【スキー病の詩-2009 in サホロ-】
「スキー気違い」とか、「スキー病」とか色々言葉はあるけど、みんな、間違って理解してはいないかい?
「スキー病」というのは<スキーをしないと死んでしまう>という意味ではなく、<スキーをしてしまう>病状のことを言う。
ふまえて。。
<フラノ2008>
<キロロ2009>
<ニセコ2009>
<富良野2009>
<2月20日>
さぁ、羽田に到着だ。
ところが、放送で、千歳空港は『天候の都合で着陸できない場合は羽田に引き返すかもしれない』などとほざいているではないか・・
「チョット待て、おれが機長と話しをつける!」
まぁまぁ、これでも飲んで気を静めてください。帯広空港を信じましょう→
もう間も無く着陸だと言うのに雲ばかりで地面がが見えないと思ったら、雪だったのね。
翼よ、もう大丈夫だ。。。ところが飛行機が遅れてバスの出発時間までに15分しかない。
結局間に合ったのだが、飛行機、バスと遅れてしまい帯広空港で予定していた歓迎の意味での2本目の『プシュッ!』は見送りになってしまった。
でも大丈夫アタシには
『携帯』がある。ここからバスで約1時間20分。
結局遅れてしまい。ゲレンデに立ったのは昼過ぎ。
まずは、ゴンドラステーションで腹ごしらえ<辛口味噌ラーメン>・・・これほんのり甘いです。→
腹ごしらえも済んだところで早速スキー病の『治療』を始めよう!。
ゴンドラは15:30までだから2時間30分以上ある。
今日のサホロの天気は雪、気温マイナス10度。まぁ、結構なんだが視界が効かないので今ひとつぶっ飛ばせない。
それでもがんばってゴンドラに10本ぐらい乗った。
天気は相変わらず雪、少々暗いので15:30ごろから照明が入る。
ゲレンデに照明も入ったので、患者もアルコール消毒してからナイター治療を開始する→
ナイターはリフト1本しかなくて、1回のインターバルが丁度5分。
ナイターは18:00まで2時間以上あるので、20本以上・・・これはいい治療になるわい。
←この日のナイター、最後の1本。
放送で。。。『最終搬器は40番です』そう、アタシが本日最後のお客様。
夕食は20:00からホテルに戻ってゆっくり風呂に入ってビールを飲んでテレビを見ながら、本日の反省会を独りで行う。
夕食はここ、おしゃれな和食のレストラン「ゆきざさ」。
この3品(お刺身の前菜+ステーキ+デザート)でツアー料金だと¥1000
これは安いのだが、ビールが¥880もする。
食後にもう一回風呂に入ってテレビを観てたが22:00前に、患者は意識を失ってしまい、目が覚めたのが朝の7:00
<2月21日>
窓の外は物凄いロシニョール、いやブリザード。これでリフトは動くのかい?
フロントで確認するとショボイのが動いているらしいので、朝飯を食ってから治療に向かうことにする。
これで、ご飯3杯お替りしてるのでコブでもあった日にゃぁ、思いっきり反芻しそうだ。
まぁ、いい天気なのだが風が強くて、リフトが・・・ショボイの1個しか動いていない。
ゲレンデはきれいにグルーミングしてあり、目の前に聳えているのに。。。ついに我慢できずにハイクアップしてしまった。
そして、誰もいないグルーミングバーンをバサーッと叩き斬る。この治療は効果的である。
今日は、朝飯を思いっきり食ったので昼は要らない。
12:00ごろからもう1本リフトが動き出した。(実はこのリフトもアタシが1番乗り!)
退屈な治療もやや、雰囲気が出てきた。
それでも14:00頃になると物足りなくなって、本日2度目のハイクアップ。
30分かけて誰もいないバーンを『ここ』まで上り、ここから滑り降りる。
と、その前に・・・せっかくここまで上ったのに、残すのが<シュプール>だけじゃもったいないので、何か別の物を残してゆくことにした。
誰も見ていないから<大>を残してやろうかとも思ったが、それじゃぁ<スキー病>じゃなくて、ただの<病気>になってしまう。
それに、<昨夜サホロに熊が出ました>とか話題になってもいけない。
下から、皆が羨ましそうに見ているのを確認して誰もいないグルーミングバーンを<バサーッ>
30分掛けて上ったところを30秒で降りてしまう。勿論旅のお伴は名刀LT11と青マッハ
<あー、いい治療だった!>
そのあと、17時までリフトで滑って18時のバスで帰ることになってる。
昨夜の悪天候で千歳空港は大分やられたようだが、残念ながら帯広空港は大丈夫。
なんだ、飛べないなら、もう一泊して治療できたのに。。。
ホテルに戻って1時間で、風呂に入って、着替えて、荷造りしてお土産買って、ホテルのロビーでビール飲もうと思ったらバスが着ていてバスの運転手さんが荷物を積むのを手伝ってたら出発の時間になってしまった。
しょうがないのでバスの中で乾杯。(この『ごぼうチップス』が旨い!)
帯広空港では<野菜ラーメン>
飛行機は定刻を10分遅れて、出発。0:00過ぎに無事帰還。2月の治療終了。3月はニセコと富良野で治療の予定。。
優太郎左衛門、1泊2日サホロの旅でした。
翌日曜日は10時まで眠ったけど、体中がボワーンとしてる。
あー、スキーだけしてる人生ってダメかなぁ・・・そういう人間が独りぐらいいて、それがアタシであってもいいと思うんだけど。。。
(2009.2.24)
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