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旅行記その7:「イキスプレス」※1がやってくる

パーク&バス&トレインライド

「TX効果」を実感する実験

昨年8月、「沿線から離れた地域にももたらされるTX開業の効果」を体験するため、水戸からわざわざ関東鉄道常総線・TXをまわって東京に出た。しかし、水戸からだと「いたずらに時間と費用がかかるだけ」という印象を抱くに過ぎなかった。

そこで、今回は趣向を変えて、「自家用車→TXに接続する急行バス→TX→東京」というルートで、「沿線から離れた地域にももたらされるTX開業の効果」を体験する試みをやってみた。

 

石岡バスストップ

ある土曜日の午前9時20分、常磐自動車道石岡バスストップ。

このバスストップの最寄りには、駐車場が整備されており、自家用車でここまで来て高速バスに乗り換えられるようになっている。自宅から30分強、自分もここまで車で来て、急行バスに乗り換える予定である。

常磐自動車道石岡バスストップが整備されるのと同時に石岡市が整備した駐車場であるが、それほどは混雑していなかった。気軽に利用できそうである。

高い防音壁で遮られており駐車場から高速道路は見えない。高速道路にあるバスストップに降りるには、頑丈で無骨なくぐり戸を開けて、急な階段を降りてゆかなければならない。「バリアフリー」が叫ばれて久しいこの世の中、もう少し何とかならないものかと思う。

東京に出るのにちょうどよい時間帯なのか、東京まで直行する高速バスが20〜30分おきに出ており、それらに乗り込んでゆく乗客も散見された。

 

急行バス

東京行きの高速バスはひっきりなしに発車してゆくが、お目当てのつくば行きは1日9往復、守谷行きは1日4往復のみである。しかし、東京行き高速バスに比べてTX接続の急行バスは「定時性」の点で大きなアドバンテージを持っている。

9時40分、定刻より数分遅れてつくば行きの急行バスが入ってきた。車内の乗客は10人前後。自分を乗せるとすぐに発車する。

高速道路は揺れず快適に走ってゆくのだが、土浦駅手前で一般道路に降りると、信号での発進・停止やら舗装の荒れとかに因る揺れが結構感じられる。「バスが苦手」という人にはすこしきついかも知れない。

土浦駅東口で2〜3名の客を降ろした後、土浦名物の高価道路を走ってつくばまで走る。この区間は信号も少なく快適に走る。

結局、定刻より早い10時20分につくばセンターに着いてしまった。石岡-つくば間、所要45分、700円。

ここからTXのつくば駅までは歩いて30秒、しかも屋根つき。なかなか便利である。

 

TXにお乗り換え

TXの秋葉原行き快速電車はちょうど出た後で、10分以上待たされた。ここから東京の秋葉原まではわずか45分。快速電車は、新幹線と見間違うごとく快調に走る。

地下鉄千代田線への乗り換え駅である北千住駅でTXを手放す。9時20分にバス停に着いてからちょうど約2時間。料金は  円。特にこれまでJRの駅が不便なところに住んでいた人にとっては、比較にならないくらい便利になっただろうと思われる。

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更新日 2006.1.22
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