景除去・透過/背景色合成動画生成ツールです。(Windows 10 / 11 向け)
びでこん通~透過作戦2は、動画の人物背景を自動で切り抜き、 透過 WebM(VP9)や透過 ProRes4444 MOV、さらに 背景色合成 MOV / MP4を出力できる Windows デスクトップアプリです。
主な機能
- 人物背景の自動切り抜き(Mediapipe SelfieSegmentation / Robust Video Matting)
- モデル選択:
- MSS00(Mediapipe:速度重視)
- MSS01(Mediapipe:精度重視)
- RVM03(RVM MobileNetV3:軽量)
- RVM50(RVM ResNet50:高精度)
- 透過 WebM(VP9 + α / yuva420p)出力
- 透過 MOV(ProRes4444 + α / yuva444p10le)出力
- 背景色合成 MOV(ProRes422HQ / yuv422p10le)出力
- MP4(非透過・グリーンバック合成)出力
- 背景色合成モード(透過なし/任意色で塗りつぶし)
- 境界ぼかし(GaussianBlur)
- しきい値調整(マスクの二値化補正)
- プレビュー機能(20フレームを自動抽出・チェッカーボード合成表示)
- 複数ファイルの一括処理(リスト登録/フォルダ追加)
- 音声コピー(WebM:Opus / MOV:AAC / MP4:AAC)
- ダークテーマ UI
| 出力形式 | 映像コーデック | アルファ | 音声(OFF可) | 用途 |
|---|---|---|---|---|
| WebM | VP9 | あり(yuva420p) | Opus | 軽量な透過動画 |
| MOV(透過) | ProRes4444 | あり(10bit α) | AAC | 高品質な透過動画 |
| MOV(背景色合成) | ProRes422HQ | なし | AAC | 高品質な背景合成動画 |
| MP4 | H.264 | グリーンバック合成 | AAC | 透過不要の通常動画/クロマキー用素材 |
おすすめポイント
- 人物向けに最適化された背景除去(Mediapipe / RVM)
- 透過動画を簡単に作成可能(WebM / ProRes4444)
- クロマキー不要(背景そのままでも切り抜き可能)
- プレビューで仕上がりを即確認(チェッカーボード表示)
- CPUのみでも動作(RVMはGPUがあれば自動利用)
用途・活用シーン
- VTuber / 配信向けの透過動画作成
- プレゼン・解説動画の人物切り抜き
- 背景差し替え用の人物素材作成
- Web掲載向けの軽量透過 WebM 作成
基本的な使い方
- びでこん通~透過作戦2 を起動します
- 左側の「ファイル追加」または「フォルダで追加」で動画を登録します
- 右側の設定で以下を調整します:
- 出力形式(webm / mov / mp4)
- 音声を含める ON/OFF
- 背景色合成モード(オフ=透過/オン=背景色で塗りつぶし)
- 背景色(HEX入力欄・色選択ボタン)
- モデル選択(MSS00 / MSS01 / RVM03 / RVM50)
- CRF(画質・圧縮率の調整:10〜45)
- 境界ぼかし(0.0〜10.0)
- しきい値(0.00〜0.99)
- 「プレビュー作成」で 20 フレームの仕上がりを確認できます(チェッカーボード上に合成表示)
- 「Go!」ボタンで一括処理が開始されます(「中断」で途中停止可能)
出力ファイルは、アプリ専用フォルダ内の output に保存されます。
設定ファイルや一時ファイルは Documents/videcon2Touka 配下に作成されます。
透過形式ごとの違い(WebM / ProRes4444 / ProRes422HQ / MP4)
同じ「透過っぽい動画」でも、コーデックとアルファ(透過情報)の扱いによって、
動画編集ソフト側での見え方が変わることがあります。
特に Clipchamp などのブラウザベースの編集ツールでは、ProRes4444 のアルファ解釈が原因で、
人物が半透明に見えるケースがあります。
| 項目 | WebM(VP9 + α) | MOV(ProRes4444) | MOV(ProRes422HQ) | MP4(H.264) |
|---|---|---|---|---|
| コンテナ / コーデック | WebM / VP9 | MOV / ProRes4444 | MOV / ProRes422HQ | MP4 / H.264 |
| ピクセルフォーマット | yuva420p | yuva444p10le | yuv422p10le | yuv420p |
| アルファチャンネル | あり(Straight Alpha) | あり(10bit α/環境によって誤解釈あり) | なし | なし(内部でグリーンバック合成済み) |
| Clipchamp での挙動 |
透過を正しく認識し、 背景は透明・人物は不透明として扱われる |
再生環境によってアルファを誤認することがあり、 人物が全体的に半透明に見える場合がある |
透過なしの通常動画として扱われ、 人物は半透明にならない |
透過なしの通常動画/クロマキー用素材として扱われる |
| おすすめ用途 | Clipchamp などで使う透過動画全般 | Premiere / Resolve / FCP など ProRes 対応 NLE 向け | 高画質な背景合成済み素材 | 一般的な動画共有サイト向け/グリーンバック素材 |
SONYからMAGIXへ権利が移動し、さらに放浪(?)しているVegasシリーズも、Ver.19以降ではMov-ProRes4444に対応し、読み込めるようになりました・・・が、結構あまあまです。
読み込んでいるだけで表示が崩壊することもあります。
そんなときは・・・トラック左端のトラックモードを「乗算マスク」「加算」などに変更してみましょう。なんとかなるかもしれません。
え・・・でも・・・それって、Movである必要はあるんですか?状態です。
素直に、mp4にしてクロマキーヤーを適用したほうが心が安らぎます。
再生ソフトやブラウザの相性に左右されやすいため、
Clipchampなど WebM形式 を読み込める環境をメインに使う場合は WebM形式 での出力が最も安定するのでお勧めです。
Vegasユーザーも、そろそろwebmを読み書きできる環境へのお引越しを強くおすすめします。
「引っ越し、引っ越し、さっさと引っ越しーッ」
動作環境
本ツールは CPU のみでも動作します。
RVM モデル使用時は、GPU(CUDA)が利用可能な環境では自動的に GPU を使用します。
動画の解像度や長さによっては高性能 CPU / GPU が必要です。
| 項目 | 最低動作環境 | 推奨環境 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 / Windows 11(64bit) | |
| CPU | Core i3 / Ryzen 3 相当 | Core i5 / Ryzen 5 以上 |
| メモリ | 4GB以上 | 8GB以上 |
| GPU(任意) | なしでも可 | CUDA 対応 GPU(RVM 使用時の高速化) |
| ストレージ | 空き容量 10GB以上(SSD推奨) | |
ダウンロード
ffmpeg について
びでこんシリーズは ffmpeg / ffprobe に強く依存しています。 ffmpeg がインストールされていない場合、起動時または変換時にエラーとなります。
ffmpeg のインストール方法(Windows 11)
- スタートメニューから「ターミナル」を起動
- 以下のコマンドを入力して Enter
winget install -e --id Gyan.FFmpeg
インストール後は PC を再起動してください。
透過WebM/ProRes4444透過.MOVを使用できるソフト
びでこんシリーズで作成または変換した透明背景の透過WebMやProRes4444透過.Movを読み込んで使用できるソフトを調べました。
画像をクリックすると拡大できます
Vegas Pro 19以降
WebM形式は対応していません。Mov形式であれば読み込めますが、読み込んだだけでは透過してくれません。トラックオーバーレイモードを「加算」に変更してください。 加算モードにするだけで、背景を透過させて使用できます。
Vegasは、ProRes4444を読めるだけで再現はできない
VegasPro22を購入してから、いろいろイジってダマされたと感じた。Ver.18以前は読むこともできなかったことを考えれば、読めるようになったのは進化かもしれないが、再現できないのは大問題。
実は、SonyからVegasやACIDを買収したドイツのMAGIXは買収前から既存のビデオ編集ソフトを持っており、しかも赤字・・・。現在はさらに別の会社へ売却されているので、進展はなさそうです。
別のアプリケーションへお引越ししたほうが良さそうです。
色を加算することで発生すること
加算(Add / Additive)合成にすると「黒は透明扱い」「明るい部分だけが重なる」という性質があるので、黒が透ける以外にもいろんな現象が発生します。
| 上の色 | 加算するとどう見える? |
|---|---|
| #000(黒) | 透明扱い(何も変わらない) |
| #333(暗いグレー) | ほぼ変化なし。ほんの少しだけ明るくなる |
| #777(中間グレー) | 背景が少し明るくなる。影が薄くなる |
| #FFF(白) | 背景が一気に明るくなり、白飛びしやすい |
| 赤(#F00) | 背景に赤みが足され、明るい部分が赤く光る |
| 青(#00F) | 背景に青みが足され、光が青く見える |
| 黄色(#FF0) | 非常に明るいので、白に近い強い光になる |
| シアン(#0FF) | 明るく、青緑の光が強く出る |
| マゼンタ(#F0F) | ピンク系の光が強く出る |
Corel VideoStudio
WebM形式にもMov形式にも対応しているという公式サイトの記載があり、ソフトの読み込み一覧にも掲載されていますが、実際には読み込めません。 おそらく、WebM形式やMov形式のごく一部の形式であれば読み込める・・・という意味のようです。
ClipChamp
完璧に対応しているので、安心して使用できます。ProRes4444.Movまたは透過Webmをドラッグアンドドロップするだけで、全自動設定して使用できるようになっています。
※Microsoft365を導入すると課金しなくてもフルバージョンを使用できるようになります。
ただ、OneDriveが必須というのが人によってはネックになるのかも・・・
透過動画の対応ソフトまとめ
| ソフト | 透過WebM | 透過Mov | 軽さ | 編集機能 | 価格 | びでこん相性 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Premiere Pro | △ (追加PlugIn) | ◎ | △ | ◎ | サブスク | ◎ |
| Premiere Elements | × | △ | △ | ○ | 3年サブスク | △ |
| Vegas Pro | × | △ | ◎ | ○ | 買い切り | △ |
| Clipchamp(MS365) ※OneDrive必須 |
◎ | ◎ | ◎ | ○ | 無料版あり | ◎ |
| DaVinci Resolve | × | ◎ | △ | ◎ | 無料版あり | ◎ |
| AviUtl + L-SMASH Works |
○ | ○ | ○ | ○ | 無料 | ◎ |
| ゆっくりMovieMaker4 | × | × | ○ | ○ | 無料 | ◎ |
クロマキーで透過動画っぽくする
特定の色だけを透明にして、背景を抜く技術「クロマキー」を使えば、透過動画に対応していない「ゆっくりMovieMaker4」「Corel VideoStudio」などでも背景を透過することができます。 一番よく使われるのは“緑色(グリーンバック)”や“青色(ブルーバック)”。
ライセンス
びでこん通~透過作戦2 は、GNU General Public License v3.0 (GPLv3) のもとで配布される
フリーソフトウェアです。
ソースコードの改変・再配布は GPLv3 の条件に従って行うことができます。
本ソフトウェアは、Robust Video Matting のコードおよび事前学習済みモデルを利用しています。
Robust Video Matting は GPLv3 ライセンスで提供されており、本ソフトウェア全体も GPLv3 に準拠しています。
Copyrights / 使用ライブラリ
本ソフトウェアは以下のオープンソースソフトウェアを利用しています。
各ライブラリの LICENSE(および必要な場合は NOTICE)は本ソフトウェアに同梱しています。
Robust Video Matting
提供元:Peter Lin, et al.
ライセンス:GNU General Public License v3.0
https://github.com/PeterL1n/RobustVideoMatting
MediaPipe Selfie Segmentation
提供元:Google LLC
ライセンス:Apache License 2.0
https://www.apache.org/licenses/LICENSE-2.0
© 2019–2024 Google LLC
PySide6
提供元:The Qt Company
ライセンス:LGPLv3
https://www.qt.io/
OpenCV
提供元:OpenCV Team
ライセンス:Apache License 2.0
https://www.apache.org/licenses/LICENSE-2.0
NumPy
提供元:NumPy Developers
ライセンス:BSD 3-Clause License
https://opensource.org/licenses/BSD-3-Clause
PyTorch
提供元:PyTorch Team
ライセンス:BSD-style License
https://pytorch.org/
ffmpeg
提供元:FFmpeg Developers
ライセンス:GPL / LGPL / その他複数ライセンス
https://ffmpeg.org/
スペシャルサンクス
元同僚に先輩に後輩、BBSとかユニバのオフ会で知り合った人など、いろんな人に話を聞きながら、
いろいろ集めて煮詰めさせてもらってありがとうございます。
では、ユニバ飲み会&バックドロップで☆
ライセンス表記 (License)
びでこん通~透過作戦2 (Videcon2 Touka)
Copyright (C) 2026 Battlers Software
本プログラムはフリーソフトウェアです。あなたは、フリーソフトウェア財団(Free Software Foundation)が公開した GNU 一般公衆ライセンス(GNU General Public License)のバージョン 3、または(あなたが選択する)それ以降のバージョンの定める条項に従って、本プログラムを再配布または変更することができます。
本プログラムは、有用であることを期待して配布されていますが、いかなる保証もありません。 商業可能性や特定の目的に対する適合性についての暗黙の保証もありません。詳細は GNU 一般公衆ライ解决(GPLv3)の原文をご覧ください。
謝辞およびサードパーティ製ライセンス (Acknowledgements & Third-Party Licenses)
本ソフトウェアは、GPLv3 ライセンスのもとで公開されている「Robust Video Matting」のコードおよび学習済みモデルを使用しており、本ソフトウェア自体も GPLv3 ライセンスとして配布・公開されます。
また、本ソフトウェアの実行環境・パッケージには以下のサードパーティ製ライブラリが含まれています。
- PySide6 (LGPLv3)
- OpenCV (Apache License 2.0)
- MediaPipe (Apache License 2.0)
- PyTorch (Modified BSD License)
- NumPy (BSD 3-Clause License)
それぞれの詳細なライセンス条文(英文原文)については、同梱の licenses フォルダ内をご確認ください。
※この日本語訳はユーザーの理解を助けるための参考訳であり、法的な効力を持ちません。法的な正式ライセンスは、同梱(Licenseフォルダ内)の英語版原文(GPLv3等)が適用されます。

