「タイミング・タバコ」とは、何か?
習慣というものは、一度身につくと一人歩きをはじめるものです。
実際の意志よりも、時刻やきっかけ・タイミングで行う比重が大きくなってきます。
その点ではタバコも例外ではなく、ある一定の時刻やきっかけ・タイミングだけで吸いたいような気分にさせられてしまうことがあります。
そういう、きっかけやタイミングだけで吸っているタバコのことを「タイミング・タバコ」と呼んでいるのです。(私の勝手な造語です。^^;)
「タイミング・タバコ」は、一日に何本くらいあるだろう? |
例を挙げてみましょう。
朝 |
昼 |
夜 |
・目覚めの一服 |
・昼休みになった一服 |
・通勤途中の一服 |
・朝食前の一服 |
・食前の一服 |
・帰宅の一服 |
・食後の一服 |
・食後の一服 |
・食前の一服 |
・通勤途中の一服 |
・休み時間終了の一服 |
・食後の一服 |
・会社に着いて一服 |
・仕事途中の一服 |
・晩酌と一緒に一服 |
|
|
・寝る前の一服 |
ちょっと数えただけで、16本も出てきてしまいました。
これは、極端な話でしょうか?
あなたが一日に何本吸っている人かわかりませんが、多かれ少なかれ似たような吸い方になっている瞬間はありませんか?それが、タイミング・タバコなのです。

オシャブリをくわえて我慢できるのは、完全に「タイミング・タバコ」です。(^.^)/ |
どうです、簡単でしょ。判定方法は、ただそれだけです。
そんな時は、オシャブリをくわえたり、キャンディをなめたりして吸いたい気分をやり過ごしましょう。
逆にいえば、オシャブリをくわえてもどうにも我慢できないタバコは、本物のタバコの欲求ですから、そんな時には軽いタバコを一本だけ吸ってあげましょう。
それは、単純なニコチンに対する禁断症状ですから、ニコチン以外では解消することは難しいのです。
ニコチンパッチなるものが存在するように、薬物的な生理反応ですから、他のものでは代用できない症状です。
そこで闘っても、苦しいだけですので、無駄な努力はやめておきましょう。
※ここで、「じゃあ、なぜ最初からニコチンパッチを使わないのだ?」という疑問をお持ちになる方もいらっしゃると思いますので、簡単に私の考えを述べておきます。
タバコを吸うという行為は、とても複雑な動作と感覚をともなう行為です。
指でつまんだり、口にくわえて吸ったり、ノドに煙を当てたり、肺にインパクトを受けたりといった、いろいろな刺激が総合されて成り立っている行為です。
ですから、それを腕にパッチを張るだけで我慢するのと、軽いタバコを吸うのとでは、形態も刺激量も全く違ってしまいます。
より楽な禁煙を目指すという意味からは、実際にタバコを吸う行為を続けながらの方が楽であると判断しているのです。

|