プールの選び方

自宅や職場など手身近な場所にある施設を選びがちですが、水深30cmの水遊び場でバタフライの練習をする人がいないように、目的に合った施設を選ぶことが重要です。 近くても、安くても、目的に合った行動ができない施設へ行ってもストレスが溜まるだけ。他の利用者や施設にとっても迷惑なだけです。
プールで出没するニセモノ

練習場所いろいろ

みんなのプール
市営プールなど共同利用施設
「完泳コース」「横切らない」などコースごとに利用規定が書かれている場合が多い。 よく読んで守ってくれる人ばかりではない点に注意。アタオカは注意事項なんて読まない。 こっちが避けてあげたほうがストレスフリー

メニューを組んでも実行できない

いろんな人が利用する市民プールでメニューを組んで練習しようとしても、必ず邪魔が入ります。 「壁際を埋めるなよ、スタートもターンもできない(怒)」「うわっ激遅すぎッ」「えっ? いまスタートするの?」なんてことはよくあります。 彼らは周囲のことなんて気にしていません。

内容を瞬時に変更できる練習メニュー

コースが渋滞していても、しっかりとした練習になるメニューを何パターンも頭の中に入れておきましょう。 コース状況の変化に応じて、練習内容をどんどんチェンジ! 待っている時間もムダなスキマ時間はありません。
» 練習の基本パターン
partialrental
専用コース
1レーンを時間貸し
1レーンを2時間だけ自由に使えるコース貸しをしているプールもある。 施設によってはプライベートレッスンという名目でコース貸しさせてくれる場合もある。 専用コースなのに、乱入してくるバカは必ずいるので、周囲の人の動きにも注意しておくこと。

目的と時間を決めた練習メニュー

ただなんとなく、だらだらやっていても身に付きません。

余裕メニューで休憩する

余裕はモチベーションの維持と向上を狙えます。
休憩時間は止まっていてもOKですが、練習内容に緩急をつけて、有酸素運動よりも楽に動ける運動強度で動きながら休憩。 けのび→伏し浮き→5秒静止後にプルでクロールダッシュなど、お遊び要素があったり、スイマーならだれでもクリアできるくらい楽なメニューを メインメニューの間に挟んでアクティブレスト
» 練習の基本パターン
exclusiveuse
自分たちだけ
全コース専用使用
学校のプールやクラブチームのプール、市営プールの貸切など。 アタオカが入ってくる心配もないから、好き放題できる。 衝突や追突事故への注意はもちろん、練習しすぎにも注意。カラダを壊したら意味がありません。

レベルや内容別にコース分け

「心肺向上コース」「持久力コース」「基本動作コース」「フォーミングコース」「リレー引き継ぎ強化コース」などに分けて、 タイムが速い人は、遅い人の1.5倍の本数にして休憩を短くするなど、調整してください。全員同じ本数では、渋滞が起こりやすくなります。

お遊びタイムも忘れずに

大人でも子供でも、緊迫した緊張感は持続しません。モチベーションは下がり、ただ時間が過ぎるのを待つ内容になってしまいます。
» 練習の基本パターン
知識ゼロの承認要求

教えたがりに注意

どこでも必ず出没
知識も泳力もない 教えたがりが、公共施設のプールやフィットネスクラブのプールには必ず出没します。 主に子供や高齢者を教えている場合が多いのですが…教えている本人はカナヅチだったり、教えている内容は超テキトーだったり。 「がんばって泳げば、そのうち上達するはず」「平泳ぎは得意だけどクロールなど他の泳ぎはできない」など水泳経験者では考えられない内容で教えています。
彼らの承認要求にはスルーが一番。話しかけられそうになったら、トイレへ行ったり、他のコースへ移動したりして、距離を置いてください。 それでも迫ってくるようなら、施設スタッフに訴えましょう。

ジモティーなどで依頼できる ニセモノ家庭教師に要注意

介助者として練習相手になってくれる場合もあるようですが、まともに泳げないコーチも多くいます。 泳げなくてもコーチはできますが、介助者の場合は助けるのが仕事なのに、泳げなくて助けられないのでは話になりません。 他の利用者への気遣いや配慮ができないのも、この手の人々には あるあるな行動パターンです。

ジモティーで依頼する前に

コーチのWEBサイトやブログのアドレスを教えてもらったり、コーチの名前でGoogle検索してみましょう。 ただし、依頼者からコーチへの連絡用にメインで使用しているメールアドレスやLINEなど直接連絡できるアドレスは…教えないほうがいいと思います。 営業メールや別の目的で利用される危険もありますから、初対面なら…慎重に…
5mフラッグ

ニセモノ水泳教室

安全効率を優先して違反が常態化
教えられた内容で泳ぐと、もれなく泳法違反で失格になってしまうレッスン内容を行っているスクールもある。 失格になると分かっていても大会でカラダが反射的に動き、せっかく記録を出しても失格になる惨劇があった…。 そのクラブへは通わないのが得策。子供を通わせたり自分が通う前に、レッスンの様子を見に行こう。

水泳を知らない水泳コーチの謎ルール

水泳経験者ではないコーチ、泳げないコーチを採用してしまった結果と言える。競技経験者なら、ありえない。 「コーチだけど泳げません」って言い出すコーチもいる。教わる側からすれば、不安と不信感しかない。

5mフラッグから壁まではクロール

安全重視ということで頭突きゴールタッチしないように、5mフラッグが見えたらクロールをしてもOKなんていう指導は、ありえない

片手タッチでターン

ターンとゴールタッチをするとき、平泳ぎとバタフライは必ず両手タッチしなければ失格となるのだが、片手タッチでターンさせているスクールもある。

プールの基本

かまってちゃん

利用規約を確認

安全に利用するための禁止事項が多い
全てのプールに共通するルール
  • 日本の法律
  • 都道府県や市町村の条例
  • 施設の利用規約
  • 世界共通ルール
  • 現場スタッフの判断
「なんのために設置しているのか?」考えなくてもわかることを理解できない人もいます。プールはお風呂じゃないですよ。

右側通行で泳ぐ

背泳ぎは特に注意
プールの底にあるライン上を泳ぐのは、試合のときか一方通行の場合だけ。通常は動画のように、右側通行で泳ぎます。

カエル泳ぎ&ボウフラに注意

プールにいろんな人々がいる
カエル
平泳ぎが下手過ぎて、両足がコースからはみ出そうな人で、「蹴られた」「蹴ってない」という醜い論争が好き
ボウフラ
浮かんでいるだけ、おしゃべり休憩、コースロープを手で引かないと進まない
ペースクロック

分針と秒針だけの時計

ペースクロックと呼びます
0秒からスタートして25mを20秒で泳いで10秒休憩すると合計30秒です。これを20回繰り返すと、30秒 X20で、10分なので、 時計の分針が10を示します。

プールで脳トレ

画像の時計の赤い針は45を指しています。25mを20秒で泳いで10秒休憩したとして、いま何本目で何メートルでしょうか?
Apple Watchなどのウェアブルウォッチがなくても小学生レベルの計算ができれば、余裕です。
5mフラッグ

旗は壁から5m

背泳ぎで泳ぐ人の命綱
上を向いて泳ぐ背泳ぎをしている人に「あと5mで壁ですよ!」と教えるための旗です。
子供に触らせて遊ばせる道具ではありません。少し揺れただけでも泳いでいる人には数メートル移動したかのように見えます。 これが原因で事故が起こったら、揺らした人の責任です。
2mライン

T字ラインは壁から2m

ターンをするタイミング
壁から2m以内に、ほとんどの人の身長は収まるはずです。2mラインを目指してターンをする目印にも活用できます。 スタートやターンのために、壁からT字ラインの付近は広く開けておきましょう。おしゃべり休憩するならプールから上がってください。
衝突防止

5mを過ぎたらスタート

泳ぎ始めるタイミング
壁から5m以内に泳ぐ人がいる時にスタートすると衝突する危険が高くなります。

壁を蹴った瞬間が一番速い

1コースに4人以下の場合は、前方の人が12.5m付近にいるときにスタートすれば、よほど相手が遅くない限りは追いつかない。

壁際は広く空ける

最低限のマナー
壁際は空ける
コースロープ沿いに並ぶ
足湯じゃないよ
足湯みたいに座らない
超ジャマで迷惑
足先の爪が壁立ったターンする人の手に刺さって危険です。 座っている人もターンした人に蹴飛ばされます。
休憩はプールサイドへ上がる
お風呂ではない
マジで迷惑
何分間も休憩するならプールサイドへ上がる。気分が悪いなら、プールから上がって病院へ行きましょう。
迷惑行為
壁際を埋めるのは迷惑
ターンもスタートもできない
おしゃべりするなら、プールから上がってください。ターンしたり、スタートしたりすることができず、超迷惑です。
無理ある使い方
認知して欲しい人たち
用途の合う施設へ行きましょう
プールサイドでずっとストレッチしている、寝ているだけ、浸かっているだけ、舞踏会の衣装みたいな水着…など、 「なぜココへ来た?」という人たちが必ずいます。
水圧

リハビリで使う人が増加

水圧と周囲の配慮で全身サポート
病院内のリハビリ施設は狭く、高額。小さな病院ではリハビリ設備が無い。 曜日や立地に関係なく、午前中は患者の憩いの場となるプールやジムが多い。常連客による醜い縄張り争いは日常。
泳ぐコースよりも水中ウォーキングやアクアビクスで使うレーンの方が多い施設、水泳禁止という実質リハビリ優先という施設もある。
汗をかいても痩せない

高温多湿なプール

汗をかいても痩せない
プールサイドには採暖室のある施設もありますが、サウナと違い室温は50度前後です。 プールサイドも暖かくはなっており、汗をかきやすい場所になっています。しかし、汗をかいても痩せません。

「整う」状態は、意識が飛ぶ手前

「サウナで整う」という状態は、血圧が上がって意識が無くなる寸前であり、かなりヤバい状態です。 他界する準備が整う状態なのでしょうね。
救命胴衣

救命胴衣の使い方

保護者が楽をする道具ではない
子供の身長にあった水深のプールを選んであげてください。水深の深いプールでは大人が楽をできます。 腰を曲げて子供の相手をしなくても、救命胴衣や浮き輪などで子供を浮かせれば大丈夫って思っているようです。

恐怖心はトラウマになる

水深3mぐらいの海へ行って泳いでみましょう。泳げる大人でも恐怖を感じます。経験の少ない子供にとって、足が届かないプールは地獄でしかありません。 喜んでいる?笑顔だから大丈夫? 子供は大人の機嫌を感じ取って行動することもあります。子供に気を遣わせて、保護者は気を遣わない…
デブは浮く

デブは浮きやすい

潜れない理由は脂肪
泳げないはずのに泳げる気がすると感じたら、脂肪が多いのかもしれません。 筋肉は重いため沈みやすく、筋肉質なマッチョ体型の人は簡単に潜れます。 しかし、筋肉が少なくて脂肪が多い三段腹な人は潜るのが下手です。脂肪は水に浮きやすい特徴があります。

用途で選ぶのが正解

水深30cmの水遊びプールでバタフライの練習をするプロ選手はいません。オリンピックプールで潮干狩りする人もいません。 しかし、25mプールや50mプールの市民プールには幼児向けプールが無くても無理やり遊ばせる毒親や50m以上泳ぎ切るコースでウォーキングをする高齢者など、 無理やり自分勝手に利用する人たちで溢れています。知的な障害や認知症を患ってしまうと、判断ができず、他人の言葉にも従うことはありません。 同伴する介助者や保護者にプールに関する知識と同伴することへの意識があれば防げます。 子供や障害者は、割引サービスを受けるためのチケットではありません。同伴入場で終わらせず、同伴利用してください。市民プールなどの施設は託児所や一時預かり所でもありません。

施設のWEBサイトを確認する

「子供とプールへ行ったのに、幼児プールが無かった」「高齢者のウォーキングコースしかなかった」 「予約した団体専用で入れなかった」「休館日だった」「モータープールは泳げるプールではなかった」というような、現地へ行ったけど楽しめないどころか、入れなかったという最悪の事態を回避できます。 → Googleでプールを検索
レジャープール

豪快に楽しむ

スライダーの往復で脚力を鍛える
遊園地や露天ぶろなどが併設されたアミューズメントプール。 数万円はかかるけれど、好きなように満喫できる。 子供も大人も大喜び。毎日じゃなくていいから、シーズン中に1回は行って思いっきり No Limitに楽しみたい!
» No Limitなプールまとめ
お役所プール

格安で楽しむ

設備はないが、水たまりはある
SNS映えするスポットも無ければ、豪快なスライダーもない。 飾り気のないコンクリートの水たまりがある程度で、混みあうと洗濯機の中で洗われている気分に浸れる格安プール。 庶民が通える大きめの水たまり。今夏は屋外の市民プールでリゾート気分。
» 屋外プール大人400円
リゾートプール

優雅に楽しむ

ガチ泳ぎはドン引きされる
水平線まで続きそうなインフィニティープールや風呂が大流行しすぎて、 新鮮味のなくなったSNS映えプールには、スライダーなどの遊具はなく、競泳プールのようなコースロープもありません。 優雅な空間と時間を楽しむプールです。
» SNS映えするプールまとめ
フィットネスクラブ

充実した設備

筋トレから水泳に温浴まで
ヨガやボクササイズなどのスタジオ、筋トレマシン、プール、温浴施設などが詰まった総合ジムから目的別ジムなど、多種多彩。 なんでも揃う大規模施設の場合、全部込々で定額料金。プールとお風呂だけしか使わない人向けプランもあります。なによりも市民プールと比べて、 冷暖房&プールの冷却設備が効いています。
» プール&スパ会員でお得に!
50mプール

ガチ練習

初心者お断り
水深1.4m~1.7mのプールが多く、中には深さ2.5mの施設もあります。そのため、ウォーキング目的で来る人はいません。 基本的に国際水泳で定められた水温を守っている施設が多く、27度~30度。泳いでいないとカラダが冷え切ってしまいます。 水泳大会やテレビなどの撮影、学校などの団体利用により、利用できない日もあるため、必ず施設のWEBサイトで確認しましょう。
» ガチ練習におすすめ
25mプール

練習&健康増進

勘違いの巣窟
プールは託児所でもなければ、お風呂でもありません。プールへ入る前に、施設ルールをよく確認して、シャワーを浴びてからプールへ入りましょう。 完泳コースで立ち止まりながら買える泳ぎの練習やボビング、ウォーキングなど自己顕示欲と認知症っぽい人が増えてます。 立ち話を楽しむならプールから出て行ってください。「一生懸命泳いでいる」って浮かんでいるだけでは?
» 全国の25mプール