【スキー病の詩-2009 in キロロ-】

 今シーズン2度目のスキーはキロロへ、
朝、5時過ぎの電車で羽田に向かう。羽田発7:25新千歳行きのJALだ。
6:30頃に着いてしまうが、ビールを飲む時間が必要なので1時間待ちぐらいはしょうがない。
今回は、以前かつての上司Hさんと一緒である。
<フラノ2008> <サホロ2009> <ニセコ2009> <富良野2009>
 空港に行くと、既にHさんが居たのでそのままチェックインし、ゲートへ。。。
大分時間があるので、スーパードライ(350ml)を2本買ったけど、Hさんは「いらない」と・・・
<なんだ、朝のビールは旨いのに・・>と思いながらも、7:00前からから、700mlも飲んでしまい、絶好調である。
 定刻どおり、新千歳に到着、バスの出発までこれまた、1時間。
朝からビール3本は、いくらかつての上司だから関係ないとは言え人間として・・・
と、気にするよりもお腹がタップンタップンだったので。。ここで見つけた小さな『ブルーベリーワイン』をいただく。
キロロまではバスでピッタリ2時間。
12:30にはチェックインし、ゲレンデへ・・・

 Hさんは数十年前にSAJの2級をとっているが、アタシよりも10歳年上である。
体力的には大分問題があるが、張り切っているのか着替えるのが滅法早い。
13:30からのレッスンに間に合わせるのだと張り切っている。
スキースクールの申し込みで<スキーレベルは?>の質問に。。。
『準1級』と応えている。
「『準1級』があるのは英検です。スキーに『準』はありませんから・・・」
サッサとゲレンデ向かうがこれまた、キロロでは珍しく天気が良い。
スクールでレッスン中のHさんと偶然会った。ボーゲンやらされているが、なんか嬉しそうである。
 Hさんがスキースクールに入っているあいだ、アタシは一人で斬りまくる。
<まぁ最初はユックリ滑りましょう>
なんて言っても、2回ぐらいターンをすると、『最初』が終わってしまって、『バキューン!』と発射してしまう。
<アタシがキロロで一番早い!>
リフトからおりて『バキューン!』
別のリフトでも『バキューン!』
ゴンドラから降りても『バキューン!』
<あー、誰かオレを止めてクレー>
あー、これで10年は長生きできる。(何て言ったって、早い乗り物に乗ると人間は長生きするってよく言うしね)
15:00頃に休憩して、ビールを注入。
もう一発『バキューン!』とやって戻ってくる途中でスクールが終了したHさんを発見。
一緒に滑り出す。
まぁ、一応、2級はお持ちだから、形になっているんだけど、<古い>そして<遅い>。
500メートルぐらい離れていても混んでいるゲレンデで、3秒以内にHさんを見つけ出せる。
ほとんど、『滑るシーラカンス』状態。
まぁ、おいて行ってしまっても構わないんだろうけど、なんとなーく待ってしまう。
なにせ、アタシは基本的に<体育会系>だから、先輩を敬う習性がある。
「あー、先に滑っていてくれていいから」
って言ってくれるのをずーっと待ってたんだけど、最後まで言わなかった。
18:00チョイ前まで滑って、ぜんぜん滑り足りないけど、まぁお付き合いで本日は撤収。
 温泉に入ってから晩御飯。ホテルピアノは夕食も2年前に較べると縮小された感じ。
『コレデモカッ!』っていうバイキングもなくなってしまい、朝食のバイキングもショボイ。
夜は、焼酎を飲んで、0:00頃に就寝。

「俺は、5時間ぐらいしか寝ないから」なんて言っていたHさん、7:30になっても目を覚まさないので、トイレいったり、髭そったりして音立ててたら、8:00過ぎになって「あー寝すぎた」とか言いながら、やっとお目覚め。
サッサト朝飯食って、出かけたい。そうしないと折角グルーミングしたバーンが・・・・
<それじゃぁ、サッサと朝飯食って滑りに行きましょう>と、思ってたら・・・
「ちょっと風呂行って来るは・・・」
<あーあ>調子狂うよなぁ・・・
それから朝食食べて、荷物まとめて、ゲレンデに立ったのが10:00過ぎ。。。
この日も曇ってはいたけど、気温が低くていい感じ。
ゲレンデの入口ではパウダーのワックスと「サムライワックス」を無料で塗ってくれるサービスをやってる。
パウダーをスポンジで『フワフワ〜』と振りかけるだけで、何でも10キロ持つと言う。
それから、エッヂにも液体オイル状のワックスを塗るこれが「サムライワックス」。
これまた、10キロ持つというのだが。。。うーんどうでしょう?
それほど、効いたという感じがしないんだけど。。。(でも、まだちょっと気になる)
これまで、一番効いたと思うのは『ガリウムのフッソ含有の』ペーストワックス持ちは良くないが、実感できる。
昨日と同じようにのんびりすべりに付き合いながら、14:00まで滑った。(リフト券が14:00までだった)
ノーサイドの笛まで、残り1.5時間。
¥3,300払って3時間券を買って一人で斬りまくる。
リフト7本+ゴンドラ1本。
『あの人なに、あんなに急いでいるのかしら?』って周りの人が思うようなスピードでブッタ斬りまくるのだが、一向にグッタリとした疲労感が来ない。
そうこうしているまに16:00あーもうおしまい。。。。
なんか・・・・・・・
帰りは、新千歳空港でラーメンを食って。。。。これは旨い。。

 スキーを単に『愉しい』とか『楽しい』という言葉で表現してしまいがちなのだが、実は違う。
<速くないと>なんか、自分がダメになってしまうような気がしてドンドン不安になる。
スキーから帰ってきて3日しか経っていないのに、だんだん自分の性能が落ち行くようで。。。
<あ゙ー速くスピード出さないと・・・脚が腐ってしまゔー>
はやくなんとかしなくちゃ。。。(2009.1.31)
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